
更新日: 2025年5月22日
お急ぎですか?大半のユーザーにおすすめのVPNサービスはこちら!
- 🥇 ExpressVPN(2025年おすすめ1位) :セキュリティが優秀で超高速。アプリを直感的に操作でき、すべてのデバイスとOSに対応しています。ExpressVPNは厳格なノーログポリシーを守っているほか、動画視聴、トレント、ゲームを快適に行えます。新規加入者は安心の30日間返金保証付きです。
どのVPNも「自社こそが最高!」と主張していますが、本当に優秀なVPNサービスは一握りしかありません。多くのVPNは重要なセキュリティ機能が備わっていなかったり、人気ストリーミングサービスが利用できなかったり、P2Pに対応していなかったりします。また、通信速度が遅いものもあります。
最高のVPNを見つけるべく、80社以上を徹底的に検証しました。各VPNのセキュリティ機能やプライバシー機能、通信速度、動画視聴やトレントの可否、AIプラットフォームとの相性、サーバーネットワークの規模、通信制限の厳しい国でウェブにアクセスできるかどうかを調べました。また、ゲームに適しているか、主なデバイス向けの使いやすいアプリがあるかどうか、価格は手頃かどうかなども確認しました。最後に、各VPNが将来の脅威からデータを守れるかどうか検証しました。現在は安全性が高いVPNの暗号化プロトコルも、量子コンピュータを使って解読できるようになることが予想されているからです。
各サービスのメリットを比較し、おすすめVPNをトップ10ランキングにまとめました。イチオシは上記の条件をすべて満たすExpressVPNです。業界最速のVPNで、優秀なセキュリティ機能とプライバシー機能を備えており、ストリーミングとトレントに完全対応しているほか、アプリが非常に使いやすいのが特徴です。 編集者から:ExpressVPNおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
【まとめ】2025年おすすめのVPNサービス
編集者から:Intego、Private Internet Access、CyberGhost、およびExpressVPNは当社の親会社であるKape Technologies傘下の企業です。
🥇1. ExpressVPN — 2025年最高のVPN。セキュリティ、通信速度、パフォーマンスが最高
ExpressVPN(エクスプレスVPN)は業界最速のVPNで、ストリーミング、ゲーム、トレントに最適です。Netflix、Amazonプライム、Apple TV+、ディズニープラスなどすべての主要なストリーミングサイトはもちろん、Fubo、RaiPlay、Crackleなど知名度の低いサイトも利用できます。クラウドゲームに対応している数少ないVPNの1つでもあり、全サーバーでP2P通信が可能です。
ExpressVPNが非常に速い理由は、独自プロトコル「Lightway」です。OpenVPNやWireGuardなどの主なVPNプロトコルより安定性とセキュリティに優れており、バッテリーも長持ちします。DTLS 1.3(Datagram Transport Layer Securityの最新版)を用いて暗号化の強化と遅延の低減を実現し、ネットワークを切り替えたり圏外になったりしてもVPNセッションはアクティブのままです。そのため、Wi-Fiとモバイルデータ通信を切り替えたりスリープモードから復帰したりしてもVPN接続は切れません。
Lightwayはオープンソースなので、セキュリティ上の欠陥がないか誰でも検証できます(外部監査にも合格しています)。さらに、Lightwayはポスト量子対策が備わっているため、スーパーコンピュータによる未来の脅威にもしっかり対抗できます。複雑な数学的構造を用いる「Kyberアルゴリズム」に基づいた量子耐性暗号を採用しており、従来のコンピュータも量子コンピュータも破れません。AES-256暗号化やその変種、および他のVPN暗号化アルゴリズムは現在非常に安全とされていますが、量子コンピュータで解読できる可能性があるのです。
ExpressVPNは便利な追加機能も充実していて、例えばスプリットトンネリング(Windows、Android、ルーター、Mac用アプリ)、広告・トラッカー・マルウェアブロッカー(Android、iOS、Mac、Windows、Linux)などがあります。データ漏えいチェッカーを備えた無料パスワードマネージャーも使えます。
ExpressVPNはセキュリティ面も優秀です。256ビットAES暗号化、独立監査済みのノーログポリシー、確かなキルスイッチなど、VPN業界の標準機能が備わっていて、すべての主要OSでキルスイッチが使えるVPNは珍しいそれほど多くありません。
さらに、半年ごとに透明性レポートを発行し、どのようなユーザーデータの提供要請を受けたか公表し、提供できるデータは一切ないことを証明しています。
ExpressVPNは高度なセキュリティ機能もあり、例えば、ExpressVPNのサーバーを通過するDNSリクエストを暗号化する独自のプライベートDNSが備わっています。ExpressVPNのTrustedServerテクノロジーにより、サーバーのメタデータはハードドライブではなくメモリ(RAM)に保存されるため、サーバーが再起動されるたびにすべての個人情報が消去されます。ほかにも、セッション毎に暗号鍵を変更する前方秘匿性により、過去または未来の暗号鍵をハッカーに知られたとしても、通信の内容を解読されません。
トラブルが発生した場合、ExpressVPNのカスタマーサポートは優秀で、ライブチャット担当者は親切で助けになります(日本語でやり取りしてくれます)。また、メールサポートも対応が速く、設定ガイドやトラブルシューティングガイド、よくある質問集も詳しく書かれています。
ExpressVPNのセキュリティについて
- サーバー設置国数:105か国
- プロトコル:Lightway、IKEv2/IPSec、OpenVPN UDP/TCP、L2TP/IPSec
- データの暗号規格:256ビットAES
- 特殊サーバー:難読化、スプリットトンネル、専用IP
- 漏えい対策:DNS、WebRTC、IPv6
- キルスイッチ:あり
- ノーログポリシー:あり
- サーバーはRAMのみで稼働する:はい
- 前方秘匿性:あり
ExpressVPNのスピードテスト
ExpressVPNは日本を含む105か国にVPNサーバーがあり、ネットワークの規模は本ランキングに掲載されているVPNのなかで最大級で、少なくとも15か国は複数の都市にサーバーがあります。例えば、日本のサーバー拠点は4か所(東京に2か所、大阪と横浜にそれぞれ1か所、)、米国は20か所以上(ニューヨーク、シカゴ、ソルトレークシティ、ロサンゼルスなど)、英国は6か所(ドックランズ、東ロンドン、ロンドン、ミッドランズ、トッテナム、ウェンブリー)にサーバーが設置されています。スピードテストでは各国の通信速度を測定し、複数の都市にサーバーがある場合はすべての都市を検証しました。
主な結果はこちらです。
スピードテスト担当者は、現在地をもとに最適なサーバーを選ぶExpressVPNのスマートロケーションツールを使って接続しました。どのサーバーにもほぼ瞬時に接続され、通信速度は常に超高速でした。彼の国のサーバーから16,000キロ以上離れた拠点でも満足できる速度だったのです。ここまで高速なのは、ExpressVPNのLightwayプロトコルのおかげです。ほかのVPNプロトコル(WireGuardなど)よりはるかに高速でした。
まとめると、ExpressVPNに接続しても通信速度は平均で15%しか低下せず、他社より大幅に優れていることが分かりました。
ExpressVPN ストリーミング:適している
ExpressVPNはストリーミングにイチオシです。利用可能な動画配信サービスは100以上あり、NetflixやAmazonプライム、ディズニープラスなどの人気サービスで異なるライブラリを視聴できます。Hulu、Max、Apple TVだけでなく、Sling TVやFuboなどの知名度の低いサービス、DAZN Japan、GYAO!、U-NEXT、TVer、WOWOW、Abema TVなどの国内サービスもどこからでもアクセスできます。
また、ExpressVPNのMediaStreamer機能を使うと、VPNアプリがないデバイスでもストリーミングサイトにアクセスできます(Roku、一部のスマートテレビ、ゲームコンソールなど)。
ExpressVPN トレント:適している
ExpressVPNは105か国の全サーバーでP2Pファイル共有とトレントをサポートしています。一方、ほかの上位VPNはP2P専用サーバーしかトレントに対応していないことが多いです。また、ExpressVPNではBitTorrentやuTorrent、Deluge、Vuzeなど、主なトレントクライアントが使えます(下り速度が最速だったのはBitTorrentでした)。
トレント利用時にIPアドレスが漏えいする心配もありません。ダウンロード開始前に20か国以上のサーバーに対してDNS・WebRTC・IPv6の漏えいテストを行ったところ、漏えいは一切検出されませんでした。
トレントで特に役立つ機能はスプリットトンネリングです。筆者はP2P通信だけをVPNに転送させるためにこの機能を活用しています。他のアプリは通常のインターネット接続を使いますから、ダウンロード速度が向上するのです。さらに、ExpressVPNならMacデバイスでもスプリットトンネリングが可能です(macOS 10.15またはそれ以前)。このようなVPNは珍しく、本記事で紹介するVPNのうち、ExpressVPNのほかにmacOSの全バージョンでスプリットトンネリングが可能なのはPrivate Internet AccessとTunnelBearのみです。
ポートフォワーディングにも対応しており、より多くのピアに接続することでダウンロード速度を向上できます。この機能はExpressVPNのルーターアプリでしか有効にできませんが、ルーターアプリは簡単にインストールでき、使いやすい設計です。
ExpressVPN ゲーム:適している
ExpressVPNは業界最高のゲーム向けVPNです。同僚がアメリカの近距離サーバーとオーストラリアの長距離サーバーに接続してPCとPS5でDota 2、Fortnite、PUBG、Counter-Strike: Global Offensiveをプレイしたところ、非常に快適だったそうです。遠くのサーバーでもPing値はまあまあで、ラグが発生したりVPN接続が途切れたりすることはありませんでした。
ExpressVPNの全サーバーにDDoS(分散サービス妨害)攻撃対策が導入されているのも気に入りました。DDoS攻撃の標的になるとオフラインになってしまうことがありますが、ExpressVPNに接続すれば狙われません。
ゲームコンソールでプレイしたい場合、ExpressVPNはルーター専用アプリは10分以下で設定できます。アプリは直感的に操作しやすい設計です。また、ExpressVPNがインストール済みのルーターを購入することもできます(独立監査に合格しています)。
ExpressVPNはクラウドゲームプラットフォームにも対応しています。これはスマホやタブレットなどのポータブルデバイスにゲームをストリーミング配信するサービスのことで、ExpressVPNはGoogle StadiaやGeForce Now、PlayStation Nowなどさまざまなクラウドゲームサービスをサポートしています。米国のチームメンバーがPlayStation NowのアカウントでExpressVPNを試したところ、スムーズにストリーミングプレイできたそうです。
ExpressVPN 検閲の回避:適している
ExpressVPNの難読化サーバーは、ファイアウォールを突破して自由でオープンなインターネットにアクセスするのに役立ちます。セキュリティを重視していますから、インターネット制限とVPN制限をすばやく簡単かつ安全に突破するにはExpressVPNが一番です。
ExpressVPNは世界中に難読化サーバーがああるので、ネット検閲の厳しい国でも近くのサーバーに接続して最速の通信速度が得られます。例えば、インドネシアではシンガポールサーバーに接続すると良いでしょう。中国ではどのサーバーに接続してもOKですが、ExpressVPNが中国で推奨するロケーションを選ぶと最も安定した通信となります。ExpressVPNによると、ファイアウォールを回避するにはプロトコルを「自動」に設定すると良いそうですが、大半の国ではどのプロトコルでもうまくいきます。
ExpressVPNは通信を難読化するので学校や職場でネットワークの制限を回避できます。ネットワーク管理者にブロックされがちなソーシャルメディア、動画サイト、ゲームサイトなどに自由にアクセスできるわけです。
ExpressVPN AIとの相性:とても良い
筆者の調べでExpressVPNはAIツールとの相性がとても良いことが分かりました。ChatGPTに100%確実にアクセスでき、CAPTCHA認証は一度も表示されませんでした。GeminiやMidjourneyも問題なく使えました。
ChatGPTが禁止されている国でもExpressVPNを使えばアクセスでき、学校や職場のネットワークでブロックされていてもうまくいきます。
ExpressVPN 使いやすさ
ExpressVPNのインターフェースは直感的に分かりやすく、VPN初心者も上級ユーザーもすんなり使いこなせます。
ExpressVPNの重要な機能はすべて自動的に設定されるので、設定を変更したくない場合はそのままでもOKです。また、すべての機能に簡単な説明が表示されますから、迷うことはありません。
ExpressVPNのサーバー拠点は地域別に整理されており、接続したいサーバー拠点がすぐに見つかりました。サーバー拠点をお気に入りに登録するとExpressVPNの別のタブに表示され、おすすめタブでは現在地で最適なサーバー拠点がいくつか表示されます。
最速のサーバーに接続するスマートロケーション機能もあります。
モバイルアプリでは、Lightwayの詳細設定で「NATハートビート」を有効にしていち早く通知を受け取れるのが気に入りました。公共Wi-Fiで電波が弱かったり、ネットワークを頻繁に切り替えたりする場合に便利です。
また、最後に使ったサーバー拠点に自動的に接続したり、デスクトップでアプリを自動的に起動させたりする設定もあります。モバイルでも、デバイス起動時や信用性の低いネットワークに参加した時に最後に使用したサーバー拠点に接続してくれます。あらかじめ自動接続を設定しておけば、手動で接続し忘れても通信が保護されるわけです。
ExpressVPN プランと価格

