ExpressVPNのエキスパートレビュー:まとめ
ExpressVPNは、安全性、通信速度、使いやすさが業界トップクラスのVPNで、他社より多機能です。しかし、同じような機能を提供している他のトップブランドと比べると、コストは割高です。この記事では、2024年にExpressVPNを購入する価値がある理由について詳しく解説していきます。
ExpressVPNは日本を含め94か国に3,000個以上のサーバーがあり、圧倒的な通信速度とセキュリティ機能を提供しています。ExpressVPNはAndroid、iOS、Windows、macOS、Linux、スマートテレビ、ゲーム機、スマートホーム端末、ルーターなどに対応しており、同時に5台まで接続できます。
ExpressVPNのテストしたところ、Netflixなどの動画配信サービスにアクセスでき、動画を再生しても、通信の妨げやラグ、バッファなどのトラブルはありませんでした。また、VPN通信を難読化する(隠す)ため、中国やイランなどの検閲国家でも使えます。
AES 256ビット暗号化、停止スイッチ、安全なプロトコルなど、VPNに期待したいセキュリティ機能のほかに、ExpressVPNには以下のような特長もあります。
- ログなし方針
ExpressVPNはユーザーデータを一切記録しないと約束しています(独立監査で実証済み)。 - スプリットトンネリング
VPNサーバーに経由させる通信とローカルネットワークで送受信する通信を選べます。 - Torに対応
Torネットワークを使用するときに追加のセキュリティ対策を実装します(TorノードにIPアドレスを見られないようにします)。 - Threat Manager(脅威マネージャー)
広告トラッカーによるブラウジングの監視を防止し、悪意のあるサイトをブロックします。 - ExpressVPN Keys
安全なパスワードマネージャーで、ExpressVPNの全プランで利用可能です。 - など…
ExpressVPNも非常に使いやすく、iOS、Android、Windows、Linux、macOSなど主なOSで利用でき、アプリは本当に素晴らしいでしょう。ルーター用アプリがある数少ないVPNの1つで、ExpressVPNが内蔵されたWi-Fiルーター「Aircove」も購入できます。
ExpressVPNは本当に素晴らしいVPNですが、iOSアプリにスプリットトンネル機能がないのは残念です((とは言え、iOSアプリにスプリットトンネルが備わっているVPNはほとんどありません)。些細なことですが、ExpressVPNには広告ブロッカーもありません。ほかの一流VPNは広告ブロッカーを提供していることが多いので、残念ですね。
まとめると、ExpressVPNは2024年に一番おすすめのVPNサービスです。安全性、通信速度、機能性、安定性は大満足のパフォーマンスで、全アプリが使いやすい設計となっています。
ExpressVPNは1か月、6か月、12か月プランがあります。一番お得なのは12か月プランで、1年目は大幅割引が適用され、契約期間が無料で3か月間延長されます。また、すべての契約にリスクなしの30日返金保証が適用されます。
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ExpressVPNの完全レビュー
数週間にわたる検証・調査の結果、ExpressVPNは間違いなく業界トップクラスのVPNだと断言できます。便利な機能が多く、高度なセキュリティ対策や厳格なログなし方針があり、VPN業界最速の優秀なサービスなのです。
安くはありませんが、コストパフォーマンスが高いのは間違いありません。また、当サイト限定の82%割引をご利用になれば、お買い得です。
ExpressVPNの特長
ExpressVPNは以下のようなセキュリティ機能を提供しています。
- AES 256ビット暗号化
軍用レベルの終端間暗号化により、ネット通信を他人に見られることはありません。 - ログなし方針
ExpressVPNは、個人情報、ネット通信、ダウンロードしたファイルなどのデータを一切記録しません。ExpressVPNのログなし方針は第三者の審査機関が検証済みです。 - 停止スイッチ(Network Lock)
VPNサーバーとの接続が途絶えると停止スイッチが自動的に作動し、データが誤って漏えいしないようにします。
ExpressVPNの魅力の1つは、全サーバーがRAMで動作しているため、ハードドライブに物理的にデータが保存されることは一切ないことです。サーバーを再起動するたびに、サーバー上のすべてのデータがきれいさっぱり削除されます。
また、ExpressVPNは全サーバーで独自DNSを提供し、すべてのDNSリクエストを自動的に暗号化します。DNSクエリを第三者に見られることはなく、サーバーの応答時間が短縮されます。
DNS漏えい対策だけでなく、ExpressVPNはWebRTCやIPv6の漏えい対策も万全です。ExpressVPNのデスクトップアプリとChrome、Firefox、Edge用ブラウザ拡張機能にはWebRTCを完全に無効にする設定があり。また、IPv6通信は自動的にブロックされます(VyprVPN ではIPv6を手動で無効にしなければなりませんから、ExpressVPNの方が便利です)。
ExpressVPNは次のプロトコルに対応しています。
- Lightway(TCP・UDP)
ExpressVPNの独自プロトコルです。オープンソースなので、ソースコードにセキュリティ上の脆弱性がないか誰でも検証できます(サイバーセキュリティ企業のCure53が2021年に行ったセキュリティ監査で、Lightwayは合格しました)。Lightwayはセキュリティが強く、とても高速です(コードベースがとても軽いため)。スピードテストではLightwayを選んだときに最速の結果が出ました。また、Lightwayはネットワークが勝手に切り替えられないようにする効果もあります。Wi-Fiからモバイルデータに切り替えても、VPN接続は途切れないわけです。LightwayはExpressVPNの全アプリで利用できます。 - OpenVPN(TCP・UDP)
大人気プロトコルであるOpenVPNは、オープンソースでセキュリティは優秀ですが、通信速度が大幅に低下する傾向があります。テストでOpenVPNはLightwayより50~60%遅いことが分かりました。OpenVPNはExpressVPNの全アプリで使えます。 - IKEv2/IPSec
セキュリティが強く高速で、Lightwayと同様にネットワークが勝手に切り替えられないようにします。しかし、スピードテストでIKEv2/IPSecはLightwayより40%遅いことが分かりました。また、Lightwayとは違い、ExpressVPNのAndroidアプリとLinuxアプリでIKEv2/IPSecは使えません。また、政府にブロックされやすいのも欠点です。 - L2TP/IPSec
セキュリティはまあまあで、通信は速めですが、テストでLightwayより30%遅いことが分かりました。さらに、ExpressVPNのすべてのアプリとサーバーがL2TP/IPSecに対応しているわけではなく、ネットワーク管理者とISP(インターネットサービスプロバイダ)にブロックされやすい傾向があります。他のプロトコルが使えない場合しかおすすめしません。
Android | iOS | Windows | macOS | Linux | ルーター | |
Lightway | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
OpenVPN | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
IKEv2/IPSec | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ | ❌ | ✅ |
L2TP/IPSec | ❌ | ❌ | ✅ | ❌ | ❌ | ❌ |
現在地をもとに自動的に最適なプロトコルに切り替わるようにしたい場合、プロトコル設定を「自動」にすると良いでしょう。
ExpressVPNはパーフェクトフォワードシークレシーにも対応しています。15分ごとに、またはVPN接続を終了するたびに、ネット通信の暗号化と復号化に使用する暗号化キーを変更する機能です。これにより、最近生成された暗号化キーがハッキングされても、機密データの安全性を確保できます(ハッカーは、ハッキングした暗号化キーで暗号化された通信を見ることができますが、それ以外の通信は見られません)。
このような標準的なセキュリティ機能のほかにも、ExpressVPNは追加のセキュリティ機能をいくつか提供しています。
スプリットトンネリング
