CyberGhostのエキスパートレビュー:まとめ
CyberGhost VPNは業界トップクラスのVPNの1つです。インターフェースは直感的で、100か国にUnknown台のサーバーがあり、当社の調べで通信速度は30%しか低下せず他社より高速であることが分かりました。
CyberGhostは動画の視聴に適したVPNサービスです。NetflixやAmazonプライムビデオ、BBC iPlayerなど、50以上のストリーミングアプリが利用できるように最適化されたストリーミング専用サーバーが20か国以上に100台以上あります。
CyberGhostは業界標準のセキュリティ機能も備えています。256ビットAES暗号化やキルスイッチ、独立監査済みのノーログポリシーがあります。ほかにも、次のような特徴があります。
- RAMのみのサーバー。再起動のたびにすべてのデータが消去され、プライバシーが向上します。
- パーフェクトフォワードシークレシー(前方秘匿性)。セッション毎に暗号鍵が変更されるため、1つの暗号鍵が悪人の手に渡っても過去と今後のデータのプライバシーは保護されます。
- NoSpyサーバー。CyberGhostが所有する自社サーバーです。扱えるのはCyberGhostの職員のみとなっています。
- スプリットトンネリング。VPNトンネルを経由するアプリと、プロバイダのネットワークで通信を行うアプリを選べます。
- ゲーム専用サーバー。高速で、ラグが発生しないように最適化されています。
- Smart Rules(スマートルール)。VPN接続のカスタマイズと自動化ができます。
- 広告ブロッカー。検索エンジンの広告と不正サイトを阻止します。
- ほか多数…
CyberGhost VPNはとても優れている一方で、改善点もいくつかあります。残念ながら、規制の厳しい国には向かず、広告ブロッカーはすべての広告を非表示にするわけではありません。
デメリットもありますが、CyberGhost VPNは高性能VPNで、2024年に動画の視聴やTorrent、ゲーム、ブラウジングに適したVPNを探している方におすすめです。高速かつ安全で、2年プランが安いのもポイントです(無料で3か月延長されることが多いです)。1か月プランと6か月プランもあります。長期プランは45日間返金保証、1か月プランは14日間返金保証の対象です。
🏅 総合ランキング | 82位中3VPN |
🌍 サーバー | Unknown台。日本サーバーは232台 |
📱 デバイス数 | 7台 |
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CyberGhost VPNの完全レビュー
数週間かけてCyberGhost VPNの最新の全機能に対してストレステストを行い、本当に業界トップクラスのVPNなのか調べました。
その結果、CyberGhost VPNはプライバシーの観点で非常に強力であることが分かりました。ノーログポリシーは独立セキュリティ監査を受けており、定期的に透明性レポートを発行しています。また、完全な漏えい防止機能、不正サイトブロッカー、メールのログイン情報を保護する機能など、セキュリティ面も優れています。
CyberGhost VPNのパフォーマンスも優秀です。機能が多く、すべての人気ストリーミングサービスに対応しており、最も直感的で使いやすいVPNの1つとなっています。
CyberGhost VPNの特徴
CyberGhost VPNは、プレミアムVPNに期待したいスタンダードなセキュリティ機能がすべてそろっています。
- 256ビットAES暗号化。「軍レベル」と呼ばれることが多い暗号化規格です。
- キルスイッチ。VPN接続が切れた場合にインターネット接続を遮断します。CyberGhost VPNのキルスイッチは常にオンなので、誤ってオフにしてデータが危険にさらされるリスクはありません。
- ノーログポリシー。ブラウジングデータや接続に関するデータを記録しません。ノーログポリシーは独立監査済みです。
CyberGhost VPNは3個のVPNプロトコル(OpenVPN、IKEv2/IPSec、WireGuard)に対応しています。どれも安全性が高く、高速ですが、一部のアプリで使えないプロトコルもあります。AndroidアプリでIKEv2/IPSecは使えませんが、代わりにWireGuardとOpenVPNから選べます。どちらも優れたプロトコルです。iOSアプリで使えるのはWireGuardのみです。とても安全な超高速プロトコルですが、OpenVPNに切り替えられないのは残念です。
RAMのみのサーバーやパーフェクトフォワードシークレシーなど、高度なセキュリティ機能があるのも気に入りました。RAMのみのサーバーは再起動のたびにデータがすべて消去されます。パーフェクトフォワードシークレシー(前方秘匿性)はVPNセッション毎に異なる暗号鍵を使う仕組みのことで、ハッカーに過去および未来の暗号鍵を知られてデータを覗き見されるのを防ぐ効果があります。
CyberGhost VPNはデータ漏えいをしっかり防ぎます。DNS漏えい防止機能が内蔵されていて、CyberGhostのホームページでDNS漏えいテストを行えます。また、IPv6通信をすべて無効にすることでIPv6漏えいを防ぎます。10か国以上のサーバーに接続して漏えいテストを実行したところ、漏えいは一切検出されませんでした。
CyberGhostは次のような特徴もあります。
- スプリットトンネリング。
- Smart Rules(スマートルール)。
- コンテンツブロッカー。
- NoSpyサーバー。
- Identity Guard(アイデンティティ・ガード)。
- 専用IPアドレス。
- Tor通信に対応。
スプリットトンネリング
スプリットトンネリング機能(App Split Tunnel)が使えるのはCyberGhost VPNのAndroid版のみです。VPNを経由するアプリとローカルネットワークを介して通信を行うアプリを選ぶことができます。
実験として、銀行アプリだけをVPN接続から除外し、ほかのアプリはVPN接続を使うように設定したところ、うまくいきました。CyberGhostのスプリットトンネリング機能を使用中、インターネットに直接接続されたアプリもVPNを経由するアプリも問題なく使えました。
しかし、SurfsharkとPrivate Internet Accessのスプリットトンネリングツールのほうが高機能です。アプリだけでなくIPアドレスも除外できるため、特定のサイトをVPN接続から除外したい場合に役立ちます。
CyberGhost VPNのWindows版では、Smart Rules(スマートルール)にExceptions(例外)ツールがあり、VPNを経由しないWebサイトを指定できます。調査スタッフが試しにNetflixのホームページを例外に登録したところ、ローカルネットワークに接続された状態でコンテンツの読み込みが速くなりました。