ExpressVPNは月間プラン、年間プラン、2年オファーを提供しています。本記事で紹介する他社VPNより価格は若干高いものの、パフォーマンスは最高で、セキュリティ、通信速度、プライバシー機能が優秀です(動画視聴にも向いています)。さらに、2年オファーは61% OFFなのでわずか$4.99 / 月となり、数か月分が無料で含まれることも多いためさらにオトクです。また、holiday.comから最大5GBの無料eSIMをゲットできます。
支払い方法について、ExpressVPNは7種類のクレジットカード、PayPal、ビットコイン、Mint、Qiwi、iDeal、Sofortをはじめとする各種オンライン決済サービスに対応しています。購入すると、無条件の30日間返金保証が適用されます。
🥈2. Private Internet Access(PIA):カスタマイズ性が高く、高速で多目的。トレントとストリーミングにおすすめ
Private Internet Access(PIA、プライベート・インターネット・アクセス)はトレントと動画視聴に適していて、通信速度も優れています。全サーバーがP2P通信に対応しており、主要なトレントクライアントが使えるほか、ピアに直接接続するポートフォワーディングでダウンロード速度を高速化できます。通信を暗号化せずにIPアドレスを変更するSOCKS5プロキシサーバーもあり、トレント利用時の通信速度が大幅に向上します。
NetflixやHulu、ディズニープラスなど、すべての人気ストリーミングサービスに対応していて、当社のスピードテストでラグやバッファは発生しませんでした。
サーバー拠点について、PIAは91か国以上にサーバーがあり、米国の全50州にサーバーを設置しているVPNは業界でPIAだけです。つまり、アメリカでは同じ州のサーバーに接続して最速の通信速度にできるわけです。
アプリをカスタマイズできるのも気に入りました。ネットワークごとにVPN接続を設定できるので、ほとんどの状況で最高のパフォーマンスが得られます。接続数は無制限ですから、何台にでもアプリをインストールして使えます。
PIAの最大の魅力はユーザーのプライバシー保護を重視していること。大半のVPNは「ユーザーデータを記録しない」と主張していますが、それを裏付ける証拠はありません。一方、Private Internet Accessはユーザーデータを記録していないことが独立監査と複数の裁判事例で証明されています。さらに、PIAは警察にログを提出していないことを示す透明性レポートを定期的に発行しており、アプリはオープンソースです。
セキュリティについて、PIAはRAMのみのサーバーを採用しており、前方秘匿性やキルスイッチ(iOSを含む)、独自のDNSもあります。スプリットトンネリングはAndroid、Windows、Mac、Linuxで利用可能で、アプリとサイトのIPアドレスを除外できます(ExpressVPNではアプリしか除外できません)。

PIAは高性能で使いやすい広告ブロッカー(PIA MACE)を提供していて、トラッカーを阻止し、有害な可能性のあるサイトへのアクセスを防げます。「Identity Guard」という優れた漏えいモニタリングツールもあります。あなたのメールアドレスとそれに関連する個人情報が漏えいしていないかどうか確認し、メールアドレスが漏えいした場合に通知する機能です。
Private Internet Accessのセキュリティについて
- サーバー設置国数:91か国
- プロトコル:OpenVPN、WireGuard、IKEv2/IPSec(iOSのみ)
- データの暗号規格:128ビットAES、256ビットAES
- 特殊サーバー:難読化、ポートフォワーディング、スプリットトンネリング、SOCKS5、ストリーミング、専用IP
- 漏えい対策:DNS、WebRTC、IPv6
- キルスイッチ:あり
- ノーログポリシー:あり
- サーバーはRAMのみで稼働する:はい
- 前方秘匿性:あり
Private Internet Access スピードテスト
PIAでは各サーバーのPing値が表示されるため、最速のサーバーが選びやすくなっています。PIAのスピードテストでは各国でPingが一番低いサーバーを選びました。
主な結果はこちらです。
PIAの通信速度はなかなか高速です。当社がPIAを検証した際、最速のサーバーで通信速度は6%しか低下しませんでした。アジアと南米の一部のサーバーでは約40%も低下してしまいましたが、それでも平均以上です。まとめると、PIAでは通信速度が22%しか遅くならず、大半のVPNより速いことが分かりました。
Private Internet Access ストリーミング:適している
PIAは動画視聴におすすめです。米国、英国、イタリア、日本を含む15か国以上にストリーミング用サーバーがあり、Netflix(米国、英国、日本などのライブラリ)、ディズニープラス、Amazonプライム(米国、英国、日本などのライブラリ)、Apple TV、BBC iPlayerにアクセスできます。日本のAbemaとU-Next、イタリアのRaiPlay、米国のCrunchyroll、デンマークのHBO Nordic、フィンランドのRuutuなど、PIAのサーバーは各国の動画配信サービスにも対応しています。
PIAはSmart DNSもあり、VPNアプリがないデバイスでも人気ストリーミングサービスのライブラリにアクセスできます(ExpressVPNのMediaStreamerとよく似た機能です)。
Private Internet Access トレント:適している
ExpressVPNと同様、PIAは91か国の全サーバーでトレントを認めているため、ほかのVPNのようにP2P専用サーバーを探す必要はありません(PIAはトレントにおすすめのVPNの1つです)。世界中のサーバーを無作為に選んでuTorrentとBitTorrentを使ったところ、両方のトレントクライアントで問題なくファイル共有を行えました。
PIAのSOCKS5マルチホップツールも気に入りました。プロキシサーバーにデータを経由させるもので、トレント利用時のスピードが若干改善する場合があります。ポートフォワーディングがあるのは素晴らしいと思いますが、ExpressVPNとは違って米国サーバーがポートフォワーディングに対応していないのは残念です。
PIAに対してDNS漏えいテストを数回行ったところ、漏えいは一度も発生しませんでした。PIAがIPv6通信を自動的に無効にしてくれるのは安心です。VyprVPNのように手動で無効にする必要はありません。
Private Internet Access ゲーム:やや適している
PIAはセキュリティが非常に強く、通信速度が速いため、2025年おすすめのゲーム用VPNとして上位にランクインしています。米国のチームメンバーが検証した際、現地のVPNサーバーでゲームをプレイしてもPingは変わらなかったそうです。遠くのVPNサーバーでゲームをした際のPingはExpressVPNより若干高かったものの、スムーズにゲームセッションを楽しめました。
PIAのサーバーにはDDoS対策が備わっていて、ルーターをVPNに接続するとXboxやPlayStationコンソールでゲームをプレイできます。とは言え、ExpressVPNと違ってPIAはルーター専用アプリがないため、手動で設定しなければなりません。幸い、PIAは手順を解説したガイドを提供しています。
PIAはクラウドゲームに対応しているか言及していません。カスタマーサポートに問い合わせたところ、「PIAでクラウドゲームプラットフォームを使えることは保証できない」とのこと。当社調べではうまくいきましたが、あなたもうまくいくと約束することはできません。クラウドゲームに適したVPNが欲しい場合、多数のクラウドゲームプラットフォームに対応しているExpressVPNがおすすめです。
Private Internet Access 検閲の回避:適している
PIAはShadowsocksプロトコルとマルチホップ機能を用いてファイアウォールを回避します。ShadowsocksプロトコルはVPNを使っていること自体を隠すので、通信制限が厳しい国でも学校や職場などの制限付きネットワークでも、VPN通信をブロックするサイトに自由にアクセスできます。
Shadowsocksは、設定メニューの「プロキシ」からワンクリックで有効化できます。PIAでファイアウォールを回避したい場合、日本や米国、イスラエルなど7か国から選べます(現在地に一番近いものに接続しましょう)。
Private Internet Access AIとの相性:とても良い
Private Internet AccessでChatGPTとDALLE-3に簡単にアクセスできます。別のサーバーに切り替えた場合はページを更新してCAPTCHA認証を突破しなければならないかもしれませんが、それが完了するとOpenAIのサイトまたはAndroidアプリを通してチャットボットと問題なくやり取りできます。
筆者はGeminiとMidjourneyも問題なく利用できました。
Private Internet Access 使いやすさ
PIAのアプリは本記事で最もカスタマイズ性が高く、自由自在に設定を変更できます。例えば、暗号強度を選んだり、ローカルポート接続を変更したり、メインダッシュボードのセクションを並べ替えて最も重要な機能を一番上に移動させたりできます。
最後に使用した6つのサーバー拠点がメイン画面に表示され、毎回サーバー一覧から探さなくて済むのは非常に便利です。他の便利ツールには、広告ブロッカー「PIA MACE」やポートフォワーディングなどの機能へのワンクリックリンクを含むタブ、メインダッシュボードでお気に入り登録したサーバーをまとめたタブ(モバイル)、一定時間が経過するとVPN接続を一時停止するスヌーズ機能などがあります。
PIAの自動化ルールも役立ちました。保護されていない公衆Wi-Fiネットワークに加わった際にサーバーに接続し、ホームWi-Fiネットワークを使っていることが検出されたら切断するように設定できます。
Private Internet Access プランと価格