ExpressVPNのスプリットトンネリング機能はとても便利で、Android、Windows、macOSで利用できます。他社の有料VPNだと、Windows・Androidでスプリットトンネリング機能を利用できるサービスが多いですが、macOSでこの機能を利用できるサービスはほとんどありません。ExpressVPNはMacでもスプリットトンネリング機能を利用できる数少ないVPNの1つなのです。この機能はmacOS 10.15以前で利用できます。macOS 11でも利用できるよう開発中です。
ExpressVPNのスプリットトンネリング機能を何度か試してみました。Torrentのダウンロード、VoIP通話(Voice over Internet Protocol、ネットを介した音声通話)、動画のストリーミング再生を行った際に試した結果、うまくいきました。さらに、Torrent通信をExpressVPNのサーバーに経由させながら、普段のローカルネットワークでインターネットサーフィンしたところ、すべての通信をVPNに経由させるより高速でした。
ExpressVPNのスプリットトンネリング機能はとても便利で、Samsung Galaxy、Windowsのパソコン、MacBook Proでも使いやすく、大満足でした。 些細なことですが、ExpressVPNのスプリットトンネル機能ではサイトやIPアドレスをVPNトンネルから除外できないのが欠点です。ProtonVPNならアプリとIPアドレスなどを除外できます。
まとめると、ExpressVPNのスプリットトンネリング機能は、特定の通信だけをVPNに経由させ、ほかの通信は普段通りローカルネットワークで送受信できる便利な機能です。ExpressVPNのスプリットトンネリング機能は設定オプションを増やしてもらいたいところですが、VPN経由にするアプリを指定できるのでほとんどのユーザーは満足できるはずです。さらに、機能はきちんと動作し、とても使いやすく設計されています。Macでもできる点は他社と差をつけています。
スピードテスト機能を搭載
ExpressVPNのソフトにはスピードテスト機能が搭載されているのですが、この機能を使うと一番高速なサーバーを素早く見つけることができます。待ち時間(端末がVPNサーバーと通信するのにかかる時間)とダウンロード速度でVPNサーバーのパフォーマンスを評価し、高評価のサーバー順に並べ替える機能で、WindowsとmacOSで利用できます。
ExpressVPNのスピードテスト機能の性能を確認したところ、とても正確でした。ExpressVPNが「一番おすすめ」と評価したサーバーと低評価のサーバーを比較したところ、一番おすすめのサーバーの方が高速でした。
この機能を使えば、毎回最速のVPNサーバーに接続でき、とても便利です。また、アプリにスピードテスト機能が搭載されている他社サービスはほとんどありません。ExpressVPNと同様、HMA VPNもアプリ内でスピードテストを行えますが、結果は不正確です。また、Hotspot Shieldもスピードテスト機能がありますが、接続されているサーバーの速度しか調べられず、最速のサーバー一覧は表示されません。
まとめると、ExpressVPNのスピードテストは便利でしょう。スピードテストは簡単に実行でき、外部ツールを使わなくても速度を確認できます。結果も正確で。このような機能があるサービスは少ないので、ユニークな機能と言えます。
難読化
ExpressVPNの魅力の1つは、全サーバーが難読化に対応していることです。難読化とは、VPNの使用を隠し、普通にブラウジングしているように見せる高度なツールです。すべてのVPN通信に対して保護が強化されます。
ExpressVPNによると、ネット検閲が厳しい国のユーザーも全サーバーが利用できるそうですが、中国のユーザー向けのサーバー地点が公開されています。インターネット検閲が厳しい国では、高度な技術を用いてVPN通信が検出・ブロックされますから、中国やイランなどでは使えないVPNが多いのです。しかし、ExpressVPNは全世界のユーザーがサーバーに接続できるよう、次のような取り組みを行っています。
- IPアドレスの更新。
ExpressVPNは頻繁にIPアドレスを変更しています。 - ディープパケットインスペクション(DPI)の回避。
DPIはVPNのプロトコルと通信を特定し、ブロックするために使用されることがあります。ExpressVPNの難読化ツールを使えば、DPIのブロックを回避しやすくなります。 - 異なるポートの使用。
ExpressVPNは、TCP ポート443を使っている「OpenVPN TCPプロトコル」でサーバーに接続することを推奨しています。このポートは、HTTPSサイトへのアクセスを可能にするHTTPS通信の転送に使われています。規制が厳しい国でも、このポートがブロックされる可能性は極めて低いと言えます。
ExpressVPNの全プロトコルが通信の難読化に対応しているのは素晴らしいでしょう。他の一流VPNは、OpenVPNプロトコルしか難読化に対応していないことがほとんどなのです。また、ExpressVPNによると、通信を難読化する場合はプロトコル設定を「自動」にすると良いそうです。
Private Internet AccessとPrivateVPNも優れた難読化ツールを備えています。Private Internet AccessはShadowsocksプロトコルを採用しており、7か国のサーバーに接続できます。PrivateVPNは独自のStealthVPN機能を用いています。この機能は設定(Settings)から有効にすることができ、あらゆる地点のサーバーに接続できるようになります。なお、Private Internet AccessとPrivateVPNの難読化機能を使うと、複数層の暗号化が行われるため、速度が低下することに注意しましょう。
しかし、ExpressVPNの難読化機能の方が使いやすく、他社より高速です。
ExpressVPN Keys(パスワード管理ツール)
ExpressVPN Keys(ベータ版)は優れたパスワード管理ツールで、すべてのパスワードをデジタルボルトに安全に保存できます。アカウントにログインする際、ExpressVPN Keysはログイン情報を自動入力してくれます。10件以上のサイトで何度も自動入力機能をテストしたところ、毎回うまくいきました。ExpressVPN Keysは、ExpressVPNの全プランで利用でき、ExpressVPNのサブスクリプションが終了してもパスワード管理ツールは無料で使い続けられるのは素晴らしいと思いました。
ExpressVPN Keysは、次のような必須の機能・特長があります。
- AES 256ビット暗号化
軍レベルの暗号化でパスワードが保護されます。 - ゼロ知識アーキテクチャ
ExpressVPN Keysにユーザーデータは保存されません。ログイン情報にアクセスできるのはあなただけです。 - マルチデバイスでの同期
すべてのデバイス間でログイン情報が同期されます。ExpressVPN KeysはExpressVPNのiOS・Androidアプリで利用できるほか、Windows・macOS・LinuxではChromeのブラウザ拡張機能として利用可能です。 - パスワード管理数とデバイス数は無制限
いくつでもログイン情報を保存でき、使用できるデバイス数も制限されていません。
ExpressVPN Keysにはパスワード生成ツールも内蔵されていますが、ログイン情報を作成・編集するときしか使えません。デバイス上のサードパーティアプリ(ゲームソフトや仮想通貨のウォレットなど)のパスワードを設定する際、ExpressVPN Keysで安全なパスワードを生成できないので、やや不便です。ExpressVPN Keysは数字、アルファベット、記号を含むパスワードを生成できます。最大55文字のパスワードを生成でき、ほとんどのユーザーは満足できるはずですが、「より複雑なパスワードを生成したい」「設定を柔軟に変えたい」という方には1Passwordがおすすめです。最大100文字のパスワードを生成できます。
1PasswordやDashlane、RoboFormなどの一流パスワード管理ツールが提供している追加機能はExpressVPN Keysに搭載されていません。パスワードのセキュリティ審査(保存されたすべてのパスワードを分析し、安全でないパスワード、使いまわしたパスワード、漏洩したパスワードについて警告する機能)、パスワードの共有(他のユーザーと安全にログイン情報を共有し、権限も設定できる機能)、2段階認証(マスターパスワードの他にもう1つの方法で本人確認すること)などには対応していないのです。