CyberGhost VPNのAndroid版スプリットトンネリング機能は特定のアプリがローカルネットワークを介してのみ通信するように設定したいときに役立ちますが、Windowsにも例外ツールではなく完全なスプリットトンネリングツールを追加して欲しいものです。
Smart Rules(スマートルール)
Smart Rulesは設定をカスタマイズする機能で、WindowsとMacで利用可能です。CyberGhostは設定を変更しやすいのがすばらしいと思いました。トグルボタンを切り替えるだけで機能を有効化・無効化できます。Smart Rulesには4つのカテゴリがあり、セキュリティやプライバシーに関するさまざまな設定を行えます。
- CyberGhostの起動ルール。アプリを起動した際、好きなサーバーロケーションに自動接続するようにVPNを設定でき、接続を保護せずにオンラインになるのを防げます。システムが必要なアプリをすべて起動するまで、「起動時の自動接続」を遅らせることもできます。CyberGhostに接続後、指定したアプリ(メールやソーシャルメディアアプリなど)を自動的に開けるのは非常に便利です。
- Wi-Fi保護。CyberGhost VPNでは、保護された、保護されていない、保存されたWi-Fiネットワークに接続したときにVPN接続を開始するか選ぶことができます。
- 例外。VPNトンネルから除外するWebサイトを指定できます。例えば、近くのレストランを探すために位置情報サービスを使う必要がある場合、「maps.google.com」を除外するという使い方が考えられますね。ただし、例外を設定するにはOpenVPNを使う必要があります。
- アプリのルール。特定のアプリを開いたときにサーバーに自動接続するよう設定できます。どこでも最速の通信を得られるように、筆者は最適なロケーションに接続するように設定しています。
Smart Rules機能を活用すると、どのようなときにCyberGhostに接続するかコントロールできます。これらの機能を手動で有効化・無効化できるVPNはたくさんありますが、CyberGhostほど高度な自動化やカスタマイズが可能なサービスはないでしょう。
コンテンツブロッカー
「コンテンツをブロックする」という機能は広告を消し、不正サイトをブロックする役割を果たします。Android、Windows、macOS、Android TV、Fire TVアプリで利用可能です。
不正サイトから身を守るためには効果的です。この機能を有効にして10件の怪しいHTTPサイトにアクセスしようとしたところ、きちんとブロックされました。
残念ながら、コンテンツブロッカーは広告を消すためにはあまり役立ちません。検索エンジンに広告は表示されませんでしたが、HuffPostなどのメディアサイトの広告はほとんど消えませんでした。
正直なところ、他社の広告ブロッカーのほうが高性能だと思います。例えば、Private Internet Access、ExpressVPNは業界トップクラスの広告ブロッカー付きVPNに選ばれています。不正サイトをブロックするだけでなく、あらゆる広告を防ぐため、Webページの読み込みが速くなります。
まとめると、CyberGhost VPNのコンテンツブロッカーは怪しいサイトから安全を確保するためには役立ちますが、すべての広告をブロックできるわけではありません。
NoSpyサーバー
CyberGhost VPNのNoSpyサーバーを使うとプライバシーを強化できます。CyberGhost VPNの本社に設置されているため、職員しかアクセスできないのです。第三者のデータセンターの従業員や悪人の手にデータが渡ることはありません。長期プランにはNoSpyサーバーが無料で含まれ、WindowsとmacOSでのみ利用可能です。
NoSpyサーバーはすべてルーマニアに位置しています。ルーマニアは5・9・14アイズ同盟(データを互いに共有する多国間協定)の管轄外で、データ保持を義務付ける法律もないため、プライバシー保護に適した国であると言えます。
CyberGhost VPNの担当者によると、NoSpyサーバーは政治活動家やジャーナリスト、内部告発者、反体制活動家など、プライバシーを最優先させたい人に向いているそうです。通信速度はとても高速です。アメリカ旅行中にスピードテストを行ったところ、ローカルネットワーク接続時と比べ、通信速度はおよそ10%しか低下せず、超高速であることが分かりました。ルーマニアの一般サーバーに接続したときは30%も遅くなったため、素晴らしい結果であると言えます。
まとめると、CyberGhost VPNのNoSpyサーバーはプライバシー保護を重視している国に位置しており、アクセスできるのはCyberGhostの職員だけなので、プライバシー強化に役立ちます。
Identity Guard(アイデンティティ・ガード)
Identity Guardはメールアドレスとパスワードが漏えいした際に通知する機能です。ホームページからVPNアカウントにログインしなければ利用できないため、アプリを探しても見つかりません。
Identity Guardは「Have I Been Pwned?」という無料サービスを使用したものです。CyberGhostにダークウェブモニタリングが組み込まれているのは便利ですが、より優れたパスワードを安全に管理する製品はいくつかあります。例えば、Dashlaneはパスワードセキュリティダッシュボード、ダークウェブのライブモニタリング(Dashlaneの職員によるリアルタイムのダークウェブモニタリングサービス)など、パスワードとオンラインアカウントの安全を守る幅広い機能を提供しています。
まとめると、Identity Guardは、メールアドレスとパスワードが漏えいしていないか確認するのに役立つ追加機能であると言えます。
専用IPアドレス
少額の追加料金がかかりますが、CyberGhost VPNでは専用IPアドレスを購入できます。専用IPアドレスを使えるのは自分だけなので、reCAPTCHAを避けたり銀行サイトを利用したりするのにとても役立ちます(VPNの共有IPアドレスで銀行サイトを訪問しようとするとブロックされることが多いです)。
アメリカやオランダ、カナダ、スイス、イギリスなど、10か国以上の専用IPアドレスから選べるのもポイント。Private Internet Accessなどの一流VPNも専用IPアドレスを提供していますが、CyberGhostほど多くの国から選ぶことはできません。CyberGhost VPNのほかに、NordVPNも10か国以上の専用IPアドレスを提供しています。
また、CyberGhost VPNの専用IPはプライバシーを重視しています。トークンベースシステムで専用IPアドレスの所有者の認証が行われるため、CyberGhost VPN側もあなたにどの専用IPアドレスが割り当てられたのか分かりません。Private Internet Accessも、同じようなやり方で専用IPアドレスを取り扱っています。