PIAは有料プランが1つ、支払いオプションが3種類あり、どれも妥当な価格です。PIAは最も安いVPNの1つであり、わずか$2.19 / 月~でゲットできます。PIAはアンチウイルスや専用IPアドレスなどのアドオンも提供しています。
PIAの支払い方法について、クレジットカード、PayPal、仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、ライトコインなど)があり、Amazon Payに対応しているのも気に入りました。PIAを購入すると、30日間返金保証が適用されます。
Private Internet Accessの完全レビューを読む >
編集者から:Private Internet Accessおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
🥉3. CyberGhost VPN:高性能なゲーム専用サーバーがあり、自動化が便利
CyberGhost VPNはゲームにおすすめのVPNです。米国、英国、ドイツ、フランスの4か国にゲーム専用サーバーがあり、安定したPingとスムーズな通信を実現するよう最適化されいます。私たちが検証でDota 2とカウンターストライク:グローバルオフェンシブをプレイした際、ゲームセッションはいつも高速でした。
100か国に設置された他のサーバーも優秀なスピードです。近くのサーバー拠点がすぐに見つかりますから、最速の通信速度が得られます。また、同時に7台のデバイスを接続できます。
CyberGhost VPNは動画視聴にもおすすめです。20か国以上に100台以上のストリーミング専用サーバーがあり、50以上の動画配信サービス向けに最適化されています。これには、Netflix、Amazonプライム、Apple TV+、ディズニープラスのほかに、CBC、France TV、Rai Play、DAZN、ITVなどが含まれます。
85か国以上にP2Pサーバーがあり、P2Pとの相性も抜群です。ExpressVPNやPrivate Internet Accessとは違って全サーバーでトレントを認めているわけではないのは残念ですが、他社と比べるとP2Pサーバー設置国数は多いと言えます。
CyberGhost VPNのSmart Rules(スマートルール)機能はとても便利です。パソコンで利用可能で、VPN接続やWi-Fi保護を自動化したり、VPNトンネル経由で通信を行うサイトを指定したりできます。例えば、Smart Rulesを使って「起動時に特定のストリーミングサーバーに自動接続し、動画アプリを開く」というルールを設定できます。また、ゲームクライアントなど、特定のアプリを開いたときに最速のサーバーに自動接続するようにCyberGhost VPNを設定することも可能です。
セキュリティ面も非常に強く、完全な漏えい対策、RAMのみで稼働するサーバー、前方秘匿性などの高度な機能が備わっています。CyberGhost VPNのスタッフしか扱えないNoSpyサーバーもあり、セキュリティとプライバシーを強化できます。悪意のあるサイトから防御する「Content Blocker」もありますが、Private Internet AccessのPIA MACEほど効果的に広告を消すことはできません。
CyberGhost VPNのセキュリティについて
- サーバー設置国数:100か国
- プロトコル:OpenVPN、IKEv2/IPSec、WireGuard
- データの暗号規格:256ビットAES
- 特殊サーバー:NoSpy、P2P、ストリーミング、ゲーム、スプリットトンネリング、専用IP
- 漏えい対策:DNS、IPv6
- キルスイッチ:あり
- ノーログポリシー:あり
- サーバーはRAMのみで動作する:はい
- 前方秘匿性:あり
CyberGhost VPN スピードテスト
CyberGhost VPNは100か国にサーバーがあり、ほかのVPNプロバイダと比べるとかなり多いほうです。各国のサーバーに接続してCyberGhost VPNの通信速度を調べました。
主な結果はこちらです。
CyberGhost VPNは業界最速のVPNではないものの、米国の同僚の調べで通信速度は平均で32%しか低下せず、多くの他社より優れた結果となりました。また、どのサーバーを試しても同僚はラグなくゲームをプレイでき、遠くのサーバーでも快適だったそうです。
CyberGhost VPN ストリーミング:適している
CyberGhost VPNは日本を含む20か国以上に100台を超えるストリーミングサーバーがあります。ストリーミングサーバーは、Netflix(米国、英国、日本などのライブラリ)、Amazonプライム(米国、英国、日本など)、DAZN Japan、ほか多数など50以上の動画配信サービスにアクセスし、動画を快適に視聴できる通信速度を実現するよう最適化されています。
CyberGhost VPN トレント:適している
CyberGhost VPNは世界85か国以上のサーバーでトレントを認めているため、どこにいても近くに高速なP2Pサーバーがあるはずです。また、CyberGhost VPNではP2Pサーバーとの距離が表示されるので、一番近いものを選べば最速でダウンロードできます。
CyberGhost VPN ゲーム:やや適している
CyberGhost VPNはゲームに最適なVPNの1つで、とても快適にゲームをプレイできます。検証中、筆者はCyberGhost VPNで非常にスムーズにオンラインゲームを遊べました。同僚も、遠くのサーバーでもPingが高すぎず、ラグや画面がカクカクするなどのトラブルはなかったそうです。筆者も同僚も、接続は一度も切れませんでした。
CyberGhost VPNは4か国(米国、英国、ドイツ、フランス)に90台以上のゲーム専用サーバーがあり、安定した高速通信で快適にマルチプレイヤーゲームをプレイできるように最適化されています。同僚がドイツのゲーム専用サーバーでDota 2をプレイしたところ、Pingは108~112ms程度で、ドイツの一般サーバーより若干低いことが分かりました。
CyberGhost VPNのサーバーはすべて、DDoS対策が備わっています。また、CyberGhost VPNはルーターにも設定できます。スクリーンショットを交えた設定ガイドがあり、参考になりましたが、ルーターでVPNを使いたい場合はExpressVPNのほうが便利だと思います。設定が簡単で使いやすいルーター専用アプリを提供しているからです。
CyberGhost VPNがクラウドゲームプラットフォームに対応しているかどうかのサポートに質問したところ、残念ながら、必ずうまくいくと保証することはできないそうです。私たちの検証ではクラウドゲームプラットフォームが利用できたものの、うまくいかない可能性があることを念頭に置いておきましょう。クラウドゲームにVPNを使いたい場合、クラウドゲーム対応のExpressVPNをお試しください。
CyberGhost VPN 検閲の回避:向かない
ExpressVPNやPrivate Internet Accessとは違い、CyberGhostは難読化サーバーがないため、通信制限の厳しい国でネット検閲は回避できません。ファイアウォール、職場や学校の制限付きネットワークのブロックは解除できますが、VPN通信が制限されている場合はうまくいきません。
CyberGhost VPN AIとの相性:とても良い
CyberGhost VPNのサーバーに接続して問題なくChatGPTを使えました。チャットでエラーメッセージが表示されることも時々ありましたが、エラーが出たのはChatGPTのタブ(AndroidではChatGPTアプリ)を閉じずにVPNに接続したときだけでした。
ページを更新するか、モバイルでChatGPTアプリを再起動すると解消し、その後はOpenAIのチャットボットを問題なく利用できました。
CyberGhost VPNはGeminiとMidjourneyにも対応しています。
CyberGhost VPN 使いやすさ
CyberGhost VPNは初心者でも簡単に使いこなすことができ、すべての主要OS向けのモダンなアプリが用意されています。最適なサーバーにワンクリックで接続でき、ストリーミング、ゲーム、トレントなどの特殊サーバーを一覧から選ぶこともできます。お気に入りタブも特殊サーバーと一般サーバーが区別されているので、CyberGhost VPNのアプリでサーバーを見つけるのは非常に簡単です。
CyberGhost VPNの設定と機能ははっきり表示され、VPN接続をカスタマイズしやすくなっています。Smart Rules機能で起動ルールを設定することも可能です。例えば、起動時に接続するサーバーを選んだり、特定のサーバーに接続した後にどのアプリを起動させるか指定したりできます。
さらに、CyberGhostのWi-Fi保護ルールでは、特定の種類のネットワーク(保護されていない公共Wi-Fiネットワークなど)が検出された際にサーバーに接続するかどうか設定できます。最後に、CyberGhostでは特定のアプリを開いた時にVPNに自動接続することが可能です。
CyberGhost VPN プランと価格

CyberGhost VPNは複数の支払いオプションがあり、1か月プラン、6か月プラン、非常にオトクな2年オファー($2.19 / 月)から選べます。2年オファーは安いだけでなく、数か月分が無料で含まれることが多いです。1か月プランの返金保証は14日間であるのに対して、長期オファーは45日間返金保証付きなのでじっくり試せます。CyberGhostはクレジットカード、PayPal、ビットコインでの支払いに対応しています。
編集者から:CyberGhostおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
4. NordVPN:多機能で全サーバーが高速
NordVPNはネット上で安全を守る追加機能が充実しています。「脅威対策 Pro」はVPNの広告ブロッカーとして業界トップクラスで、悪意のある広告を消し、怪しいサイトへの接続をブロックするほか、マルウェアに感染したファイルのダウンロードを防いでくれます。VPNサーバーに接続していなくても脅威対策は有効なので、安心です。
また、超高速通信を実現する独自プロトコル「NordLynx」も使えます。NordLynxはポスト量子暗号で将来の脅威から守る点がExpressVPNのLightwayと似ています。118か国にサーバーがあり、スプリットトンネリング機能が備わっているほか、10台のデバイスを接続でき、すべての主要プラットフォーム用の使いやすいアプリが用意されています。