まとめると、他の一流パスワード管理ツールで利用できる多くの追加機能は用意されていませんが、ExpressVPN Keysは基本的なパスワード管理をきちんとこなせますから、ExpressVPNをすでに利用していて、「パスワードを安全に保存して自動入力したい」という方は満足できると思います。
MediaStreamer
MediaStreamerとは、ExpressVPNのスマートDNSサービスのことで、ExpressVPNのすべてのサブスクリプションで利用できます。MediaStreamerを利用すると、RokuやPlayStation、XboxなどVPNアプリをサポートしていないデバイスでもVPNを使えるようになります。なお、MediaStreamerを使ってもIPアドレスは変わらず、通信も暗号化されませんから、プライバシー保護や帯域制御対策には向きません(しかし、VPNより断然高速です)。
MediaStreamerは手動設定が必要ですが、デバイスごとに設定ガイドがあり、参考になります。アメリカの同僚がPlayStation 4にMediaStreamerを設定したところ、約5分で完了したそうです。また、MediaStreamerを活用してアメリカ版NetflixやHulu、アメリカ版アマゾンプライムなどの人気ストリーミングアプリを視聴できたと報告してくれました。
MediaStreamerはアメリカ以外の動画配信サービスにも対応しています。利用可能なサービス一覧は提供していませんが、ExpressVPNにライブチャットで問い合わせればMediaStreamerで特定の動画アプリが利用できるか教えてもらえるそうです。MediaStreamerがBBC iPlayerに対応しているかサポート担当者に質問したところ、対応しているとのこと。イギリスの同僚が確認した結果、「確かにうまくいった」と報告してくれました。
まとめると、MediaStreamerは使いやすいSmart DNSツールで、本来VPNに対応していないデバイスでVPNを使うのに役立ちます。セキュリティを強化することはできませんが、VPNより断然高速です。
Threat Manager(脅威マネージャー)
Threat Managerは、マルウェアやトラッカーが潜んでいるサーバーとの通信を防ぐ機能です。つまり、悪意のあるサイトへの通信がブロックされ(フィッシング対策)、広告トラッカーによるブラウジングデータの収集を制限するわけです(例えば、ニュースサイトやアプリでどの記事を読んだか知られなくなります)。
この機能をテストするため、iPhone XとMacBook ProをExpressVPNに接続し、不審なHTTPサイトへのアクセスを試みました。すると、Threat Managerはこれらのサイトへのアクセスを確実にブロックしてくれました。
Threat ManagerはExpressVPNのiOS、macOS、Linuxアプリで利用できます。
Threat Managerについて唯一不満だったのは、広告はブロックされないことです(Private Internet AccessのPIA MACE機能は広告もブロックしてくれます)。
Torに対応
ExpressVPNは全サーバーがTor(トーア)からの通信に対応しています。設定を変更しなくても、ExpressVPNのサーバーに接続したらすぐにTorブラウザを使い始めることができます。
また、ExpressVPNは.onion版の公式サイトがあるため、匿名で契約に加入しやすいのも嬉しいポイントです。ネット検閲の厳しい国でも安心してExpressVPNに加入できるわけです。
ただし、TorとVPNを併用すると通信がかなり遅くなることに注意が必要です。Torネットワークでは通信を複数回暗号化するのでもともと通信が遅いのですが、VPNを使うともう一度暗号化することになりますからさらに遅くなってしまいます。この機能を試したところ、サイトを読み込むのにかなり時間がかかり(10~15秒以上)、普段の通信速度と比べて70~80%も遅くなってしまいました。
しかし、.onionサイト利用することが多い方やTorを使用中に情報漏えいを防ぎたい場合はExpressVPNがおすすめです。ただし、まだTorブラウザをダウンロードしていない場合、ProtonVPNならOperaやChromeなどのブラウザでも.onionサイトにアクセスできますから、そちらの方が便利かもしれません。
ExpressVPN:プライバシー保護・セキュリティ対策
ExpressVPNは厳しいログなし方針があります。IPアドレス、アクセスしたサイト、ダウンロードしたファイルなどの情報を記録されません。ExpressVPNのプライバシー方針を読んでみたところ、記録する情報はメールアドレス(コミュニケーションのため)、支払い情報(返金を処理するため)、どのVPNアプリをダウンロードしたかだけだそうです。ほかにも、サポートチームとのやり取り(利用体験を改善するため)とデータの使用量(サービスを悪用しているユーザーをモニタリングするため)も記録しています。
また、ExpressVPNのアプリをダウンロードした際、診断情報(スピードテストのデータやクラッシュレポート、VPNとの接続に失敗したときの情報)を共有するか選べるのは素晴らしいでしょう(診断データを共有するか選べないVPNもあります)。「データを共有する」を選んでも、個人情報は一切含まれないので安心です。
ExpressVPNのログなし方針は複数の独立審査を受けているのは良いと思います。2018年にサイバーセキュリティ企業のCure53が行ったExpressVPNのChrome拡張機能の審査によると、ExpressVPNはセキュリティ・プライバシーに関する重要な基準に準拠していることが確認できたそうです。1年後に審査機関のPricewaterhouseCoopers(PwC)もExpressVPNはプライバシー方針に準拠していること、TrustedServer技術によってサーバーを再起動するたびにユーザーデータが削除されていることを確認できました。とは言え、ExpressVPNのノーログポリシーが監査されたのはしばらく前ですから、もう一度監査を受けて欲しいですね。
ExpressVPNのWindowsアプリは2021年にサイバーセキュリティ企業「F-Secure」によるセキュリティ監査を受けており、2022年にも再監査されています。重大なセキュリティ上の問題は見つかりませんでした。発見されたのは重要度の低い問題だけで、すぐに修正されました。
ExpressVPNの本社は、5・9・14アイズ(機密情報の共有を合意した同盟)に非加盟の英国領ヴァージン諸島にあります。英国領ヴァージン諸島ではデータ保持を義務付ける法律がなく、ExpressVPNにユーザーデータの開示を命令できるのは英国領ヴァージン諸島の最高裁だけです。ExpressVPNはもともとログを記録していませんから、命令されてもデータを引き渡すことはできません。
2017年トルコのロシア大使の暗殺の捜査で、トルコのサーバーが当局に押収さられたとき、ExpressVPNがノーログポリシーを守っていることが実証されました。ExpressVPNのサーバーに、暗殺者のGmailとFacebookアカウントを削除したとされる人物の情報(IPアドレスなど)が含まれていると疑われており、重要な証拠が残されていると思われたのですが、サーバーには捜査官が使えるユーザーデータが残っておらず、ExpressVPNがノーログポリシーを確実に守っていることが証明されたのです。
まとめると、ExpressVPNは独立審査済みで透明性の高いログなし方針があり、5・9・14アイズ同盟に加盟していない国に本社があるのでプライバシー保護に有利です。
ExpressVPN:通信速度とパフォーマンス
VPNの平均速度を見極めるため、ExpressVPNのサーバーに接続した状態で何度もスピードテストを行いました。通信が一番速かったのは、近くのVPNサーバー(ルーマニア)に接続しているときでしたが、アメリカやオーストラリアなど遠くの国のサーバーでも速度は驚くほど速いことが分かりました。
ExpressVPNが高速である理由の1つは、最高水準の10Gbps(10ギガビット毎秒)のサーバーを採用しているからです。ギガビット毎秒とは、サーバーが1秒あたりに転送できる帯域量の単位で、サーバーが処理できる帯域が大きいほど、データの転送が遅くなりにくくなります。これにより、データをより高速で転送できるようになります。
さらに、ExpressVPNは最近、既存の1Gbpsサーバーをすべて新しい10Gbpsサーバーに交換しました。そのため、より高速で安定した接続が期待できます。
まず、通信速度のベースラインを把握するために、ExpressVPNのサーバーに接続していない状態でスピードテストを行いました。
次に、ExpressVPNのスマートロケーション機能を使って最速のVPNサーバーに接続しました(ルーマニアのサーバーにつながりました)。通信の遅れはほとんどなく、遅いと感じずにインターネットサーフィンやストリーミングを行えました。