まとめると、CyberGhost VPNでは、10か国以上の専用IPアドレスを格安で購入できます。また、ユーザーのプライバシーを保護するためにトークンベースシステムを採用しているのも気に入りました。
Tor通信に対応
CyberGhost VPNは全サーバーでTor(The Onion Router)との通信を許可しているため、「.onion」の拡張子がついたサイトを安全かつプライベートに閲覧できます。インターネットアクセスが厳しく制限されている国では、プロバイダは個人がTorブラウザを使っていることを見ることができ、Torへのアクセスをブロックするため、プライバシー保護が特に重要です。また、CyberGhostを使うとTorの入口ノードから実際のIPアドレスが隠されるため、第三者に見られることはありません。
CyberGhostとTorブラウザを併用するには、CyberGhostで好きなサーバーに接続してからTorブラウザを起動するだけなので、とても簡単です。
唯一のデメリットは、多重暗号化が原因で通信速度が大幅に低下すること。Torネットワークではデータが何度も暗号化されますが、CyberGhostの暗号化が追加されることで、さらに遅くなるのです。筆者の検証では、CyberGhostに接続された状態ではTorページの読み込みに15~20秒かかり、通信速度は90%低下しました。
CyberGhost VPNはTorをサポートしていますが、NordVPNとProton VPNのほうが良いと思います。両方ともTor対応サーバーを提供しており、FirefoxやOpera、Chromeなどの一般的なブラウザでダークウェブを閲覧できます。
CyberGhost VPN プライバシーとセキュリティ
CyberGhost VPNは厳格なノーログポリシーを掲げています。ポリシーには、利用者のIPアドレス、接続タイムスタンプ、閲覧履歴、ダウンロードするファイルに関する記録を一切保存しないと書かれています。
他社VPNと同じように、CyberGhost VPNもメールアドレスや支払い情報などの標準的な情報は収集しますが、この情報は支払いの処理とコミュニケーションのためだけに利用されます(通知の送信、パスワードの再設定など)。
CyberGhost VPNは2022年にセキュリティ法人Deloitte社による独立監査を受け、ユーザーデータを記録していないことが証明されました。ExpressVPNやPrivate Internet Accessなどの一流VPNを同じです。
CyberGhost VPNの本社は、データ保持法のないルーマニアにあります。同国は5・9・14アイズ(情報を共有する多国間協定)に非加盟です。
また、3か月ごとに透明性レポートを発行し、政府組織や警察などから受けたユーザーデータ引き渡し要請と、それに応じなかったことを公表しています。レポートには、次のようなユーザーデータ引き渡し要請について掲載されています。
- DMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づいた削除申請。CyberGhost VPNのIPアドレスを使って著作権のあるコンテンツが配布されたことが見つかった場合、著作権保有者はDMCAに基づいて通知することができます。
- 不正行為の警告。CyberGhost VPNのIPアドレスを使ってサイバー攻撃が行われた場合、当局やサイト所有者はその旨を報告できます。
- 警察からの要請。犯罪捜査でCyberGhost VPNのIPアドレスが事件と関係があることが判明すると、警察はデータの引き渡しを求めます。
まとめると、CyberGhost VPNはプライバシーとセキュリティの水準が高いサービスであると言えます。詳細なノーログポリシーを掲げており(監査済み)、本社は5・9・14アイズ同盟の管轄外で、透明性レポートを通じてユーザーデータ引き渡し要請に応じない姿勢を公表しています。
CyberGhost VPN 速度とパフォーマンス
アメリカを旅行中、CyberGhost VPNのサーバーに対してスピードテストを実施したところ、大半はとても高速で、動画の視聴、ゲーム、Torrent、ブラウジングに適したスピードであることが分かりました。なかでも、アメリカ国内のサーバーが最速でした(検証時の現在地)。CyberGhost VPNのイギリスサーバーに接続した際も、満足できるスピードを維持できました。オーストラリアなどの長距離サーバーに繋いでも驚くほど高速でした。
CyberGhost VPNが安定して速い背景には、10Gbps(10ギガビット)のサーバーがあります。Gigabit(ギガビット)とは、VPNサーバーが1秒で転送できる帯域幅を示します。サーバーがより多くの帯域幅を処理できれば、データ転送時の混雑が緩和され、データをより高速で転送できるわけです。
まずはCyberGhost VPNに接続されていない状態でスピードテストを行い、通信速度の基準値を算出しました。
次に、Quick Connect(クイック接続)機能を使って接続したところ、ダウンロードは4%しか低下しませんでした。すばらしい結果です。動画再生やオンラインゲーム、Skype通話をしても、速度低下はほとんど感じませんでした。
次にイギリスサーバーに接続したところ、下り速度は約45%遅くなりました。大幅な速度低下となったものの、HD動画はすぐに再生され、途切れることはありませんでした。
最後に、シドニーサーバーに繋いだところ、通信速度はおよそ23%低下しました。イギリスサーバーと比べるとかなり高速ですが、Ping値がかなり高くなり、確かに遅いと感じました。Webページの読み込みに数秒かかったものの、動画がほぼ瞬時に再生されたのは驚きです(1440p画質でもすぐに再生されました)。
まとめると、CyberGhost VPNは高速で、2024年におすすめのVPNのなかでも最速のVPNサービスの1つとなっています。オーストラリアなどの長距離サーバーに繋いだ際はページの読み込みが若干遅くなりましたが、720p・1080p画質の動画がスムーズに再生されたのはすばらしいと思います。Quick Connect(クイック接続)機能を使ったところ、アメリカの超高速サーバーに接続され、通信速度がほとんど低下しなかったのは驚異的でした。
CyberGhost VPN サーバーとIPアドレス
CyberGhost VPNは100か国にUnknown台のサーバーがあり、東京サーバーは232台あります。業界最大級のVPNサーバーネットワークです。参考までに、Private Internet Accessは91か国に、NordVPNは111か国にサーバーを構えています。また、すべての大陸にまんべんなくサーバーが設置されているのも良いでしょう。