動画視聴とトレントにもおすすめです。NetflixやBBC iPlayerなどの人気動画配信サービスに対応していて、110か国以上にP2Pサーバーがあります。また、どのサーバーも、ストリーミングやトレントなどのオンラインアクティビティに適した通信速度です。
NordVPNはゲームにおすすめのVPNです。メッシュネットワーク機能を活用すると、暗号化されたVPN接続で最大60台のデバイスをリンクできますから、仮想LANパーティを安全に開催できます。
NordVPNはダークウェブモニタリング(Dark Web Monitor)を提供している数少ないVPNの1つでもあり、ダークウェブをスキャンしてNordVPNのアカウントと関連するログイン情報が漏えいした場合に通知してくれます。
NordVPNはダブルVPNサーバーもあります。1台ではなく2台のVPNサーバーを経由して通信を行い、データを2重に暗号化するものです。ほかにも、Onion Over VPNサーバーを使うと、Chromeなどの通常のブラウザでダークウェブを閲覧できます(ほとんどの場合、他のVPNではTorブラウザしか使えません)。
最後に、完全な漏えい対策、RAMのみで稼働するサーバー、前方秘匿性などの高度なセキュリティ機能も備わっています。ExpressVPNやPrivate Internet Accessと同様、NordVPNの厳格なノーログポリシーは独立監査済みで、NordVPNのサーバーが保管されているデータセンターでデータ侵害が発生した際にユーザーデータは一切流出せず、ノーログポリシーを守っていることが証明されました。
NordVPNのセキュリティについて
- サーバー設置国数:118か国
- プロトコル:NordLynx、OpenVPN、IKEv2/IPSec
- データの暗号規格:256ビットAES
- 特殊サーバー:難読化、ダブルVPN、Onion Over VPN、専用IP
- 漏えい対策:DNS、WebRTC、IPv6
- キルスイッチ:あり
- ノーログポリシー:あり
- サーバーはRAMのみで稼働する:はい
- 前方秘匿性:あり
NordVPN スピードテスト
NordVPNは118か国にサーバーがあり、各国のサーバーをランダムに選んで通信速度を他社と比較しました。
主な結果はこちらです。
全体的に、NordVPNは優れた結果となりました。アメリカの同僚が試したところ、一番近いサーバーでは通信速度が約12%低下したものの、ブラウジングやストリーミング、ゲームに適した高速通信でした。遠くのサーバーでは平均で37%しか遅くならず、高速ですべてのオンラインアクティビティができ、一部のサーバーでわずかに遅くなっただけでした。
NordVPN ストリーミング:適している
NordVPNでは、NetflixやAmazonプライム、ディズニープラス、Max、BBC iPlayerなど10以上の動画配信サービスにアクセスできます。また、Smart DNSを活用すると、VPN非対応のスマートテレビやゲームコンソールなどでも動画視聴が可能です。
NordVPN トレント:適している
NordVPNは110か国以上サーバーでトレントを許可しているため、「サーバーが混雑しているせいでダウンロードがなかなか進まない」と困ることはありません。uTorrentやVuzeなどの人気P2Pアプリで試したところ、問題は発生しませんでした。
3か国のSOCKS5プロキシサーバーも使えます(米国、オランダ、スウェーデン)。
ExpressVPNと同様、NordVPNは完全な漏えい対策が備わっています。トレントを開始する前に10か国以上のサーバーに接続して漏えいテストを行ったところ、漏えいは一切ありませんでした。
NordVPNの脅威対策機能もすばらしいと思います。最大20MBの実行ファイルに対してマルウェアスキャンを行い、P2P経由で悪質なファイルをダウンロードするのを防いでくれます。P2Pサイトで広告も消せます。
NordVPN ゲーム:適している
NordVPNは通信速度が安定しているため、ゲームにおすすめです。アメリカの同僚が検証した際、米国内のサーバーでPingは安定して低く、遠くのサーバーでゲームをプレイしても、平均的なPingを維持できました。接続は切断されなかったそうです。遠くのサーバーでは若干ラグが発生したものの、ゲームが妨げられるほどではありませんでした。
IPアドレスに対するDDoS攻撃を防ぐこともできますが、DDoS対策機能はありません。つまり、VPNのIPアドレスが狙われる可能性があり、攻撃が成功した場合はインターネット接続が切断されるかもしれません。多くのルーターモデルへの手動設定が可能で、チュートリアルもあるので設定は比較的簡単です。
残念ながら、NordVPNの担当者によると、クラウドゲームプラットフォームが使えると保証することはできないそうです。筆者がNordVPNを使ったときはGoogle Stadiaなどを問題なく利用できましたが、あなたもうまくいくとは言い切れません。
NordVPNのメッシュネットワーク機能はとても気に入りました。仮想LANパーティを開催し、VPN暗号化を用いて自分のデバイスと友達のデバイスとの接続を守れます。メッシュネットワークはNordVPN独自のNordLynxプロトコルを使うので、とても高速です。
NordVPN 検閲の回避:向かない
残念ながら、NordVPNはロシアやイランなどで使えないため、検閲国家のファイアウォールを回避するためには向きません。このようなケースではExpressVPNやPrivate Internet Accessのほうがおすすめです。
とは言え、学校や職場などの制限付きネットワークでブロック解除するためには役立ちます。
NordVPN AIとの相性:とても良い
NordVPNでは、ChatGPT、Gemini、MidjourneyなどのAIツールに安定してアクセスできます。筆者の調べでデスクトップ版とモバイル版のChatGPTを安定して使うことができ、CAPTCHA認証やバグなどの妨げはまったくありませんでした。
NordVPN 使いやすさ
NordVPNのアプリはすっきりしたデザインで、VPN初心者も直感的に使いこなせます。最適なサーバーにワンクリックで接続する「クイック接続機能」があるほか、PC起動時またはスマホがインターネットに接続されたときにサーバーに自動接続したり、信用できるネットワークが検出されるとサーバーに接続したり接続を切断したりする設定があります。
インタラクティブな地図はとても便利です。地図上の拠点をクリックするだけで接続できるので、一覧から選ぶより手っ取り早いと感じました。
アプリのデザインはかなり気に入りました。多数の国にサーバーがありますが、一覧はアルファベット順に表示されるので圧倒されません。また、CyberGhost VPNのアプリと同様、特殊サーバーはメイン画面の別のタブにまとまっているので簡単に見つかります。
設定もすぐに手が届き、どの項目もはっきり表示されるので必要な設定を見つけるのに時間はかかりません。また、各設定に短い説明が併記されています。
NordVPN プランと価格

NordVPNの有料プランはベーシック、プラス、コンプリート、プライムの4種類で、どのプランも1か月、1年、2年サブスクリプションから選べます。NordVPNの各サブスクリプションに3か月分が追加で含まれることが多いです。
ベーシックプランは$3.39 / 月~で、VPNの全機能が使えます。しかし、脅威対策Proの基本版である脅威対策しか含まれません。脅威対策がブロックするのは広告と悪意のあるサイトだけです。
プラスプランは$4.39 / 月~で、脅威対策Pro(マルウェア対策と広告・トラッカーブロッカー)、情報漏えいスキャナー、便利なパスワードマネージャーNordPassが追加されます。
コンプリートプランは$5.39 / 月~で、1TBの暗号化されたクラウドストレージ「NordLocker」が追加されます。米国ではプライムプラン($7.39 / 月~)が利用可能で、このプランにはなりすまし対策とサイバー脅迫対策が追加されます。
なお、プランは国によって異なります。
支払い方法について、NordVPNはクレジットカード・デビットカード、PayPal、Amazon Pay、Google Pay、主な仮想通貨などに対応しています。購入すると30日間返金保証が適用されます。
5. Surfshark:激安VPN
Surfsharkは業界で最も安いVPNの1つで、プランはわずか$2.19 / 月~なので予算が限られている場合におすすめです。アプリは非常に使いやすく、接続数は無制限です。
Surfsharkは49か国以上のサーバーでP2Pダウンロードに対応していて、Netflix、Max、BBC iPlayerなどの主なサイトが利用可能です。
筆者はAndroid版の「GPSロケーションをオーバーライドする」が気に入りました。GPSデータとVPNに割り当てられたIPアドレスを一致させる機能で、モバイルで動画配信サービスのアプリを使う際にVPN接続を検出されるのを防げます。動画配信サービスのサイトではなく、モバイルアプリでコンテンツを視聴できるわけです(ほかのVPNでは、サイトでコンテンツを視聴することになります)。

Surfsharkは100か国にサーバーがあり、近くのサーバーを使って高速通信が得られます。速度について、大半のサーバーは高速ですが、かなり遠いサーバーでは通信が極端に遅くなりました。
SurfsharkのAlternative ID機能はユニークです。ネット上で使うための個人情報を新たに作成してくれる機能で、実際のメールアドレスを隠すことができ、性別や年齢、生年月日、住所、国などを明かさずに済みます。オンラインプライバシーを重視する場合、ショッピングサイトなどに登録するときにこの機能を使えば実際の個人情報を入力する必要はありません。Alternative IDで生成された偽のメールアドレスに届いたメールは、自動的に匿名で実際のメールアドレスに転送されます。
Surfsharkは優れたセキュリティ機能が備わっています。広告ブロッカー「Cleanweb」はとても高性能で、メディアサイトの広告をほとんどブロックできましたが、ポップアップ広告はブロックできないことがありました(Private Internet AccessのPIA MACEやNordVPNの脅威対策と同じです)。怪しいHTTPサイトへのアクセスはいつも防いでくれました。