次に、アメリカのサーバーに接続しました。ダウンロード速度はやや遅くなりましたが、サーバーとの距離は7,703キロですから、想定内です。しかし、通信が少し遅くなっても利用体験にはほとんど影響しませんでした。HD・4K動画はすぐに再生され、オンラインゲームもラグなしでプレイできました。
最後に、オーストラリアのサーバーを試してみました。オーストラリアのサーバーはアメリカより遠いのですが、ダウンロード速度・アップロード速度はオーストラリアのサーバーの方が速かったのは驚きました。HD画質で動画を視聴できましたが、4~5秒間だけSD画質で再生されてからHD画質に切り替わることが時々ありました。YouTubeでは、1080p画質の動画をすぐに読み込めましたが、4K画質のビデオは読み込むのに数秒かかりました。また、70GBのトレントファイルを約2時間でダウンロードでき、非常に高速です。
OpenVPNとLightwayという2つのプロトコルのうち、どちらの方が通信が速いのか判定するため、両方のプロトコルでスピードテストを行ったところ、Lightwayの方が圧倒的に速いことが分かりました。ルーマニアとオーストラリアのサーバーに接続して2種類のプロトコルを試しました。ルーマニアのサーバーでは、OpenVPNはLightwayより53%遅かったです。また、オーストラリアのサーバーでは、OpenVPNの方が75%遅かったです。
ただし、ルーマニアのネット通信はもともとかなり速いため、外国では違った結果となる可能性があります。そこで、アメリカの同僚にもスピードテストを実施してもらいました。
今回もExpressVPNサーバーに接続していない状態でスピードテストを行います。
次に、スマートロケーション機能を使って最速のサーバーに接続しました。ニューヨークのサーバーにつながりました。私が近くのサーバーに接続したときと同じように、同僚がExpressVPNのサーバーに接続したときもネットサーフィンやストリーミングが遅いと感じることはなかったそうです。
次に、イギリスのサーバーに接続しました。応答時間はかなり長くなりましたが、ダウンロード速度は15%しか低下しませんでしたから、とても高パフォーマンスだと言えます。また、Torrentのダウンロード中もダウンロード速度は早く、2度VoIP通話を行ったところ、問題はありませんでした。
最後のスピードテストで、同僚は一番遠距離のオーストラリアのサーバーに接続しました。通信速度への影響が予想より少なかったことに驚いたそうです。ネットサーフィンしたとき、普段よりサイトの読み込みが2~3秒しか長くならず、コンテンツをストリーミングしたところ、HD画質の動画が5秒以内にロードし、HD画質を維持できました。
まとめると、ExpressVPNは通信が最速のVPNの1つだということが分かりました。スピードテストではサーバーとの距離によらず通信速度はとても速く、複数のストリーミングサイトでHD画質の動画を視聴できました。Torrentファイルをダウンロードするときも高速通信を維持でき、遠距離サーバーでもほんの数秒で映画やドラマをロードできました。
ExpressVPN:サーバー・IPアドレス
ExpressVPNは94か国、160か所以上に3,000個以上のサーバーを配備しています。これはかなり多く、国によらず必ず近くにサーバーがあるはずです。
ExpressVPNは全サーバーがP2P通信に対応しているので、近くのサーバーに接続して素早くTorrentをダウンロードできます(ProtonVPNなど多くのVPNは専用サーバーでしかP2P通信を許可していません)。また、ExpressVPNは全サーバーが難読化に対応しています。一部のサーバーしか対応していないサービスより便利でしょう。
他のレビューでは、ExpressVPNは通信を難読化する「ステルスサーバー」を提供していると書かれていますが、これは事実ではありません。実際はプロトコル設定を「自動」または「Lightway」にすれば、全サーバーで通信が難読化されます。アプリ内に「ステルスサーバー」というカテゴリはないのです。ライブチャットとメールで5人のサポート担当者に「ステルスサーバー」について問い合わせたのですが、ExpressVPNのアプリにそのようなサーバーカテゴリはないと教えてくれました。
ExpressVPNの大半のサーバーが物理サーバーです(接続先の国に物理的に設置されていて、速度が速い傾向があります)が、接続先の国とは別の国に設置された仮想サーバーも提供しています。ExpressVPNは仮想サーバーが実際にどこにあるのか開示しているのは良いと思いました。仮想サーバーの実際の位置はオランダ、ブラジル、シンガポール、香港、イギリスです。
ExpressVPNのサーバーに接続すると、共有IPアドレスを使用することになります。つまり、複数のユーザーが同じIPを使用するわけです。ほかのユーザーのデータと自分のデータを区別できなくなるため、個人を特定できなくなり、プライバシーを守ることができます。残念ながら、現段階では専用IPアドレスは利用できません。別料金がかかりますが、Private Internet AccessとCyberGhost VPNは専用IPアドレスを提供していますし、PrivateVPNは一部のプロトコルで専用IPアドレスを利用できます。
まとめると、ExpressVPNは世界各国に多数のサーバーを配備していて、すべてのサーバーがP2P通信と難読化に対応しています。ExpressVPNはほとんどの国に物理サーバーを用意しており、利用できる共有IPアドレスはたくさんあります。
ExpressVPN:動画の視聴
人気の動画配信サービスだけでなく、知名度の低い動画サイトなど、65以上の動画配信アプリが利用できますから、ExpressVPNは動画の視聴に一番おすすめのVPNです。また、3,000+台を超える全サーバーがストリーミングに対応しているのも素晴らしいでしょう。ProtonVPNなど一部のVPNは、専用サーバーでしか動画配信サービスにアクセスできないので、やや不便です。
ExpressVPNはNetflixに一番おすすめのVPNでもあります。いつも確実にアクセスできます。サーバーに接続された状態でいつもルーマニア版Netflixを見ることができ、プロキシエラーは一切発生しませんでした。アメリカとイギリスの同僚も、それぞれExpressVPNでアメリカ版とイギリス版Netflixを視聴できたそうです。カスタマーサポートに問い合わせたところ、ExpressVPNは10か国以上のNetflixライブラリに対応していることが確認できました。また、サポート担当者によると、特定の国のNetflixライブラリにアクセスできるかExpressVPNのライブチャットで調べられるそうです。とても便利ですね。
Netflixだけでなく、ExpressVPNはHuluやAmazonプライムビデオ、BBC iPlayer、Disney+など、主要な動画配信サービスにもアクセスできます。さらに、CrunchyrollやVRV、HBO Max、DAZN、RaiPlay、Now TV、ESPN、TVNZ、Antena 3、Channel 4、Sling TV、Apple TV+、Sky Goなどにも対応しています。ExpressVPNの公式サイトには、利用可能な動画配信サイト一覧が掲載されています。特定の動画配信サービスが見られるか、一目で分かりますから、ライブチャットで問い合わせるより便利ですね。
まとめると、ExpressVPNはストリーミングにおすすめです。100以上の動画配信サービスに対応しています(Netflix、Hulu、ディズニープラスなどの人気サイトを含む)。
ExpressVPN:トレント
ExpressVPNはトレントに完全対応しています。2024年にトレントにおすすめのVPNで第1位にランクインしているほどです。90か国以上に3,000+台を超えるサーバーがありますが、全サーバーでP2P通信が許可されていて、とても便利です。他社の場合、専用サーバーでしかトレントが許可されていないことがあります。例えば、HMA VPNは6か国のサーバーしかP2P通信に対応していないので、近くにP2P対応サーバーがないこともあり、高速でダウンロードできないかもしれません。
6個の主要なP2Pアプリ(qBittorrent、Vuze、Deluge、uTorrent、BitTorrent、Transmission)でExpressVPNをテストしたところ、トラブルに遭遇することなく、確実にうまくいきました。qBittorrentが最速でしたが、他のトレントクライアントでも高速でダウンロードできました。
qBittorrent | ✅ |
Vuze | ✅ |
Deluge | ✅ |