大陸 | 国数 | サーバー台数 |
ヨーロッパ | 40以上 | 6,000以上 |
アメリカ大陸 | 15以上 | 2,100以上 |
アジア/太平洋 | 20以上 | 900以上 |
アフリカ/中東 | 10以上 | 250以上 |
多数の国にサーバーがあれば、近くのサーバーが簡単に見つかり、高速通信を得ることができます。また、自国にサーバーが設置されている可能性が高いため最速の通信を確保できます。
また、仮想サーバーロケーションも多数あります。仮想サーバーに繋ぐと接続先の国のIPアドレスを取得できますが、サーバー本体は別の国に設置されています。10か所以上の仮想サーバーを試したところ、表記されている国のIPアドレスを取得できました。また、サーバーのページに仮想サーバーロケーションがどれなのか明記されているのも良いと思いました。
CyberGhostはストリーミング、ゲーム、Torrent専用サーバーを提供しており、NoSpyサーバーもあります。ストリーミング専用サーバーは、特定の動画配信サービス(NetflixやHuluなど)が利用できるように最適化されていて、ゲーム専用サーバーはPing値が低いため、マルチプレイヤーゲームを快適にプレイできます。また、CyberGhost VPNは75か国以上にTorrent専用サーバーがあり、P2Pで高速ダウンロードが可能になるように設計されています。NoSpyサーバーはプライバシー強化に役立ちます。CyberGhost VPNの本社に位置しているため、CyberGhostの職員しか扱えません。
追加料金が発生しますが、専用IPアドレスも購入できます。自分だけに割り当てられるIPアドレスのことで、銀行サイトなどに安全にアクセスしたいときに便利です(VPNの共有IPアドレスをブロックしている銀行もあります)。CyberGhost VPNなら、5か国以上の専用IPアドレスを取得できます(アメリカやイギリス、ドイツ、カナダ、フランス、オーストラリア、シンガポール、オランダなど)。また、プライバシーを強化するため、専用IPアドレスの所有者の認証にトークンベースシステムを導入しています。CyberGhost側も、どのユーザーアカウントがどの専用IPアドレスを使っているか分からない仕組みです。
まとめると、CyberGhost VPNのサーバーネットワークは優秀です。ストリーミング、Torrent、ゲームのために最適化されたサーバー、プライバシーを強化するNoSpyサーバー、専用IPアドレスが用意されています。
CyberGhost VPN ストリーミングのサポート
CyberGhost VPNは動画の視聴におすすめのVPNの1つです。ストリーミング専用サーバーが100台以上あり、50以上の動画配信サービスに対応しています。人気サービスだけでなく、知名度が低めのサービスも利用可能です。ストリーミング専用サーバーはアメリカ、イギリス、日本、ドイツ、フランスなど20か国以上に設置されています。幅広いサービスに対応しているのは良いと思いますが、ExpressVPNなら100以上のストリーミングアプリが利用可能です。
CyberGhost VPNはNetflixにおすすめのVPNの1つでもあり、アメリカやイギリス、日本など15か国以上のNetflixライブラリを確実に利用できます(サポートに確認済み)。ルーマニア、ニュージーランド、イギリスの調査スタッフが試したところ、それぞれ自国のNetflixを問題なく視聴できました。また、アメリカのスタッフがアメリカ版Netflix、Hulu、NFL+、ESPN+、YouTube TV向けのストリーミングサーバーに接続したところ、各サイトのアメリカ版ライブラリのコンテンツを見ることができたそうです。また、特定のデバイスでNetflixが見られるように最適化されたストリーミングサーバーもあります。例えば、Android TVとFire Stickデバイス向けのNetflixサーバーは5か国に設置されています(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア)。
ほかにも、Maxやディズニープラス、BBC iPlayer、アマゾンプライムなどの人気ストリーミングサービスに対応しており、サポート担当者によると、5か国以上のアマゾンプライム(アメリカ、イギリス、日本などのライブラリ)、5か国以上のMaxライブラリ、3か国のディズニープラスが利用できるそうです。さらに、Crunchyroll、Comedy Central、Canal+、Yle、DAZN(アメリカや日本などの地域)、Rai Playにも対応しています。CyberGhost VPNで利用可能な動画配信サービスはホームページに掲載されています。特定のサービスが利用できるか自分でチェックできますから、ライブチャットで問い合わせる必要はありません。
Smart DNSも提供しています。VPN非対応デバイス(ゲーム機や一部のスマートテレビ)でVPNを使えるようにするツールです。参考までに、Proton VPNのようにSmart DNSを提供していない一流サービスもあります。CyberGhost VPNによると、Smart DNSを活用するとアメリカとイギリスのNetflix、アメリカのHuluが確実に利用できるそうです。
まとめると、CyberGhost VPNは動画の視聴に適したサービスです。20か国以上に100台以上のストリーミングサーバーがあり、NetflixやAmazonプライムをはじめとする50以上の動画配信サービスに対応しています。Smart DNSも利用可能です。
CyberGhost VPN Torrentのサポート
CyberGhost VPNは業界トップクラスのP2P向けVPNです。75か国以上にある8,900台以上のP2P専用サーバーでTorrentが許可されているため、近くのサーバーで気軽にTorrentを利用できます。混雑したサーバーを避けて高速でダウンロードできるわけです。
qBittorrentやVuze、uTorrentなどの主なP2Pクライアントとの相性を確認したところ、どれも問題なく使えました。
qBittorrent | ✅ |
Vuze | ✅ |
Deluge | ✅ |
uTorrent | ✅ |
BitTorrent | ✅ |
Transmission | ✅ |
とは言え、Torrentに適したVPNが欲しい場合、P2P機能がもっと充実した他社サービスのほうが良いでしょう。例えば、Private Internet Accessはポートフォワーディング(より多くのピアに接続してダウンロード速度を高速化)に対応しており、SOCKS5プロキシサーバーがあります(VPNのようにIPアドレスは変更されますが、データは暗号化されないため、ダウンロード速度が大幅に速くなります)。