さらに、Surfsharkはセキュリティを強化する「ダブルVPN」、IPアドレスを定期的に変更して位置情報の追跡を困難にする「ロウテイティングIP」なども提供しています。監査済みのノーログポリシーを掲げており、RAMのみのサーバーや前方秘匿性などの高度なセキュリティ機能もありますが、ExpressVPNやPrivate Internet Accessとは違い、完全な漏えい対策はありません(検証で漏えいは発生しませんでしたが)。
Surfsharkのセキュリティについて
- サーバー設置国数:100か国
- プロトコル:WireGuard、OpenVPN、IKEv2/IPSec
- データの暗号規格:256ビットAES
- 特殊サーバー:ダイナミックマルチホップ(ダブルVPN)、P2Pサーバー、専用IP
- 漏えい対策:DNS
- キルスイッチ:あり
- ノーログポリシー:あり
- サーバーはRAMのみで稼働する:はい
- 前方秘匿性:あり
Surfshark スピードテスト
Surfsharkのスピードテストでは、全100か国のサーバーを無作為に選び、VPNの平均速度を算出しました。
主な結果はこちらです。
全体的にSurfsharkの大多数のサーバーは高速でした。米国のスピードテスト担当者が一番近いサーバーを試したとき、通信速度は約13%低下しましたが、どのオンラインアクティビティも高速で行うことができ、近くのサーバーと一部の遠距離サーバーでも同様のスピードを維持できました。極端に遅くなったこともありましたが(平均で84%)、かなり遠いサーバーだけでした。
Surfshark ストリーミング:やや適している
Surfsharkはストリーミングにある程度役立ちます。Netflix、Amazonプライム、Maxの複数のライブラリに対応しているほか、BBC iPlayerなどの人気動画配信サービスも利用できます。米国からVPN非対応デバイスで動画配信サービスを利用したい場合、Smart DNSもあります。
Surfshark トレント:やや適している
Surfsharkは49か国以上のサーバーでトレントが可能です。qBittorrentやVuzeなどの人気P2Pクライアントを試したところ、問題なく使えました。しかし、ポートフォワーディングなどのP2P関連機能がないのは残念です。
ExpressVPNやPrivate Internet Accessとは違って完全な漏えい対策機能はありませんが、トレント開始前にSurfsharkの漏えいテストを実施したところ、漏えいは一切ありませんでした。
Cleanweb機能で悪意のあるP2Pサイトから防御できるのも気に入りました。さらに、トレントトラッカーサイトでほとんどの広告を消せます。
Surfshark ゲーム:やや適している
Surfsharkはゲームにもある程度向いています。近距離サーバーは常に高速で、Pingは安定して非常に低い数値でした。とは言え、アメリカの同僚が遠くのサーバーでゲームをプレイしたときはPingが高くなり、ラグが発生しました。ゲームが妨げられることもあったそうです。
DDoS対策も備わっており、複数のルーターモデルに設定できます。
Surfsharkはクラウドゲームプラットフォームで使えることを保証していません。当社の検証ではうまくいったものの、あなたも同じ結果が得られると約束することはできません。
Surfshark 検閲の回避:向かない
ロシア、イラン、インドネシアなど、通信規制の厳しい国でSurfsharkは使えませんが、動画配信サービスやトレントサイト、ゲームサイトへのアクセスがブロックされた制限付きネットワークでは使えます。インターネットが制限された地域で利用可能なVPNが欲しい場合、ExpressVPNとPrivate Internet Accessがおすすめです。
Surfshark AIとの相性:とても良い
Surfsharkの検証で、ChatGPTを問題なく使えました。アメリカの同僚がアメリカや英国、ドイツなどのサーバー拠点を複数試したところ、チャットボットに必ずアクセスしてスムーズにやり取りできました。
Surfshark 使いやすさ
Surfsharkのアプリはとても直感的です。デスクトップ版もモバイル版も簡単に操作できます。全サーバーがメインダッシュボードに表示され、検索機能を使って好きなサーバーをすばやく見つけられます。サーバーをお気に入りに追加することも可能です(ExpressVPNのアプリと同じですね)。違いは、Surfsharkでお気に入り登録したサーバーはサーバー一覧の上部に表示されること。別のタブに移動する必要がないので、すぐに接続でき、各サーバーの応答時間とレイテンシを見ることも可能です。
自動接続オプションはとても便利と感じました。Surfsharkでは「最速のロケーション」または「最も近い国」にワンクリックで接続でき、クイック接続ボタンをクリックしたときに接続するサーバーを変更することも可能です。
設定と機能のレイアウトが工夫されているので、すぐに手が届きます。各機能に短い説明が表示され、ワンクリックでオン・オフを切り替えられます。
Surfshark プランと価格

Surfsharkは手頃な有料プランが3段階あり、1か月、12か月、24か月のサブスクリプションから選べます。ほとんどのVPNユーザーはSurfshark Starterで十分でしょう。最もオトクなのは一番長いプランです。わずか$2.19 / 月~と非常に安く、数か月分が含まれることがよくあります。クレジットカード・デビットカード、PayPal、Google Pay、Amazon Pay、仮想通貨など、幅広い支払い方法に対応しています。また、全プランが30日間返金保証の対象です。
6. PrivateVPN:ストリーミングに適したVPN
PrivateVPNは高速かつ安全で、動画視聴におすすめです。Netflix、Hulu、Amazonプライムなど20以上のストリーミングサイトにアクセスできます。
PrivateVPNのサーバーはすべてトレントに対応しており、主要なトレントアプリが利用可能です。同時接続数は10台です。
256ビットAES暗号化や複数の接続プロトコル、キルスイッチなどのスタンダードなセキュリティ機能のほかに、難読化もあるのでVPNブロックを解除したりインターネット検閲が行われている国で制限を回避したりでき、PrivateVPNはTorにも対応しています。ExpressVPNやPrivate Internet Accessなどの上位サービスとは違い、スプリットトンネリング機能はありません。
PrivateVPNのセキュリティについて
- サーバー設置国数:63か国
- プロトコル:OpenVPN UDP/TCP、IKEv2/IPSec、L2PT/IPSec、PPTP、SOCKS5、WireGuard
- データの暗号規格:256ビットAES
- 特殊サーバー:難読化、TorオーバーVPN
- 漏えい対策:DNS、IPv6
- キルスイッチ:あり
- ノーログポリシー:あり
- サーバーはRAMのみで稼働する:はい
- 前方秘匿性:あり
PrivateVPN スピードテスト
米国のチームメンバーが全63か国のサーバーを無作為に選び、VPN接続前と比べて通信速度がどれくらい低下するか測定しました。ほぼ瞬時に各サーバーに繋がりました。
主な結果はこちらです。
PrivateVPNの通信速度はとても速く(特にL2PT/IPSecプロトコルが高速でした)、検証ではどのサーバーもダウンロード速度が50%以上低下することはありませんでした(海外サーバーで速度低下率が50%以下なら高品質な接続であると言えます)。PrivateVPNではWireGuardプロトコルが使えますが、手動設定しなければなりません。筆者は10分以内に設定できたものの、手間がかかりますし、ノウハウがないユーザーは尻込みするかもしれません。アプリでWireGuardプロトコルが使えるVPNのほうがよいでしょう(Private Internet AccessやCyberGhostなど)。
スピードテストの結果、PrivateVPNは動画の視聴、ファイルのダウンロード、ビデオ通話に適していることが分かりました。近くのサーバーで通信速度はほとんど遅くならず、海外サーバーでも少ししか低下しませんでした。
PrivateVPN ストリーミング:適している
PrivateVPNはNetflix、Hulu、Amazonプライム、BBC iPlayer、ディズニープラスなどの主な動画配信サービスに対応しています。各サービスの異なるライブラリにアクセスすることもでき、Netflixでは10以上のライブラリにアクセスできました。
PrivateVPN トレント:適している
PrivateVPNの全サーバーがトレントに対応しています(ExpressVPNと同じですね)。無作為にサーバーに接続して主要なトレントアプリ(uTorrent、BitTorrent、Bitport.ioなど)を試したところ、PrivateVPNならどのトレントアプリでもコンテンツのダウンロードと共有を行えることが分かりました。
PrivateVPNに対してDNS漏えいテストを10回行ったところ、DNS漏えいはゼロでした。
PrivateVPN ゲーム:適している
筆者がフォートナイトやカウンターストライク:グローバルオフェンシブなどのオンラインゲームでPrivateVPNを試したところ、快適にマルチプレイができました。米国のメンバーも試した結果、VPNサーバーとの距離によらずPing値は低く、ラグが発生したり画面がカクカクしたりすることはなく、ゲームサーバーとの接続が切れることもありませんでした。
PrivateVPNは全サーバーにDDoS対策を導入しており、分かりやすいルーター設定ガイドも用意されています。
残念ながら、PrivateVPNはクラウドゲームプラットフォームで使えることを保証していません。1日を通してGoogle StadiaとGeForce Nowを何度か試したところ、成功率は70%でした。
PrivateVPN 検閲の回避:適している
PrivateVPNはVPN通信を隠すStealth Mode(ステルスモード)という難読化ツールがあり、ネット検閲を回避するためにある程度役立ちます。制限付きネットワークのフィルターやブロックを回避することもできます。
PrivateVPN AIとの相性:とても良い
筆者がPrivateVPNを検証したところ、ChatGPT、Gemini、Midjourneyに安定して繋がりました。デスクトップではChatGPTを使う際にCAPTCHA認証を突破しなければならないことが時々あり、AndroidデバイスでChatGPTのアプリを使い続けるには再読み込みする必要があることもたまにありました。この現象は主にサーバーを切り替えた際に発生しました。
PrivateVPN 使いやすさ
PrivateVPNのアプリを使いこなすのは非常に簡単です。設定や機能はそれほど多くないので、圧倒されることはないでしょう。デスクトップでもモバイルでもホーム画面はとても見やすく、ワンクリックで最速のサーバーに接続できるのが気に入りました。
デスクトップアプリの最大の魅力は、シンプルビューと詳細ビューという2種類の表示形式があること。シンプルビューは初心者におすすめです。表示されるのは接続ボタンのみで、サーバー一覧を開くこともできるため、「サーバーに接続したらVPNを忘れたい」というユーザーに向いています。詳細ビューでは設定を変更でき、VPN接続をカスタマイズしたい場合に適しています。とは言え、ExpressVPNやPrivate Internet Accessのほうがカスタマイズ可能な設定と機能がはるかに豊富です。
PrivateVPNは初心者に配慮したVPNなので、すべての設定と機能に短い説明があります。常に安全を守りたい場合、デバイス起動時にサーバーに自動接続することも可能です。
PrivateVPN プランと価格

PrivateVPNの複数年プランはわずか$2.00 / 月で、大半の他社サービスより低価格です。PrivateVPNは7社のクレジットカード(JCBやダイナースクラブなど)、PayPal、2種類の仮想通貨での支払いに対応しています。すべての料金プランが30日間返金保証の対象です。
7. Proton VPN:便利な接続機能があり、高速
Proton VPNは暗号化メールサービス「Proton Mail」の開発チームによるVPNで、高速で直感的に操作できます。アプリではさまざまなサーバーにワンクリックで接続でき、通信速度も優秀です。Acceleratorというユニークな機能を使うと、遠くのサーバーに接続したときに通信速度が最大400%向上します。
ストリーミングについて、Proton VPNではNetflixやHuluなど50以上の動画配信サービスにアクセスできます。ほぼすべての国のサーバーでトレントが可能です。