uTorrent | ✅ |
BitTorrent | ✅ |
Transmission | ✅ |
ExpressVPNはポートフォワーディング機能もあるので、より多くのピアに接続してダウンロードを高速化できますが、この機能が使えるのはルーターアプリだけです。とはいえ、ルーターアプリはとても簡単にインストールでき、使いやすいと思いました。6~7分程度でルーターへの設定とポートフォワーディングの有効化が完了し、Windows PCのP2P通信が約10%高速化できました。
ExpressVPNはキルスイッチと完全な漏洩対策があるので、安全にトレントできます。トレントをダウンロード中にデータが流出するリスクはありません。トレントをダウンロードする前に、ExpressVPNに内蔵されている漏洩テストツールとサードパーティサービスを使って10か国以上のサーバーで漏洩テストを行った結果、データ漏洩は一切検出されませんでした。また、他のピアに実際のIPアドレスが公開されていないか確認するために、3つのトレントクライアントでIPアドレス漏洩テストを行ったところ、ExpressVPNのIPアドレスしか公開されていませんでした。
トレントをダウンロードする際はExpressVPNのThreat Manager(脅威マネージャー)も使うことをおすすめします。不正サイトへの接続をブロックする機能で、デバイスをマルウェアに感染させる偽のP2Pプラットフォームもブロックされます。怪しげなトレントサイト5件でThreat Managerを試したところ、すべてブロックできました。
まとめると、ExpressVPNはP2Pに一番おすすめのVPNであると言えます。全サーバーがP2Pに対応していて、ルーターアプリにポートフォワーディング機能があり、漏洩対策は優秀です。
ExpressVPN:ゲームへの対応
ExpressVPNはゲームにおすすめです。Steamで「Dota 2」や「Counter-Strike: Global Offensive」などのオンラインゲームをスムーズにプレイできました。まず、アメリカの遠距離サーバーに接続し、約35GBのDota 2をダウンロードしたところ、15分程度で完了しました。これはかなり高速です。また、同じアメリカのサーバーでプレイしたところ、Ping値は平均的(113~119ミリ秒)でしたが、速度低下や通信の途切れ、フリーズするなどのトラブルはありませんでした。
ExpressVPNに接続するとIPアドレスが変わりますから、DDoS攻撃(分散型サービス妨害:大量のデータを送信して強制的にオフラインにすること)のターゲットになることはありません。さらに、ExpressVPNの全サーバーでDDoS攻撃対策が行われているのは本当に素晴らしいですね。つまり、他のゲーマーにDDoS攻撃を仕掛けられたとしても、あなたのIPアドレスではなくExpressVPNのIPアドレスがターゲットとなり、攻撃を避けられます(実際のIPアドレスの安全は保たれます)。
また、ExpressVPNは、クラウドゲームサービス(タブレットやスマホなどのモバイル機器にゲームを配信するサービス)をサポートしている数少ないVPNの1つです。Google StadiaやPlayStation Now、GeForce Nowなど、人気のクラウドゲームサービスが利用できます。10か国以上のExpressVPNのサーバーに接続し、Google StadiaでRisk of Rain 2とFar Cry 6をプレイしたところ、Ping値が改善され、安定して安全な通信となりました。
また、ExpressVPNはルーター用アプリを提供しており、インストールは簡単です(他社の場合、ルーターに手動設定しなければならず、手間がかかります)。そのため、XboxやPlayStationコンソールなど、VPNに対応していないゲーム機でも簡単に使いこなせます。ルーターにExpressVPNを設定したのですが、わずか7~8分で完了し、PlayStation 4で「Elden Ring」を安全にプレイできるようになりました。 ExpressVPN独自のルーター「Aircove」を購入することもできます。このルーターは最速1,200Mb/秒で、VPNのすべての機能が使えます。
まとめると、ExpressVPNはゲームに最適なVPNです(2024年にゲームにおすすめのVPNとして第1位にランクインしています)。近くのサーバーでも遠くのサーバーでも、ゲーム通信は速く、全サーバーでDDoS攻撃対策が行われています。クラウドゲームサービスにも対応しており、インストールしやすいルーター用アプリを使えばVPN非対応機器でも安全にゲームを楽しめます。
ExpressVPN:ネット規制の回避
ExpressVPNは難読化でVPN通信を隠すため、中国やイラン、ロシア、サウジアラビア、インドネシアなど、制限の厳しい国でも使えます。
また、ExpressVPNは世界中にサーバーがあるのが素晴らしいでしょう。インターネットが規制されている国でも、近くのサーバーに接続すれば高速通信が期待できます。例えば、中国ではシンガポールや日本、サウジアラビアではイスラエルやキプロスのサーバーに接続すると良いでしょう。
ExpressVPNのプランと価格
ExpressVPNは業界でも比較的割高ですが、当サイトの82%割引をご利用いただくと、わずか$6.25 / 月でゲットできます。
ExpressVPNは1か月、6か月、12か月プランがあり、サブスクリプション形式となっています(12か月プランは無料で3か月延長となります)。 一番お得なのは12か月プランですが、Private Internet AccessやCyberGhostVPNなどの他社サービスの12か月プランより割高です。
ExpressVPNだと1つの契約で5台の端末を接続できますから、トップクラスのVPNとしては平均的です。ちなみに、CyberGhostは7台、IPVanishは何台でも接続できます。
ExpressVPNは、クレジットカード、PayPal、Bitcoinのほか、Mint、Giropay、UnionPayなど11種類の支払い方法に対応しているPaymentwallで支払うことができます。全プランが30日間返金保証付きです。
まとめると、ExpressVPNはトップクラスのVPNと比べると高価格ですが、圧倒的な通信速度、強力なセキュリティ対策・プライバシー保護、ほぼ文句なしの機能性など魅力が満載なのでコストパフォーマンスは抜群です。
ExpressVPNの使いやすさ:モバイル・デスクトップアプリ
ExpressVPNは、Android、iOS、Windows、macOS、Linux、Chromebook、Kindle Fire、Wi-Fiルーター用のアプリを用意しています。インストールはとても簡単で、ExpressVPNをSamsung Galaxy、iPhone X、Windows 10、MacBook Proにそれぞれ1〜2分でダウンロード・インストールできました。
ExpressVPNのインストール方法【3ステップで簡単】
- ステップ1:ExpressVPNに加入します。ニーズに合ったプランを選び、アカウント登録しましょう。
- ステップ2:アプリをダウンロードし、インストールします。インストールウィザードの指示に従うだけです。
- ステップ3:VPNアプリを開きます。ワンクリックでサーバーに接続できます。これで安全にブラウジングできるようになりました。
Android
ExpressVPNのAndroidアプリは機能が豊富で使いやすい設計です。Samsung Galaxyでも問題なくインストールでき、直感的に使えるデザインです。
アプリを開くと、ホーム画面からスマートロケーションツールを使って最適なVPNサーバーに素早くするか、最近接続した2つの地点を選ぶことができます。スマートロケーションをタップすると、おすすめのロケーションがいくつか表示され、全サーバーを一覧で見ることもできます。
画面左上の3本線アイコンをタップすると、メニューが表示されます。設定画面では自動接続の有効化、スプリットトンネリング機能の仕様、ネットワーク設定の変更、プロトコルの選択などの設定があります。利用できるプロトコルに関して、AndroidアプリではLightwayとOpenVPNが利用できます(ただし、ExpressVPNは通信速度とセキュリティ対策が最高になるようにプロトコルを選択してくれますから、理由がなければそのままにしておくのがおすすめです)。
もう1つ便利なのはショートカット機能です。ExpressVPNアプリのホーム画面にお気に入りのアプリのショートカットを作成できます。VPNに接続したら直ちに別のアプリを開ける仕組みです。スマホのホーム画面に戻らなくて済むため、時間の短縮になります。
プライバシー&セキュリティツールのタブではIP・DNS・WebRTCの漏えいテストが利用できます。