また、CyberGhost VPNはTorrent利用時にセキュリティをしっかり守ります。キルスイッチは常にオンで、完全な漏えい対策が備わっているので、Torrent中にデータ流出のリスクはありません。Torrentをダウンロードする前に、15か国のP2Pサーバーに対して漏えいテストを実施したところ、漏えいは一切検出されませんでした。さらに、3つのTorrentクライアントでIP漏えいテストを実施し、Torrentアプリで実際のIPアドレスがピアに公開されていないか調べたところ、CyberGhost VPNのIPアドレスしか公開されていませんでした。
Torrentを利用する際はコンテンツブロッカーを有効にするのがおすすめです。不正サイトへの接続をブロックするため、偽のP2Pサイトへのアクセスを防ぐことができます。試しに3件の怪しいTorrentサイトにアクセスしようとしたところ、繋がりませんでした。
まとめると、CyberGhost VPNはTorrentにおすすめのVPNです。75か国以上に8,900以上のP2Pサーバーがあり、主なTorrentクライアントが使えます。また、完全な漏えい対策やキルスイッチ、不正サイトブロッカーなどにより、セキュリティも抜群です。
CyberGhost VPN ゲームのサポート
CyberGhost VPNはゲームに適しています。安定したPingと接続を実現するよう最適化されたゲーム専用サーバーがドイツ、フランス、イギリス、アメリカに設置されています。アメリカのゲームサーバーに繋いでSteamで「カウンターストライク:グローバルオフェンシブ」をプレイしたところ、快適でした。Pingは90~92msと平均的で、安定していました。ゲーム中にラグは発生せず、ゲームサーバーとの接続が途切れることもありませんでした。
IPアドレスが変更されるため、強制的にオフラインにするDDoS攻撃(分散サービス妨害攻撃)から身を守れます。さらに、全サーバーにDDoS対策が導入されています。往生際の悪いプレイヤーにDDoS攻撃を仕掛けられたとしても、攻撃を受けるのはCyberGhost VPNのサーバーです。自分のIPアドレスは公開されず、接続先のサーバーが強制的にオフラインになることはありません。
CyberGhost VPNはルーターにも手動設定できるため、XboxやPlayStationコンソールなど、VPN非対応デバイスでのゲームプレイにも使えます。設定方法を解説した分かりやすいチュートリアルがあり(スクリーンショット付きガイドもあります)、筆者は11~12分程度でVPNをルーターに設定し、PlayStation 4でゲームをプレイできました。
まとめると、CyberGhost VPNは基本的なゲームにおすすめです。ゲーム専用サーバーで安定した通信を得ることができ、DDoS攻撃から身を守れるほか、ルーターにも導入できます。しかし、ハードコアゲーマーにはExpressVPNのほうが良いでしょう。クラウドゲームプラットフォーム(Google StadiaやGeForce Nowなど)をサポートしており、ルーター専用アプリがあり、簡単にインストールして使いこなせます。2024年に一番おすすめのゲーム向けVPNにも選ばれているほどです。
CyberGhost VPN 検閲の回避
CyberGhost VPNは、制限のある国で必ず使えるわけではありません(中国、ロシア、イラン、サウジアラビア、インドネシアなど)。制限のある国で確実に使えるVPNをお探しの方にはExpressVPNがおすすめです。
CyberGhost VPN プランと価格
CyberGhost VPNはとても手頃です。1か月、6か月、2年プランがあります(2年プランは無料で3ヶ月延長されます)。わずか$2.03 / 月~で、業界で最も安いVPNの1つとなっています。機能は全プラン共通です。
7台のデバイスを同時接続できます。同時接続数は業界平均より少ないため、より多くのデバイスを繋ぎたい場合はPrivate Internet Accessを選んだほうが良いでしょう。無制限のデバイスを接続でき、CyberGhost VPNと同じくらい格安です。
CyberGhost VPNはクレジットカード(Visa、アメリカンエキスプレス、Mastercard、ディスカバー)、PayPal、Amazon Pay、Google Pay、ビットコインでの支払いに対応しています。
年間プランは45日間返金保証付きなのでじっくり試せます(ExpressVPN、Private Internet Accessなど、ほとんどのVPNは返金保証が30日間です)。1か月プランは14日間返金保証付きです。
まとめると、CyberGhost VPNの価格はリーズナブルで、2年プランが一番オトクです。複数の料金プランから選ぶことができ、長期プランは45日間返金保証があります。
CyberGhost VPN 使いやすさ:モバイルとデスクトップアプリ
CyberGhost VPNのアプリは直感的に操作でき、使いやすさは業界トップクラスです。どのOSでもデザインはほぼ同じで、使いやすく、バグはありません。
Android、iOS、Windows、macOS、Linux、スマートテレビなど、CyberGhost VPNはすべての主要プラットフォームに対応しており、FireFoxとChrome向けのブラウザ拡張機能もあり、ルーターでも使えます。なお、主なアプリ(macOS、iOS、Android)は日本語で表示できるため、スムーズに操作できます。「Private Browser」を無料で使えるのも気に入りました。検索履歴やCookie、パスワードなどの機密データを削除し、広告トラッカーをブロックするブラウザです。すべてのプラットフォームで使えるのもPrivate Browserの大きな魅力です。
CyberGhost VPNをダウンロードし、インストールするのはとても簡単で、すぐに完了します。ほんの数分ですべてのデバイスに設定できました。
CyberGhost VPNをインストールする方法(3ステップで簡単)
- ステップ1:CyberGhost VPNに登録します。一番オトクなプランを選び、アカウント登録を行います。
- ステップ2:アプリをダウンロードし、インストールします。最大2分で完了するはずです。
- ステップ3:VPNアプリを起動します。好きなサーバーを選び、ワンクリックで接続するだけで、安全にインターネットを利用できます。
Android
CyberGhostのAndroidアプリは、とても簡単にサーバーに接続できるように設計されています。アプリのメイン画面で大きな電源ボタンをタップすると、CyberGhostが最速のサーバーに自動的に接続してくれる仕組みです。ほかの場所のサーバーに手動で接続したい場合や、ストリーミング専用サーバーを使いたい場合、電源ボタンの下のベストロケーションボタンをタップしましょう。