Proton VPNならTorオーバーVPN接続が可能なので、TorノードからIPアドレスを隠しつつ、通常のブラウザで.onionサイトを閲覧できます。
Proton VPNの親会社は「Proton Pass」という優れたパスワードマネージャーも開発しており、無料版と有料版があります。パスワードの自動入力、エンドツーエンド暗号化、パスワードの生成などの必須機能はもちろん、メールエイリアスの作成といった便利な追加機能もあり、実際のメールアドレスが公開・漏えいするのを防ぐのに役立ちます。
また、Proton VPNのセキュアコアVPNアーキテクチャでは、複数のサーバーにデータを転送してから(サーバーはスイス、アイスランド、スウェーデンの地下要塞とデータセンターに位置しています)、Proton VPNのネットワークを離れる仕組みになっています。
Proton VPNのセキュリティについて
- サーバー設置国数:120か国
- プロトコル:OpenVPN、IKEv2/IPSec、WireGuard、Stealth
- データの暗号規格:256ビットAES
- 特殊サーバー:Secure Core、P2P、ストリーミング、TorオーバーVPN、スプリットトンネリング
- 漏えい対策:DNS、WebRTC、IPv6
- キルスイッチ:あり
- ノーログポリシー:あり
- サーバーはRAMのみで稼働する:いいえ
- 前方秘匿性:あり
Proton VPN スピードテスト
全120か国のサーバーを無作為に選び、Proton VPNの通信速度を他社と比較しました。
主な結果はこちらです。
当社のスピードテストでProton VPNは通信速度が比較的速いことが分かりました。下り速度は平均で24%低下したものの(ExpressVPNより若干低速)、遠くのサーバーに接続してもネットの閲覧や動画視聴、VoIP(Voice over Internet Protocol)通話などをシームレスに行えました。Proton VPNはVPNアクセラレータ(VPN Accelerator)という機能もあります。ハイテクツールを用いて遅延を低減し、通信速度を向上するもので、特に遠くのサーバーで効果的です(一部のサーバーでは最大40%も速くなりました)。
Proton VPN ストリーミング:適している
Proton VPNでは50以上の動画配信サービスを安定利用できます。Netflix、Hulu、Apple TV+、Maxなどの人気サービスはもちろん、DAZN、Peacock、Fuboなど知名度が低めのプラットフォームも利用できることが分かりました。
Proton VPN トレント:やや適している
Proton VPNはトレントに対応していますが、110以上のP2P専用サーバーに限ります。ほとんどのユーザーは近くのサーバーに接続して高速でトレントができるはずです。P2P通信が検出されると、Proton VPNは自動的にP2P専用サーバーにリダイレクトしてくれます。しかし、ExpressVPNやPrivate Internet Accessなどのように、全サーバーでトレントが可能なVPNのほうが便利です。
Proton VPNのすべてのP2Pサーバーに対してDNS漏えいテストを実施したところ、DNSの漏えいは一切検出されませんでした。
Proton VPN ゲーム:適している
Proton VPNはゲームにもある程度向いています。当社調べでローカルサーバーに接続した際、Pingは非常に低く、高速でした。スピードテスト担当者が遠くのサーバーに切り替えたときはPingがかなり高くなり遅延も少し発生しましたが、体感できるほどではなく、ゲームセッションを快適に楽しめました。ゲームサーバーとの接続は一度も切れませんでした。
Proton VPNの全サーバーにDDoS対策が実装されています。Proton VPNをルーターに手動設定することも可能で、スクリーンショットを交えた便利なチュートリアルがいくつか用意されています。
Proton VPNがクラウドゲームに対応しているかサポートに問い合わせたところ、PlayStation NowやGeForce Nowなどのサービスが利用できると保証することはできないそうです。当社の検証では問題なく利用できたものの、ご自身が使うときに必ずうまくいくとは限りませんから、クラウドゲームに適したVPNが必要な場合はExpressVPNを検討しましょう。5以上の人気クラウドゲームプラットフォームが利用できます。
Proton VPN 検閲の回避:向かない
残念ながら、Proton VPNは難読化機能があるものの、中国では使えず、ほかの検閲国家でも使えないかもしれません。そのため、通信制限が厳しい国でウェブに自由にアクセスするためには向きませんが、学校や職場などのネットワークで制限されたサイトやコンテンツにアクセスするためには使えます。
Proton VPN AIとの相性:とても良い
Proton VPNではChatGPT、Gemini、Midjourneyにアクセスできます。筆者がOpenAIのチャットボットを利用した際、CAPTCHA認証を何度か求められましたが、数秒で突破できました。
Proton VPNに接続してChatGPTが利用できない場合、同じ拠点または国の別のサーバーに接続してみてください。Proton VPNでは、拠点ごとにすべてのサーバーが表示されます(他社の場合、拠点しか選べません)。
Proton VPN 使いやすさ
Proton VPNのインターフェースは使いやすく、初心者にも上級者にも向いています。すべてのサーバーがホーム画面に表示され、検索機能を使って好きなサーバーを探せます。
Proton VPNの主なセキュリティ設定はサーバー一覧の上にあり、ワンクリックで最速のサーバーに繋ぐクイック接続機能もあります。詳細設定を変更することもでき、セッション毎にProton VPNのメイン画面に接続の詳細情報が表示されるので、上級者はその点が気に入ると思います。
他のVPNではサーバー拠点しか選べないケースが多いですが、Proton VPNでは特定のサーバーを選ぶことができ、サーバーの負荷が色分け表示されるので混雑していないサーバーが簡単に見つかります。また、NordVPNのようにインタラクティブな地図もあり、サーバー拠点をクリックするだけでその場所で最速のサーバーに繋がります。
Proton VPNの設定はきちんと整理されていると感じました。各機能に簡単な説明があり、簡単にオン・オフを切り替えられます。プロフィール機能も気に入りました。国を選んだりSecure Coreなどの機能を有効にしたりするなど、接続設定をパーソナライズできます。
Proton VPN プランと価格

Proton VPNの無料版はデータ無制限なのでかなり実用的です。しかし、制限もあります。1デバイスしか接続できず、サーバーは7か国だけです(日本、ポーランド、ルーマニア、オランダ、米国など)。
Proton VPNの有料プランは1か月、1年、2年契約から選べます。ほかの上位VPNの長期プランと比べると1年プランと2年プランは割高ですが、コスパは良いでしょう。$3.59 / 月~の最長期プランが一番オトクです。
Proton VPNの有料サブスクリプションは日割りの30日間返金保証付きです(30日が経過するまで、利用日数分の金額を請求されます)。
8. TunnelBear:初心者に適したVPN
TunnelBearは業界で最も使いやすいVPNの1つです。直感的に操作でき(VPNが初めてでも簡単です)、アプリの至るところにクマが登場する可愛らしいデザインです。
TunnelBearはかなり高速で、Netflixなどの人気ストリーミングサービスに対応していますが、動画視聴にはExpressVPNやCyberGhost VPNの方が向いています。また、本記事の他のVPNとは違い、トレントには対応していません。
接続数は無制限で、iOSでスプリットトンネリングが可能な数少ないVPNの1つとなっています(Webサイトやサブドメインを除外できます)。
厳格なノーログポリシーなど、TunnelBearはVPNの標準的なセキュリティ機能がすべてそろっています。毎年、外部のサイバーセキュリティ機関がノーログポリシーの監査を行い、データを記録していないことが確認されています。TunnelBearは優れた難読化機能も提供しており、無料広告ブロッカーも備わっています(Chromeのみ)。
TunnelBearのセキュリティについて
- サーバー設置国数:47か国
- プロトコル:OpenVPN、IKEv2、WireGuard
- データの暗号規格:256ビットAES
- 特殊サーバー:スプリットトンネリング、難読化
- 漏えい対策:DNS、WebRTC、IPv6
- キルスイッチ:あり
- ノーログポリシー:あり
- サーバーはRAMのみで稼働する:該当なし
- 前方秘匿性:該当なし
TunnelBear スピードテスト
TunnelBearは47か国にしかサーバーがありません。ExpressVPN、Private Internet Access、CyberGhost VPNなどの一流サービスと比べると少ないと言えます。TunnelBearのサーバーは世界中に分散されています(北南米、中米、ヨーロッパ、オーストラリア、シンガポール、日本、ニュージーランドなど)。TunnelBearの通信速度を調べるため、各国のサーバーに接続しました。
主な結果はこちらです。
米国のメンバーがTunnelBearを試した際、ダウンロード速度は平均で42%しか低下しませんでした。そこそこ良いですが、ExpressVPNやPrivate Internet Accessよりは低速です。彼が米国内のサーバーに接続してブラウジングした際、通信速度はVPN接続前とほぼ同じで、ラグなく動画を視聴できました(アップロード速度が向上したのは驚きです)。彼がドイツと英国のサーバーに接続したときも、ブラウジングやコンテンツのストリーミング、ファイルのダウンロードなどを問題なく行えました。しかし、日本やインド、オーストラリアなど、彼が遠くのサーバーに接続した際はダウンロード速度とアップロード速度が大幅に低下してしまい、Webサイトが表示されるのに最大7秒かかり、動画が再生されるまで約10秒バッファしました。
TunnelBear ストリーミング:やや適している
TunnelBearはストリーミングにはまずまずでしょう。このVPNのサーバーでは、NetflixとAmazonプライムで5か国以上のライブラリにアクセスでき、HuluやBBC iPlayerだけでなく、Pluto TV、Crunchyrollなど知名度が低めのサイトも利用できます。残念ながら、ディズニープラスとESPN+でTunnelBearは使えません。
TunnelBear トレント:向かない
TunnelBearはP2P通信ができることを保証していません。20以上のサーバー拠点を試した結果、どれもトレントは利用できませんでした。TunnelBearは、P2P通信にはカナダ、米国、英国、ルーマニア、オランダ、ドイツ、スウェーデンのサーバーを選ぶことを推奨していますが、これらのサーバーでもうまくいきませんでした。
TunnelBear ゲーム:あまり向かない
TunnelBearはゲームにそこそこ向いています。近くのサーバーと遠くのサーバーの両方でPingは良好でした。同僚によると、ラグは少し発生したものの、それほど遅いと感じなかったそうです。筆者がゲームサーバーを試したとき、接続は一度も切れませんでした。とは言え、ラグなしでゲームができるVPNをお探しの方にはExpressVPNやPrivate Internet Access、CyberGhost VPNのほうがおすすめです。
TunnelBearのサーバーはDDoS対策が備わっているのが気に入りましたが、ExpressVPNやPrivate Internet Access、NordVPNとは違ってTunnelBearはルーターに対応していないため、Xboxやニンテンドースイッチなど、VPN非対応デバイスでゲームをプレイするためには使えません。
TunnelBearのサポートによると、クラウドゲームプラットフォームが利用できる可能性はあるものの、保証はできないとのこと。複数のクラウドゲームサービスでTunnelBearを使ったところ、うまくいきましたが、成功率は60%程度でした。
TunnelBear 検閲の回避:適している
TunnelBearはGhostBearという難読化ツールがあり、ワンクリックで有効にできます。ExpressVPNやPrivate Internet Accessと同様、TunnelBearの難読化ツールを使えばネット検閲やVPN規制を回避できます。
TunnelBear AIとの相性:とても良い
TunnelBearでは、ChatGPT、Gemini、Midjourneyにアクセスできます。これらのプラットフォームで問題なくチャットしたり質問の回答を得たりでき、接続は常に安定していたのでやり取りが妨げられることはありませんでした。
TunnelBear 使いやすさ
TunnelBearのデスクトップアプリとモバイルアプリは非常にシンプルで、楽しく使えます。サーバーに接続すると、アプリ内でクマがサーバー拠点にトンネルを掘っていき、接続が確立されるとトンネルから這い出てきます。サーバーに接続するとモバイルアプリではクマが吠え、デスクトップではその国と似た帽子をかぶるのが可愛らしいと思いました。
どのアプリも分かりやすいレイアウトです。メイン画面のドロップダウンメニューをクリックするとサーバー拠点の一覧が、左側の歯車アイコンをクリックすると設定が表示されます。設定メニューは分かりやすいレイアウトで、とても簡単に操作できます。さらに、TunnelBearは追加機能がそれほど多くないので、デスクトップやモバイルでアプリを使っても躓くことはありません。
デスクトップ限定ですが、自動接続機能もいくつかあり、インタラクティブな地図をクリックしてサーバー拠点に接続したり、起動時にVPNを開始させたり、保護されていないネットワークが検出されたら通知を受け取ったりできます。一方、ExpressVPNとPrivate Internet Accessのアプリでは、モバイルでも自動接続のルールを設定できます。
TunnelBear プランと価格