ExpressVPNのAndroidアプリではNetwork Lock機能が利用できませんが、「VPNに接続・再接続できない時にインターネット通信をブロックする」という設定はNetwork Lockとほぼ同じです。ExpressVPN Keysも利用できますが、Threat Managerはありません。Androidアプリではスピードテストツールも使えませんが、大した欠点ではないでしょう(ExpressVPNは高速サーバーがほとんどだからです)。
まとめると、ExpressVPNのAndroidアプリは業界最高レベルです。非常に使いやすく、素早く簡単に接続でき、便利なセキュリティ機能や圧倒的な通信速度など、魅力が満載です。
iOS
ExpressVPNのiOSアプリはAndroidアプリとよく似ています。ただし、iOSアプリにはスプリットトンネル機能はありません (この機能があるのはTunnelBearだけです)。また、LightwayとIKEv2/IPSecプロトコルに非対応で、Threat ManagerとExpressVPN Keysもありません。
ExpressVPNのiOSアプリはNetwork Lock機能がありますが、Lightwayプロトコルを選ぶ必要があります。iOSアプリにはキルスイッチがないVPNが多いなか、Network Lock機能があるのは素晴らしいでしょう。
まとめると、ExpressVPNのiOSアプリは優れた設計です。スプリットトンネル機能はありません(ほとんどのVPNはiOSアプリにスプリットトンネル機能があります)が、パスワード管理ツールやキルスイッチなど、その他のセキュリティ機能は充実しています。
Windows・Mac(デスクトップパソコン)
Windows 10のパソコンとMacBook ProにExpressVPNアプリをインストールしてみました。モバイルアプリ同様、スマートロケーションで最適なVPNサーバーに接続するか、最近接続したサーバーに接続できます。
メニューアイコンをクリックすると全サーバー地点が表示され、オプションメニュー、スピードテスト、カスタマーサポートへの問い合わせなどが利用できます。
オプションメニューには、停止スイッチやスプリットトンネリングなどのセキュリティ機能、プロトコルオプション、詳細設定などがあります。ニーズに合わせてVPNを設定することもできますが、ExpressVPNは重要な機能を最適なデフォルト設定にしてくれるため、手動で有効・無効を切り替える必要がないのはとても良いと思います。
また、ExpressVPNはmacOSでスプリットトンネリング機能が利用できる数少ないVPNの1つですが、macOS 10.15以前でしか利用できないことに注意しましょう(今のところ、macOS 11.0では利用できません)。
また、ExpressVPNはmacOSでスプリットトンネル機能が利用できる数少ないVPNの1つですが、macOS 10.15以前でしか利用できないことに注意しましょう(今のところ、macOS 11.0以降では利用できません)。macOSアプリにはThreat Manager(脅威マネージャー)もあります。両方のデスクトップアプリで同じプロトコルが利用可能ですが、macOSアプリではL2TP/IPSecは使えません(安全性が低いプロトコルなので大した欠点ではありません)。
ブラウザ拡張機能(Chrome・Firefox・Edge)
他社のVPNブラウザ拡張機能(CyberGhost VPNなど)は単なるプロキシであることが多いですが、ExpressVPNの拡張機能は違います(プロキシを使うとIPアドレスは変更されますが、通信は暗号化されません)。ExpressVPNの拡張機能を使えば、デバイス上のVPNアプリを遠隔からコントロールできるので、データは暗号化されます。つまり、ExpressVPNのブラウザ拡張機能はブラウザの通信だけでなく、デバイス全体の通信を保護でき、セキュリティを強化できるわけです。
ExpressVPNのブラウザ拡張機能はとても使いやすく、日本語に対応しています。拡張機能のデザインはすべてのブラウザで同じなので、複数のブラウザを使い分けている方もすんなり習得できます。クイック接続機能があり、ナビゲーションしやすいと思います(サーバーに平均5秒で接続できます)。設定と機能に説明があるのも気に入りました。
拡張機能は多機能です。スプリットトンネル機能はありませんが、便利なセキュリティ機能があります。例えば「HTTPS Everywhere」を有効にすると、HTTP版サイトではなくHTTPS版サイトに自動で接続されます(可能な場合)。HTTPS版サイトは暗号化でユーザーデータを守るため、HTTP版サイトより安全なのです。この機能をテストするため、10個のHTTPサイトにアクセスしようとしたところ、必ずHTTPS版サイトに接続されました。
ExpressVPNの拡張機能には、HTML5のジオロケーションがデバイスの位置情報を特定しないようにする機能も備わっています(HTML5ジオロケーションは、GPSデータ、Wi-Fiネットワーク、携帯電話基地局から現在地を特定できます)。つまり、ブラウザとVPNサーバーのIPアドレスの位置情報が一致するようにし。
些細なことですが、唯一不満なのは、ExpressVPNのブラウザ拡張機能が使うにはWindows、macOS、Linuxアプリをインストールしなければならないことです。場合によっては不便かもしれません。ですが、全体的にExpressVPNのブラウザ拡張機能はトップクラスでしょう。安全で使いやすく、多機能です。
ルーター用アプリ
ルーターでVPNを使いたい場合、手作業で設定しなければならないことがほとんどで、設定作業は難しく、手間がかかります。しかし、ExpressVPNはルーター専用アプリがある数少ないVPNの1つで、容易にインストールできます(VyprVPNもルーター用アプリを提供していますが、ExpressVPNほど使いやすいとは言えません)。ExpressVPNのルーター用アプリは、NetgearやAsus、Linksysなどの大手メーカーのルーターで利用できます。
また、ExpressVPNが内蔵されたルーター「Aircove」も購入できます。他社のルーターより安く、設定と使用は簡単で、速度も優秀です。ExpressVPNによると、Aircoveは多数のデバイスをサポートしているそうです。
実際にルーター用アプリを設定したところ、とても簡単で、8分ほどで完了しました。設定の流れは次のとおりです。
- ExpressVPNのルーター用アプリをダウンロードする
- アプリをルーターにアップロードする
- ルーターが再起動するのを待つ
- アプリを設定する
ExpressVPNはルーター機種ごとに多数の設定ガイドを提供しており、手順ごとに解説されているのでとても参考になりました。
ExpressVPNのルーター用アプリはとても使いやすいでしょう。ダッシュボードはモバイルアプリやデスクトップアプリと似ていて、すぐに使い方が分かります。クイック接続機能(スマートロケーション)も利用可能で、簡単にサーバーを探して接続できます。
Device Groups(デバイスグループ)機能もとても便利です。デバイスを最大5つのグループに整理できます。例えば、パソコン、モバイル、スマートテレビとゲーム機のグループをそれぞれ1つ作成できるのです。デバイスは最大5か所に接続できます(1か所にしか接続できないVPNがほとんどです)。
「VPNに接続しないがMediaStreamerは使う」というデバイスグループも作成できます(MediaStreamerとはExpressVPNのSmart DNSのことで、動画の視聴に役立ちます)。デバイスグループの作成はとても簡単で、ドラッグ&ドロップでデバイスを別のグループに移動できるのも非常に便利だと思いました。
ExpressVPNのルーターアプリはLightwayプロトコルに対応していますから、すべてのデバイスで超高速通信となります。ルーター用アプリの設定後、Windows 10のパソコン、Androidのスマホ、ノートパソコン、スマートテレビ、PlayStation 4でパフォーマンスをテストしました。その結果、動画の視聴やブラウジング、トレントを行っても、サーバーとの距離によらず安定した高速通信でした。
さらに、ルーターアプリではポートフォワーディングを有効にできるので、すべてのデバイスでトレントのダウンロード速度を高速化できます。
まとめると、ExpressVPNはルーター用アプリを提供している数少ないVPNの1つです(インストールしやすく、使いやすいのも素晴らしいでしょう)。ルーター用アプリは数多くのルーター機種に対応しており、最大5か所にデバイスを接続できます。
ExpressVPNアプリの使いやすさは?