CyberGhost VPNのAndroidアプリには、カスタマイズ可能なWi-Fi保護機能が備わっています。例えば、新しいWi-Fiネットワークが検出された際に警告する、VPN接続を自動的に開始する、Wi-Fiネットワークに接続されたらVPNサーバーとの接続を終了するなどを選べます。「常にVPNに接続したい。「常にWi-Fiネットワークに接続したい。CyberGhostが何かをする必要はない」という場合、検出したWi-Fiネットワークをすべて無視するよう設定すれば通知は届きません。
Androidアプリの欠点は、一部の設定(MTUサイズオプションなど)は説明がないこと。MTUサイズとは、Androidデバイスがネットワークで一度に送信するデータの大きさのことで、通信速度に影響します。アプリにはMTUサイズが何なのか、変更するとどうなるのか解説していないため、ITが苦手なユーザーは困惑してしまうかもしれません。
Androidでは、Torrentとゲームの専用サーバーとNoSpyサーバーは使えません。IKEv2も使えませんが、OpenVPNとWireGuardが利用可能なので大したデメリットではないでしょう(どちらもIKEv2より優れたプロトコルです)。
まとめると、CyberGhost VPNのAndroidアプリはうまくデザインされており、使いやすく、CyberGhostのアプリで唯一、スプリットトンネリング機能が備わっています。Torrent専用サーバーやNoSpyサーバー、IKEv2プロトコルは使えませんが、このことに不満を感じるユーザーは少ないと思います。
iOS
iOSアプリはAndroidアプリと似ていますが、機能は少なめです。OpenVPN、スプリットトンネリング、コンテンツブロッカーは備わっておらず、MTUサイズは変更できません。とは言え、iOSでスプリットトンネリングが利用可能なVPNはほとんどありませんし、OpenVPNより高速なWireGuardが利用可能です。また、コンテンツブロッカーとMTUサイズオプションがなくても構わないというユーザーがほとんどだと思います。
iOSアプリにヒア、Androidアプリで利用できないツールもいくつか備わっています。例えば、VPNに接続した際にCyberGhostのPrivate Browser(別アプリ)を自動的に開くように設定できます。また、ホーム画面にウィジェットを追加すれば、アプリを開かなくても手軽にVPNに接続できるのが便利です。
まとめると、CyberGhost VPNのiOSアプリはとても良いと思います。Androidアプリに備わっている機能(OpenVPNなど)が使えればさらに良いですが、iOSアプリも機能性は抜群で、使いやすいのでおすすめです。
Windows・Mac・Linux(デスクトップ)
CyberGhost VPNのデスクトップアプリはとても直感的です。Android・iOSアプリと同じように簡単に使いこなせます。「ベストサーバーロケーション」ボタンをクリックするだけで、最速のサーバーに接続されます(サーバーを手動で選ぶことも可能です)。
サーバーに繋がると、接続の詳細情報が表示されます(使用中のプロトコル、IPアドレス、アップロード速度、ダウンロード速度など)。CyberGhostの接続パネルはとても便利ですが、ウィンドウを展開すると、ゲーム、Torrent、ストリーミング向けの専用サーバーを含むCyberGhostの全サーバーが表示されます。
MacアプリはWindowsアプリと似ていますが、スプリットトンネリングとOpenVPNは使えません。大半のユーザーは気にならないと思いますが、MacユーザーにはExpressVPNがおすすめです。MacデバイスでOpenVPNとスプリットトンネリングが使えます。
CLIのLinuxアプリもあります。設定と使用はコマンドライン上で行うことになります。アプリはFedoraやUbuntu、Kali、CentOSなど5個以上のディストリビューションで利用可能です。OpenVPNとWireGuardに対応しており、ストリーミング専用サーバーとP2Pサーバーも使えます。CyberGhost VPNのLinuxアプリはまあまあ良いものの、残念ながらキルスイッチはありません。また、どちらかと言えば上級ユーザー向けです。コマンドラインで操作したくない場合、ExpressVPNのほうが良いでしょう。ExpressVPNのLinuxアプリはブラウザ拡張機能を使えばGUI(グラフィカルインターフェース)で操作でき、キルスイッチも備わっています。
まとめると、CyberGhost VPNのWindows・macOSアプリは良いでしょう。WindowsアプリはmacOSアプリより多機能です。Linuxアプリも問題なく使えますが、キルスイッチは備わっておらず、GUIで操作することはできません。
ブラウザ拡張機能(ChromeとFirefox)
CyberGhost VPNはChromeとFirefox向けの拡張機能を提供しています。VPN接続のオン・オフを切り替える大きなボタンと、サーバーロケーションを選ぶためのドロップダウンメニューだけなので、初心者でも簡単に使いこなせます。残念ながら、ブラウザ拡張機能で接続できるサーバーはアメリカ、オランダ、ドイツ、ルーマニアの4か国のみとなっています。
ブラウザ拡張機能はCyberGhostのアカウントがなくても使えます。完全無料で利用できるのは嬉しいですね。
ただし、Smart RulesやNoSpyサーバー、コンテンツブロッカーなどの追加機能は拡張機能に含まれません。
CyberGhostの拡張機能は優れたプロキシですが、ExpressVPNとPrivate Internet Accessのブラウザ拡張機能のほうがセキュリティ機能とサーバーロケーションが充実しています。
ルーター
CyberGhost VPNはルーターに手動設定できますが、VPN対応ルーターを持っていることが前提です。TunnelBearのようにルーターに対応していないVPNもあるなか、CyberGhost VPNは多数のルーターモデルとファームウェアで使えます。
通常、VPNをルーターに手動設定するのは難易度が高い作業ですが、CyberGhost VPNは手順を解説したガイドを提供しています(スクリーンショット付き)。ガイドを参考にしたところ、15分以内に設定が完了しました。
ルーターで使えるVPNを探している方にはExpressVPNがおすすめです。VPNとしては珍しくルーターアプリを提供しており、とても簡単にインストールできます(筆者は7~8分で設定できました)。インターフェースは直感的で、独自プロトコル「Lightway」により業界最速のVPNとなっています。
まとめると、CyberGhost VPNはルーターをサポートしています。多数のルーターモデルとファームウェアに手動設定でき、設定チュートリアルも参考になります。
CyberGhost VPN アプリ:CyberGhostの使いやすさは?