無料版もデータ無制限のProton VPNとは違い、TunnelBearの無料プランでは毎月2GBしか使えません。TunnelBearでブラウジングする際のスピードを試すためには役立ちます(動画視聴やトレントには少なすぎます)。
有料のUnlimited(アンリミテッド)プランは、1か月、1年、3年のサブスクリプションがあり、接続数はどれも無制限となっています。TunnelBearのプレミアムプランは$3.33 / 月~で、シンプルで直感的に使えるVPNが欲しい方は購入する価値があります(アプリの至るところにクマが現れる可愛いVPNです)。2人以上のユーザーがいる場合、TunnelBearはビジネス向けのTeamsプランも提供しています。
TunnelBearの支払い方法はMastercard、Visa、アメリカンエキスプレスのみであり、PayPalと仮想通貨で支払うことはできません。ホームページにはハチミツ瓶で支払うこともできるそうです(試しませんでしたが!)。返金保証はありません。
9. VyprVPN:インターネットの制限を回避するのに便利(スモールビジネスにイチオシ)
VyprVPNはファイアウォールや検閲を回避するのに向いています。Chameleon(カメレオン)という独自プロトコルを用いてVPNブロック解除する仕組みです。このプロトコルは難読化でVPN通信を隠すので、制限なくインターネットを閲覧できるようになります。
45以上の動画配信サービスに対応していて、NetflixやAmazonプライムなどの人気サービスも利用可能です。また、当社のスピードテストでコンテンツはすぐに再生され、かなり遠いサーバーでもバッファはほとんど発生しませんでした。
VyprVPNでは最大5台を同時接続できます。
ビジネスにもおすすめです。サーバーはすべてVyprVPNが所有・管理しており、本拠地はプライバシー保護法の厳しいスイスです。自分や職員のインターネットアクティビティや共有したファイルは一切記録されません。
VyprVPNのセキュリティについて
- サーバー設置国数:64か国
- プロトコル:WireGuard、IKEv2/IPSec、OpenVPN、Chameleon(難読化)
- データの暗号規格:256ビットAES
- 特殊サーバー:スプリットトンネリング
- 漏えい対策:DNS
- キルスイッチ:あり
- ノーログポリシー:あり
- サーバーはRAMのみで稼働する:該当なし
- 前方秘匿性:あり
VyprVPN スピードテスト
VyprVPNは世界64か国にサーバーを構えています。各国のサーバーに接続してVyprVPNの通信速度を調べました。
主な結果はこちらです。
米国やヨーロッパのサーバーだけでなく、日本やオーストラリアなど遠くのサーバーでもVyprVPNの通信速度は優秀でした。アジアと南米の一部のサーバーでは速度低下が目立ったものの、全体的に平均で21%しか低下しなかったことを考えると、そこそこ良いでしょう。
VyprVPN ストリーミング:適している
VyprVPNはNetflix、Hulu、Amazonプライム、Max、BBC iPlayer、ESPN+に対応しています。しかし、ディズニーやマーベルなどの作品が好きな場合、残念ながらVyprVPNでディズニープラスを視聴することはできません。ディズニープラスを視聴したい場合はExpressVPN、Private Internet Access、CyberGhost VPNなど上位のVPNの方がおすすめです。
VyprVPN トレント:適している
VyprVPNの全サーバーでP2Pファイル共有が可能で、トレントにおすすめのサービスと言えます。検証中、高速かつスムーズにトレントを利用できました。VyprVPNはDNS漏えいテストにも合格し、データは一度も流出しませんでした。
VyprVPN ゲーム:やや適している
VyprVPNは業界トップクラスのゲーム用VPNです。国内サーバーでも遠くのサーバーでもPing値は一貫して低く、下り速度も非常に高速です(同僚はおよそ35GBのDota 2を20~22分程度でダウンロードできました)。また、VyprVPNでゲーム中、遅延が発生したり接続が切れたりすることは一度もありませんでした。
VyprVPNは全サーバーにDDoS対策機能が備わっており、ルーターにも対応しています。VyprVPNのホームページにはクラウドゲームに対応しているかどうか書かれていないため、カスタマーサポートに問い合わせたところ、「VyprVPNでGoogle StadiaやGeForce Nowなどのプラットフォームが使えると保証することはできません」と言われました。米国の同僚がVyprVPNを試したときはクラウドゲームをプレイできましたが、必ず同じ結果が得られるとは限りません。
VyprVPN 検閲の回避:適している
VyprVPNは、通信規制の厳しい国でVPN通信を検出不能にするChameleon(カメレオン)という特殊なプロトコルを提供しています。また、ChameleonプロトコルはVPN接続中にIPアドレスを定期的に更新するため、プライバシーを守り、IP制限を避けるのに効果的です。職場や学校などの制限付きネットワークでブロックされたコンテンツにアクセスするためにも役立ちます。
VyprVPN AIとの相性:とても良い
VyprVPNはChatGPT、Gemini、Midjourneyに対応しています。筆者がモバイルアプリを試した結果、どのサーバーでもスムーズにチャットできました。VyprVPNのサーバーに接続してOpenAIのチャットボットとやり取りした際にCAPTCHA認証は一度も表示されませんでした。
VyprVPN 使いやすさ
VyprVPNのインターフェースは整然としています。モバイルアプリとデスクトップアプリのレイアウトは「カスタマイズ」、「接続」、「サーバー」という3つのタブで構成されていて、必要なものが簡単に見つかります。VyprVPNは自動接続機能もあります。公共Wi-Fi保護では、保護されていないネットワークに繋がったときにVPNサーバーに自動接続するよう設定できます。
設定は「カスタマイズ」タブにあり、設定名と簡単な説明がはっきりと表示されます。ほんの数秒で必要な設定を見つけてオン・オフを切り替えられました。
「接続」タブは接続設定です。ここには最速のサーバーツールがあり、検索機能を使って拠点を探せます。全拠点のPingが色別に表示されるのが気に入りました(Proton VPNのアプリと同じですね)。また、VyprVPNでは速度、地域、国でサーバーを並べ替えられるのが非常に便利です。
VyprVPN プランと価格

VyprVPNは有料プランが1つあり、1か月・12か月・24か月のサブスクリプションから選べます。価格は$3.00 / 月~です。支払いはクレジットカード、UnionPay、PayPalで行えます(仮想通貨は不可)。全プランが30日間返金保証の対象です。
「VyprVPN for Business」と「VyprVPN for Business Cloud」というビジネス向けプランもあります。両方とも無料トライアルが利用可能です。
10. IPVanish:トレントに役立つ
IPVanishはトレントに向いています。全サーバーがP2P通信に対応しており、uTorrentやVuzeなどの主要なトレントアプリで使えるのが気に入りました。IPVanishは9か国にSOCKS5サーバーがあります。VPNサーバーとは違い、SOCKS5サーバーは暗号化を行わないため、ダウンロード速度が向上します(IPアドレスは変更されます)。
ストリーミングにもある程度役立ちます。Netflixが利用できますが、アクセス可能な動画配信サービスはExpressVPN、Private Internet Access、CyberGhost VPNほど多くありません。
すべての主要プラットフォーム向けの使いやすいアプリがあり、接続数が無制限なのは素晴らしいと思います。セキュリティ面にも優れ、前方秘匿性などの高度なセキュリティ機能があります。
IPVanishのセキュリティについて
- サーバー設置国数:109か国
- プロトコル:WireGuard、IKEv2、OpenVPN、IPSec
- データの暗号規格:256ビットAES
- 特殊サーバー:スプリットトンネリング、SOCKS5
- 漏えい対策:DNS、IPv6
- キルスイッチ:あり
- ノーログポリシー:あり
- サーバーはRAMのみで稼働する:いいえ
- 前方秘匿性:あり
IPVanish スピードテスト
IPVanishは109か国にサーバーがあります。各サーバーの負荷率やPingなどが表示されるので、最速のサーバーが簡単に見つかるのが気に入りました。
IPVanishの通信速度を調べるため、負荷率が一番低い50か国以上のサーバーに接続しました。
主な結果はこちらです。
米国のチームメンバーがスピードテストを行った際、平均以上の通信速度を維持できました。通信速度は平均で33%しか低下せず、CyberGhostなどの上位サービスと肩を並べる結果です。高速VPNが欲しい場合、IPVanishはそれなりによいでしょう。とは言え、遠くのサーバーではExpressVPNのほうが高速でした。
IPVanish ストリーミング:やや適している
IPVanishはNetflixやAmazonプライムなど一部の人気ストリーミングサービスに対応しており、BBC iPlayerやChannel 4などのサイトも利用できますが、ディズニープラスにはアクセスできません。ストリーミングには他社VPNの方が向いています(ExpressVPN、Private Internet Access、CyberGhost VPNがおすすめです)。
IPVanish トレント:適している
IPVanishのサーバーはすべてP2Pに対応しており、データを暗号化しないSOCKS5プロキシサーバーを使うとさらに高速です。スピードテストの結果、下り速度はSOCKS5プロキシサーバーのほうが10%速いことが分かりました。
IPVanish ゲーム:適している
IPVanishはゲームにかなり役立ちます。近くのサーバーと遠くのサーバーでフォートナイトとDota 2を数時間プレイした結果、Ping値は常に低く、ゲームが止まったり画面がカクカクしたり遅延が発生したり接続が切れたりすることはありませんでした。
IPVanishは全サーバーにDDoS対策を導入しており、ルーターにも手動設定できるため、PlayStationコンソールやニンテンドースイッチなどでゲームをする際にVPNを使えます。
ExpressVPNと同様、IPVanishがクラウドゲームに対応しているのは気に入りました。Google StadiaやGeForce Nowなどのプラットフォームで問題なく好きなゲームをプレイできました。
IPVanish 検閲の回避:向かない
残念ながら、IPVanishは通信制限の厳しい国では使えません。職場や学校などの制限付きネットワークではうまくいきます。ファイアウォールとネット検閲を回避できるVPNをお探しなら、ExpressVPNやPrivate Internet Accessを検討しましょう。
IPVanish AIとの相性:やや良い
IPVanishはChatGPT、Gemini、Midjourneyにアクセスできます。筆者が試した際、チャットボットと引き続きやり取りするにはCAPTCHA認証を突破しなければならないことがたまにあり、ChatGPTのモバイルアプリでエラーメッセージが表示されることも時々ありました(アプリを終了して再び開くと解決しました)。
Proton VPNと同様、IPVanishもサーバーを選択・変更できるため、混雑したときに便利です。
IPVanish 使いやすさ
IPVanishのアプリは使いやすいと感じました。最速のサーバーに接続するOptimal Location(最適なロケーション)機能があり、他のサーバー拠点に手動で接続するのもとても簡単です。サーバーを都市名または国名でアルファベット順に並べ替えるか、Pingの低い順に並べ替えることができるため、接続したいサーバーがすぐに見つかります。
NordVPN、Proton VPN、TunnelBearと同様、デスクトップ版はインタラクティブな地図があり、国と拠点ごとにサーバー台数が表示されます。好きな国をクリックすると数秒で繋がります。一覧から選びたい場合はListオプションをクリックしましょう。
設定はシンプルなレイアウトで、項目はそれほど多くないので、メニューの操作は簡単です。また、各項目に短い説明があり、どのような場面で各機能を有効にすればいいのか理解できました。
IPVanish プランと価格