ExpressVPNのアプリはすべてとても使いやすく、多機能です。
いくつか例外はありますが、OSによらずほぼ同じ機能が利用できます。iOSアプリはショートカット機能とスプリットトンネルがありません。また、macOSアプリでスプリットトンネルが使えるのはmacOS 10.15以前だけです。AndroidとWindowsアプリはThreat Manager、デスクトップアプリはExpressVPN Keysがありません。
以上のように若干の差はありますが、アプリの機能はほぼ同じで、期待通りスムーズに動作します。また、ExpressVPNはルーター用アプリを提供している数少ないVPNの1つで、とても使いやすいと思いました。さらに、ブラウザ拡張機能は安全性が高く、デスクトップアプリを遠隔から操作できるのが便利です。
Android | iOS | Windows | macOS | Linux | ルーター | |
GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース) | ||||||
キルスイッチ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
スプリットトンネル | ✅ | ❌ | ✅ | ✅(macOS 10.15以前) | ❌ | ✅ |
Threat Manager(脅威マネージャー) | ❌ | ✅ | ❌ | ✅ | ✅ | ❌ |
ExpressVPN Keys | ✅ | ✅ | ❌ | ❌ | ❌ | ❌ |
ショートカット | ✅ | ❌ | ✅ | ✅ | ❌ | ❌ |
スピードテスト | ❌ | ❌ | ✅ | ✅ | ❌ | ❌ |
ExpressVPN:カスタマーサポート
ExpressVPNには、トラブルシューティングガイドや動画チュートリアルが充実していて、24時間年中無休体制ライブチャットサポートとメールサポートがあります。動画チュートリアルは英語のみですが、メールとチャットのサポートは日本語で対応しています。電話によるカスタマーサポートはありませんが、母国語のルーマニア語でチャットしたところ、カスタマーサポートは私の質問を理解し、問題を解決してくれました。
ExpressVPNのトラブルシューティングガイドやチュートリアルは情報が豊富で読みやすく書かれています。アプリのインストール方法、端末でExpressVPNにサインインして設定する方法の動画チュートリアルが用意されているのはとても便利でした。初めてVPNを利用する人にとってとても役立ちますね。(ちなみにIPVanishも動画チュートリアルを提供しています)。
ライブチャットの対応を調べるため、平日と週末に2回問い合わせてみました。すると、15秒以内につながり、サポートスタッフははっきり分かりやすく質問に答えてくれました。
また、メールサポートの対応を調べるため、ExpressVPNに3回メールを送りました。回答は6~7時間以内に届き、内容も詳しかったので満足です。
また、必要な場合、ExpressVPNのカスタマーサポートとのやり取りをメールで送ってもらうこともできます。質問内容を保存しておけるので、忘れても再度質問しなくて済みます。
まとめると、ExpressVPNのカスタマーサポートは素晴らしいでしょう。便利なサポートガイドと24時間年中無休のライブチャットがとても良いと思いました。ライブチャットはメールサポートより対応が速いのでおすすめです。また、チャットのやり取りをメールで送ってもらうこともできますから、後で参考にすることができます。
ExpressVPNは本当に2024年最高のVPNでしょうか?
ExpressVPNは、通信が圧倒的に速く、高度なセキュリティ機能があります。5台まで同時に接続でき、主要なデバイスに対応しています。また、多数の動画配信サイトを利用でき、とても使いやすいサービスです。
ExpressVPNの全サーバーがP2P通信に対応していて、中国やトルコ、ベトナム、サウジアラビア、エジプト、シリア、チュニジア、ロシア、イランなどネット検閲が厳しい国でも利用できます。
ExpressVPNに接続中は常に高速通信を維持しました。遠距離のサーバーに接続していても速度はあまり遅くならず、快適にインターネットサーフィンしたり、HD画質でコンテンツをストリーミングしたり、大きなファイルをダウンロードしたりできました。ExpressVPNが独自に開発したLightwayプロトコルはOpenVPNやWireGuardなど人気のVPNプロトコルより高パフォーマンスでした。
ExpressVPNは、AES 256ビット暗号化、ログなし方針(独立審査・検証済み)、停止スイッチ、包括的な漏えい対策などでユーザーデータをしっかり守っています。サーバーはRAMメモリだけで動作しているため、再起動するたびにすべてのデータが削除されます。Threat Manager(脅威マネージャー:トラッカーをブロックし、不正サイトのアクセスを防止する機能)とExpressVPN Keys(単純でありながらも安全なパスワード管理ツール)も利用できます。また、万が一トラブルが発生した場合は、ExpressVPNのカスタマーサポートにはライブチャットやメールで問い合わせることができ、24時間年中無休で対応してくれます。
まとめると、ExpressVPNは2024年総合ランキング第1位のVPNです。超高速でセキュリティ機能も充実しており、使いやすいのが魅力的です。ExpressVPNはほかのトップクラスのVPNより高価格ですが、コストパフォーマンスは抜群です。また、全プランが30日返金保証付きなので安心して加入できます。
よくある質問
ExpressVPNは無料ですか?
いいえ、ExpressVPNは無料プランを提供していません。ただし、30日間返金保証があるので、最初の1か月間はリスクなしでサービスを試してみることができます(返金保証を試してみたところ、返金を請求してから4日後に口座に全額が返金されていました)。
無料VPNはたくさんありますが、おすすめできないものが大多数です。無料VPNのほとんどは基本的なセキュリティ機能さえ提供していませんし、通信速度が遅く、通信量に上限がかかっていたり、たくさん広告が表示されたり、ネット通信を監視したりしています。一方、プレミアムVPNは素晴らしいセキュリティ対策・プライバシー保護機能を提供していて、通信も圧倒的に速いため、ネットの利用体験を妨害しません(ExpressVPNはほかにもたくさんの魅力があります)。
ExpressVPNは中国で利用できますか?