CyberGhostのAndroid、iOS、Windows、Macアプリは優れており、Linuxアプリも良いでしょう。
アプリのデザインはすべてシンプルで、初めてでもすぐに慣れるはずです。どれも多機能で、必要な機能がすぐに見つかり、使い方も簡単です。アプリのほとんどのオプション(IPv6の無効化など)はデフォルトで設定されているため、技術的な部分を気にせずにVPNを使い始めることができます。Linuxアプリはきちんと動作しますが、キルスイッチがないのは残念です。また、設定と使用はコマンドラインで行わなければならず、上級ユーザー向けです。
Android | iOS | Windows | macOS | Linux | |
グラフィカルユーザーインターフェース(GUI) | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ❌ |
キルスイッチ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ❌ |
スプリットトンネリング | ✅ | ❌ | ❌ | ❌ | ❌ |
コンテンツブロッカー | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ❌ |
Smart Rules(スマートルール) | ❌ | ❌ | ✅ | ✅ | ❌ |
CyberGhost VPN カスタマーサポート
CyberGhostのサポートとヘルプページは非常に優秀です。詳細で分かりやすいガイドがあり、ライブチャットとメールでいつでも問い合わせられます。電話サポートはありませんが、電話サポートを提供している一流VPNはIPVanishだけなので、驚きではありません。
CyberGhostのヘルプページは、トラブルシューティング、製品ガイド、よくある質問という3つのカテゴリに分かれています。各セクションで幅広い内容を扱っており、すべての対応プラットフォームのインストールガイドが掲載されています。
CyberGhostの問い合わせフォーム(Submit a Request)は英語、ドイツ語、フランス語、ルーマニア語で利用可能です。メールリクエストを送信したところ、翌日返事が届きました。ExpressVPNのように、1日以内に問い合わせに応じるVPNもありますが、CyberGhostからの回答は詳しく、問題を解決できたので大満足でした。
ライブチャットサポートは非常に良かったです。迅速であるだけでなく、複数の言語に対応しているので、多くのユーザーが効率良くサポートを受けられます。返金はすぐに処理され、5日以内に口座に振り込まれていました。顧客満足を追求していることがうかがえます。
まとめると、CyberGhost VPNのカスタマーサポートは優れています。CyberGhostのヘルプページを見れば、あらゆる質問を簡単に解決できます。カスタマーサポートに問い合わせる必要がある場合、24時間年中無休のライブチャットで連絡するのがおすすめです。担当者は親切で、迅速かつ詳しく回答してくれます。
CyberGhostの改善点
CyberGhost VPNは業界トップクラスのVPNですが、改善すべき部分もあります。
まず、広告ブロッカーです。検索エンジンの広告をブロックするのは得意ですが、P2Pサイトやニュースサイトなど、広告の多いサイトでは一部の広告しかブロックしません。ちなみに、Private Internet AccessのMACEはほぼすべての広告をブロックできます。とは言え、CyberGhostの広告ブロッカーは不正サイトへのアクセスを防ぐためには有用です。
また、全サーバーがP2Pに対応していたら良いと思います。現在、CyberGhostがサーバーを設置している105か国のうち75+か国しかTorrentに対応していません。Torrent対応サーバーは世界中にまんべんなく設置されているため、どの地域にいてもP2Pに対応した近距離サーバーが見つかるはずですが、ExpressVPNなどは全サーバーがP2P通信をサポートしていますから、Torrentを利用する際にサーバーを切り替える必要はありません。
難読化も期待したいものです。VPN通信を隠す機能で、制限のある国でもVPNが使えるようになります。現状、CyberGhostは厳しい検閲法がありVPN利用がブロックされている国(中国やロシアなど)では使えません。ExpressVPNやPrivate Internet Accessはそのような国でも使えます。
最後に、CyberGhostにはWebRTC漏えい対策を導入してもらいたいですね。ブラウザでWebRTC漏えい対策を有効にするのはとても簡単なので、大したデメリットではないものの、ExpressVPNやPrivate Internet Accessのようにアプリに組み込まれていたほうがはるかに便利です。
CyberGhost VPNのコスパは?
CyberGhost VPNは2024年に業界最高のVPNの1つです。100か国にUnknown台のサーバーが設置されています。国際チームが各国のサーバーを検証したところ、満足できるスピードで、HDコンテンツを視聴したりP2Pファイルを高速でダウンロードしたりでき、Webサイトの読み込みも少ししか遅くなりませんでした。
CyberGhost VPNのプライバシー機能とセキュリティ機能は優秀です。256ビットAES暗号化、キルスイッチ、独立監査済みの厳格なノーログポリシーなど、スタンダードなセキュリティ機能のほかに、NoSpyサーバー(ルーマニアの本社に位置する、超高速でより安全なサーバー)、メールアドレスとパスワードの漏えいを通知するIdentity Guard、セキュリティ・プライバシー設定をカスタマイズできるSmart Rulesも提供しています。
CyberGhost VPNはインターフェースが最も直感的なVPNの1つでもあります。CyberGhost VPNのアプリはどれも使いやすく、多機能で、バグはありません。ワンクリックでサーバーに接続でき、CyberGhost VPNはストリーミング、Torrent、ゲーム用に最適化されたサーバーも提供しています。デフォルトプロトコルやIPv6接続の無効化など、さまざまな設定を変更できるのもポイントです。
優れた部分はたくさんあるものの、CyberGhost VPNは改善の余地があります。制限のある国で確実に使えるわけではなく、広告ブロッカーは一部の広告しかブロックせず、便利なスプリットトンネリング機能はAndroidでしか使えません。
とは言え、CyberGhost VPNはとても優れたVPNサービスです。シンプルで、サーバー台数も設置国数も多く、とても高速で、優れたセキュリティ機能が備わっており、7台を接続でき、6か月プランと2年プランは45日間返金保証付きです。
よくある質問
CyberGhost VPNを無料で使うことはできますか?
いいえ。CyberGhost VPNは無料プランを提供していません。しかし、返金保証が長いことに注目しましょう。6か月プランと2年プランは45日間返金保証付きです(1か月プランは14日間返金保証)。45日間もあれば、CyberGhost VPNの通信速度、ストリーミング・Torrent・ゲーム専用サーバー、その他のセキュリティ機能をじっくり試せます。CyberGhost VPNを実際に使って満足できなかった場合はライブチャットで返金をリクエストすれば良いのです(筆者が試した際は5日後に返金されました)。
無料VPNもありますが、基本的にはおすすめしません。無料VPNは強力なセキュリティ機能が備わっていないことが多く、オンラインアクティビティを記録する可能性があるほか、通信速度が遅かったり、データ使用量が制限されていたり、使いにくかったりします。
CyberGhost VPNは安全ですか?
はい、CyberGhost VPNはとても安全です。キルスイッチや256ビットAES暗号化、ノーログポリシーなどの標準的なセキュリティ機能はもちろん、一般サーバーより安全性が高いNoSpyサーバー、安全なプロトコル、完全な漏えい対策、メールの保護、セキュリティ設定やプライバシー設定をカスタマイズする機能なども提供しています。
CyberGhost VPNはルーマニアの企業です。ルーマニアはデータ保持を義務付ける法律がないうえ、5・9・14アイズ同盟(データや情報を共有する多国間協定)の管轄外です。CyberGhost VPNのプライバシーポリシーとセキュリティ対策は独立監査済みで、3か月ごとに発行されている透明性レポートには警察や政府組織にユーザーデータを要求されても拒否していることが詳しく書かれています。CyberGhostは業界で最も安全なVPNの1つなのです。
CyberGhost VPNはNetflixに対応していますか?
はい、CyberGhost VPNはNetflixに対応しています。CyberGhost VPNは15か国以上のNetflixライブラリが利用できるよう最適化されたストリーミング専用サーバーを提供しています(フランスやドイツ、イタリア、日本、イギリス、アメリカなどのNetflix)。Netflixのほかにも、CyberGhost VPNはBBC iPlayerやHulu、HBOをはじめとする幅広い動画配信サービスに適しています。
CyberGhost VPNはTorrentに対応していますか?
はい、CyberGhost VPNはTorrentを許可しています。75か国以上にTorrent専用サーバーが設置されています。Torrent専用サーバーは高速で、BitTorrent、qBittorrent、uTorrentなどの主なTorrentクライアントが利用可能です。
CyberGhostを使うと通信速度は遅くなりますか?
はい。しかし、遅いと感じるほどではありません。VPNを使うと通信速度は必ず低下します。VPNはオンラインデータを暗号化して遠隔サーバーに転送するため、最終目的地に到達するのに時間がかかるのです。しかし、CyberGhostなどの一流VPNだと速度低下はごくわずかなので、通信速度への影響は感じないはずです。
当社の調べでCyberGhostはいつも非常に高速で、ブラウジングや動画の視聴、Torrent、ゲームなど、あらゆるオンラインアクティビティに適したスピードでした。
CyberGhostはゲームに向いていますか?
はい、CyberGhostはゲームにピッタリです。ゲームサーバーはアメリカ、フランス、イギリス、ドイツの4か国に設置されており、Pingとラグを最低限に抑えるように最適化されています。筆者が試したところ、ゲーム中にラグが発生したりPingが高くなったりすることはありませんでした。
CyberGhost VPNが利用可能なデバイスは?
CyberGhostはすべての主要なプラットフォーム向けの専用アプリを提供しています。次のデバイスで利用可能です。
- Android 5.0(Lollipop)以降のスマホ、テレビ、タブレット
- iOS 13.2以降のiPhone、iPad、iPod
- Windows 7、8.1、10、11のPC(パソコン)
- High Sierra(10.13)以降のMacBook、iMac、Macモデル
- Ubuntu(19.04、18.04、16.04)、Fedora(29、30、31)、Mint 19、Kali、CentOS 17、PoP!_OSなどのLinuxディストリビューションを実行中のパソコン
- ChromeとFirefox向けブラウザ拡張機能
- Amazon Fire Stickデバイス(第2世代以降)
スマートDNS機能もあるため、スマートテレビやゲーム機などVPNをサポートしていないデバイスでも使えます。Roku、Samsung製スマートテレビ、LG製スマートテレビ、Apple TV、Amazon Fire TV、Xbox One、Xbox 360、PlayStation 3・4で利用可能です。
CyberGhostはルーターでも使えますが、手動で設定しなければなりません(ルーターがVPNに対応していることが前提です)。幸い、CyberGhostのサポートページに多数のガイドが掲載されているので、ガイドを参考にすれば簡単に設定できるでしょう。
CyberGhostは何台のデバイスで使えますか?
CyberGhost VPNは1アカウントで7台のデバイスを同時接続できます。業界平均は5~10台なので少ないほうですが、持っているデバイスをすべて繋げるはずです。家族で使いたい場合、ルーターにVPNを設定するとより多くのデバイスを保護できます。ルーターへの設定方法についてはCyberGhostのサポートページをご覧ください。
CyberGhost VPNを高速化する方法は?
CyberGhost VPNはかなり高速ですが、遅いと感じる場合は次の改善方法をお試しください。
- OpenVPNプロトコルは使わない。OpenVPNは高速ですが、大幅な速度低下を招くことがあります。OpenVPNの代わりに、はるかに高速なIKEv2/IPSecかWireGuardがおすすめです。
- 近くのサーバーに接続する。デバイスとVPNサーバーとの距離が長いほど、データが移動するのに時間がかかります。国内のサーバーが理想ですが、できる限り近いサーバーを使うと通信速度が最速になるはずです。
- Androidではスプリットトンネリングを使う。このツールを使うと、特定のアプリ(例えばNetflix)の通信だけVPNを経由させることができます。VPNが暗号化して転送するデータが少なければ、速度低下も軽減できるでしょう。
- バックグラウンドアプリを停止する。VPNを通してインターネットに接続されている不要なバックグラウンドアプリは終了しましょう。実行中のままにすると、VPNが必要とする帯域幅を奪ってしまいます。
- 有線で接続する。Wi-Fi接続より有線で接続したほうが、安定性が高く、高速です。ほかの対処法で改善されなかった場合はお試しください。