はい、ExpressVPNは、中国などネット検閲の厳しい国で利用できます。ネット検閲が行われている国に住んでいる場合やそのような国に渡航する場合、ExpressVPNがおすすめです。また、ExpressVPNは安全かつ高速で、使いやすく、すべての主要なOSに対応しています。
ExpressVPNでNetflixにアクセスできますか?
はい、ExpressVPNはNetflixに対応しています。さらに、サポートに確認を取ったところ、10以上のNetflixライブラリに対応していることが分かりました。ExpressVPNは通信が速いので、HD画質・4K画質でもNetflixのドラマや映画を視聴でき、ロードやバッファで長時間待たされることはありませんでした。ExpressVPNの全サーバーがストリーミングに対応しているのも気に入りました。他社サービスだと、ストリーミング専用サーバーを使用する必要があるのでやや不便です。
さらに、ExpressVPNはBBC iPlayer、Amazonプライムビデオ、Disney+、FuboTVなど、人気の動画配信アプリにも対応しています。
ExpressVPNは安全ですか?
はい。ExpressVPNは業界で最も安全なVPNの1つです。AES 256ビット暗号化を採用しており、キルスイッチが備わっています。また、厳格なノーログポリシーを守っていることが独立監査で実証されています。また、厳しいログなし方針は独自審査で検証済みです。ExpressVPNのサーバーはRAMだけで実行されているため、再起動するたびにすべてのデータが一掃されます。さらに、WebRTC、DNS、IPv6などのデータ漏えい対策機能もあります(試したところ、データ漏えいは一切確認されませんでした)。さらに、Threat Manager(悪質なトラッカーや偽サイトの対策機能)とExpressVPN Keys(ログイン情報を守る便利なパスワード管理ツール)も利用できます。
ExpressVPNを使うとネット通信が遅くなりませんか?
VPNは通信を暗号化・復号化するため、データがウェブ上を移動するのに時間がかかります。つまり、通信速度がある程度低下するのは避けられないことなのです。
しかし、ExpressVPNは速度低下を最低限に抑えるため、とても高速な独自プロトコル「Lightway」と大規模なサーバーネットワーク(90か国以上に3,000+台)を提供しています(混雑しているサーバーを避け、近距離サーバーに接続しやすいので、高速通信が期待できるわけです)。ExpressVPNの近距離・長距離サーバーでスピードテストを数十回行った結果、いつも超高速で、ゲームやトレント、動画の視聴、ブラウジングに適していることが分かりました。さらに、ExpressVPNのルーター用アプリを試した際、5台以上のデバイスを接続しても高速でした。
ExpressVPNのコストパフォーマンスは?
ExpressVPNはコスパ抜群のVPNサービスです。ExpressVPNのプランは割高($4.99 / 月~)ですが、ExpressVPNは2024年に業界最高のVPNなので、その分の価値は間違いなくあります。ExpressVPNは動画の視聴に最適で(NetflixやHuluなどの人気サイトなど65個以上の動画配信アプリが利用できます)、業界最速ですし、高性能セキュリティ機能も搭載されています(RAMのみで実行されているサーバー、完全なデータ漏洩対策、パーフェクトフォワードシークレシーなどの高度なセキュリティ機能もあります)。また、アプリはとても使いやすく、すべての主要なプラットフォームに対応しています(使いやすいルーター用アプリもあり、とても簡単に設定できます)。
ExpressVPNはステルスサーバーを提供していますか?
ExpressVPNは難読化(VPN通信を普通のネット通信に見えるようにする処理)に対応していますが、アプリ内からステルスサーバーに接続することはできません。プロトコル設定を「自動」または「Lightway」(ExpressVPNの独自プロトコル)にすれば、ほとんどのサーバーで通信が難読化されますから、ステルスサーバーを提供する必要はないのです。難読化サーバーを探すより便利だと思います。
ExpressVPNの対応機器は?
ExpressVPNはウェブに接続されているほとんどのデバイスに対応しています。次のようなデバイス向けに専用アプリが用意されています。
- Androidバージョン5.0以降のスマホとタブレット
- iOS 12以降のiPhone、iPad、iPod
- Windows 7以降のPC(パソコン)
- macOS X 10.11以降のPC
- LinuxディストリビューションのPC(Ubuntu、Debian 9・10、Fedora 34、Mint 20.1、LMDE4、Archの最新リリース)。なお、公式にリリースされていなくても、上記のディストリビューションがベースになっているディストリビューションであればExpressVPNのアプリは使えます。しかし、非対応ディストリビューションのバグ修正は行われていません
- Android 5.0以降のAndroid TVデバイス
- Amazon Fireデバイス(Fire TVと第2世代以降のFire Stick)
- Fire OS 5以降のAmazon Fireタブレット
- Androidアプリに対応しているChromebookデバイス
- Raspbian 9・10のRaspberry Piデバイス
- Netgear、Linksys、Asusのルーター
- Chrome、Firefox、Edgeブラウザ
ルーターにもExpressVPNを設定できるほか、Apple TVやRoku、PlayStationなど、ExpressVPNのアプリにネイティブ対応していないデバイスでもVPN通信を利用できます。ExpressVPNは独自のルーター「Aircove」も提供しています。VPNの良さをすべて受けることができ、妥当な価格です。
ExpressVPNのMediaStreamer(スマートDNSサービス)はこちらのデバイスにも設定できます。
- スマートテレビやストリーミングデバイス。Apple TV(第1、2、3世代およびtvOS 第4世代以降)、LG Smart TV、Samsung Smart TV、Amazon Fire TVなど
- macOSとWindowsのパソコン
- ゲーム機。ニンテンドースイッチ、PlayStation 3・4・5、Xbox 360、Xbox One、Xbox シリーズXなど
- NetgearやLinksysなどのルーター、DD-WRTファームウェアを実行しているルーター
ExpressVPNを使うのは合法ですか?
はい。ExpressVPNの使用はほとんどの国で合法です。ただし、中国やイラン、インドネシアなど、規制の厳しい国では、VPNの使用が推奨されなかったり、制限されていたりします。さらに、VPNを使うと罰せられる国もあります。このような国に旅行する場合、ExpressVPNを使ったことで逮捕されたり罰金が科されたりしないよう、現地の法律をしっかり確認してください。
ExpressVPN Keysは単体のパスワード管理ツールと同じくらい高性能ですか?
いいえ。ExpressVPN Keysは基本的なパスワード管理に役立ちますし、安全ですが、トップクラスのパスワード管理ツールほど多機能ではありません。
ExpressVPN Keysは金融機関レベルの暗号化でパスワードを守り、ゼロ知識アーキテクチャを採用していて(本人しかログイン情報にアクセスできません)、パスワードを自動入力できます。優れたパスワード生成機能もあり、マルチデバイスでデータを同期でき、デバイス数とパスワード管理数は無制限です。ExpressVPN KeysはExpressVPNのサブスクリプションに加入すると無料で利用できます。ExpressVPNのサブスクリプションが終了しても、無料で使い続けられるのは最高ですね。
しかし、多機能なパスワード管理ツールをお探しの方にExpressVPN Keysはおすすめしません。2段階認証(マスターパスワードの他に2つ目の方法で本人確認すること)やパスワードのセキュリティ審査(ログイン情報をチェックし、弱い・使いまわした・漏洩したパスワードについて警告する機能)、データ漏洩の監視(ダークウェブにパスワードが漏洩していないか確認する機能)など、1PasswordやDashlaneなど、トップクラスのパスワード管理ツールが提供しているツールがないからです。