有料プランはIPVanish EssentialとIPVanish Advancedの2種類があり、1か月・1年・2年のサブスクリプションから選べます。価格は$2.19 / 月~です。
IPVanish Essentialは$2.19 / 月~で、VPNの全機能が含まれています。
IPVanish AdvancedではLivedriverのサブスクリプションと1TBのクラウドストレージとバックアップが利用でき、VPN内蔵のセキュアブラウザも使えます。このサブスクリプションは$3.29 / 月~です。
IPVanishの支払い方法について、主要なクレジットカード・デビットカード、PayPal、Google Payに対応しています(仮想通貨には対応していません)。1年と2年のサブスクリプションを選んだ場合、30日間返金保証が適用されます。
おまけ。ノートンセキュアVPN:初心者でも使いやすいVPNで、動画視聴に向いている
ノートンセキュアVPNはVPN初心者におすすめのチョイスです。また、好きな番組を安全に視聴できるVPNが欲しい方にも向いています。使いやすさを重視したインターフェースで、Netflix、Amazonプライム、Max、BBC iPlayerなどの主要なストリーミングサービスが利用できます。また、全サーバーがトレントに対応しています。
サーバーネットワークは小規模で(29か国のみ)、追加機能がいくつかあります。広告トラッカーブロッカー、スプリットトンネリング、Wi-Fiセキュリティ(高度なスキャンを行い、安全でないネットワークに接続されたことを検出すると通知する機能)があります。
DNSとWebRTCの漏えい対策など、優れたセキュリティ機能もありますが、高度なセキュリティ機能はありません。例えば、ExpressVPNとは違ってRAMのみで稼働するサーバーや前方秘匿性はなく、Private Internet AccessのようにポートフォワーディングやSOCKS5プロキシは提供していません。
ノートンセキュアVPNのセキュリティについて
- サーバー設置国数:29か国
- プロトコル:OpenVPN、IKEv2/IPSec
- データの暗号規格:256ビットAES
- 特殊サーバー:スプリットトンネリング
- 漏えい対策:DNS、WebRTC
- キルスイッチ:あり
- ノーログポリシー:あり
- サーバーはRAMのみで稼働する:いいえ
- 前方秘匿性:なし
ノートンセキュアVPN スピードテスト
ノートンセキュアVPNは29か国にサーバーがあります。ExpressVPN、Private Internet Access、CyberGhost VPNなどの上位VPNと比べるとかなり少ないですね。ヨーロッパはしっかりカバーしており、アフリカ、北米、オーストラリアにもサーバーはある程度設置されています。各拠点のサーバーに接続して通信速度を調べました。
主な結果はこちらです。
検証中、ノートンセキュアVPNのサーバーに接続するのにそれほど時間はかかりませんでした。米国の同僚がスピードテストを行った結果、通信速度は55%程度低下し、VPNとしては平均的です。米国とヨーロッパのサーバーに接続したときは満足できるスピードだったものの、オーストラリアなどかなり遠くのサーバーでは大幅に遅くなったそうです。
ノートンセキュアVPN ストリーミング:適している
ノートンセキュアは動画視聴にも向いています。Netflix、Hulu、Amazonプライム、BBC iPlayer、Macなどの主な動画配信サービスに対応しています。しかし、ディズニープラスのライブラリにはアクセスできません。
ディズニープラスが好きな方はExpressVPNやPrivate Internet Accessなどの上位VPNをチェックしましょう。
ノートンセキュアVPN トレント:やや適している
ノートンセキュアVPNは全サーバーでトレントを許可しており、当社調べでP2P利用時の通信速度は良好でした。10回以上検証した結果、漏えいは一度も発生しませんでした。
しかし、Private Internet Accessとは違ってノートンセキュアVPNはトレントに役立つ追加機能(ポートフォワーディングやSOCKS5など)はなく、iOSデバイスでP2Pはサポートしていません。
ノートンセキュアVPN ゲーム:やや適している
ノートンセキュアVPNはゲームに適したパフォーマンスです。米国の同僚の調べによると、米国内と周辺国のサーバーは高速で、サーバーとの接続は一度も切れませんでした。ゲームセッション中にラグは少し発生したものの、それほど気にならなかったそうです。かなり遠くのサーバーでは通信速度が大幅に低下し、ラグも増えましたが、ゲームプレイに支障をきたすほどではありませんでした。ラグなくプレイできるゲーム用VPNをお探しなら、ExpressVPNやCyberGhost VPNをチェックしましょう。
ノートンセキュアVPNを使うとDDoS攻撃から身を守ることはできますが、サーバーにDDoS対策を導入しているわけではありません。つまり、往生際の悪い敗者があなたに直接DDoS攻撃を仕掛けることはできないものの、あなたが接続したVPNサーバーがDDoS攻撃を受けて接続が切れる可能性はあるわけです。
ルーターには対応していないため、PlayStationやXboxで使えないのは非常に残念です。また、カスタマーサポートによると、クラウドゲームプラットフォームで動作する保証はないそうです。
ノートンセキュアVPN 検閲の回避:向かない
ノートンセキュアVPNは通信制限が厳しい国では使えません。オープンなインターネットへのアクセスが制限されている国にいる場合、検閲国家で使えるExpressVPNの方がおすすめです。とは言え、制限付きネットワークでブロックされたコンテンツにアクセスするためには役立ちます(ネットワーク管理者がVPN通信をブロックしていないことが前提ですが)。
ノートンセキュアVPN AIとの相性:まあまあ良い
ノートンセキュアVPNでChatGPTを使えましたが、ノートンのサーバーに接続した状態でChatGPTのモバイルアプリを使った際、ネットワークエラーが時々発生しました。成功率は90%程度で、AIとのやり取りはスムーズでした。
ノートンセキュアVPN 使いやすさ
ノートンセキュアVPNのモバイルアプリとデスクトップアプリはとても使いやすい設計です。見やすいレイアウトで、メイン画面にクイック接続ボタンがあります。自動接続機能もありますが、サーバーに手動で接続するのも簡単です。ドロップダウンメニューからサーバー拠点を選び、VPNサーバーに接続されたかを示すスライダーをクリックするだけで完了です。
ノートンセキュアVPN プランと価格

ノートンセキュアVPNは複数のサブスクリプションがあります。価格は$3.33 / 月~で、最大10デバイス向けのプランがあり、月払いと年払いがありますが、一番長いプランは1年後の料金は2倍になることに注意しましょう。30日間の無料トライアルが利用可能なことも時々あります。
ノートンのVPNはノートン360アンチウイルスパッケージの一部として入手することも可能です。ノートンは業界トップクラスのセキュリティソフトとしておすすめ1位に選ばれています!
ノートンセキュアVPNはPayPal、Google Play、クレジットカードなど複数の支払い方法に対応していますが、仮想通貨では支払えません。
年間プランは60日間返金保証付きで、業界標準と比べるとかなり長いのが特徴です。月間プランは14日間返金保証付きです。
比較表
編集者から:Intego、Private Internet Access、CyberGhost、およびExpressVPNは当社の親会社であるKape Technologies傘下の企業です。
【検証方法】比較とランク付けの基準
この記事では、当社の実績ある検証方法に従って各VPNを調査し、高い基準を満たすVPNを紹介しました。実体験をもとに各プロバイダのセキュリティ、プライバシー、通信速度、使いやすさを評価したのです。ここで紹介したVPNはどれも、当社の基準を超え、業界で販売されているほかのVPNよりはるかに価値があります。業界トップクラスを見つけるため、次の作業を行いました。
- 高度なセキュリティ機能に注目しました。業界標準のVPNセキュリティ機能を提供しているVPNのみをおすすめしています。例えば、256ビットAES暗号化、安全なVPNプロトコル(OpenVPNやWireGuardなど)、キルスイッチ(VPN接続が切断された際にデータ漏えいを防ぐ機能)などです。また、スプリットトンネリング(VPNを経由させる通信と通常のインターネット接続を使う通信を選ぶ機能)、広告ブロッカー、量子コンピュータによる将来の脅威の対策など、追加機能にも注目しました。本記事のすべてのVPNがこれらの機能をすべて提供しているわけではありませんが、ExpressVPNやPrivate Internet Access、CyberGhost VPNなどの上位サービスはパワフルなセキュリティ機能が備わっています。
- 各プロバイダがノーログポリシーを掲げていることを確認しました。ノーログポリシーはVPNが個人情報とインターネットアクティビティ(サイトの閲覧履歴やファイルの共有履歴など)を保存するのを阻止するものです。本記事のVPNは厳格なノーログポリシーがあります。また、ほとんどのVPNはポリシーを守っていることが独立監査で確認されています。
- 世界中に幅広いサーバーがあるVPNを選びました。一流VPNは世界各国に何百台ものサーバーを構えています。一般的に、多数のサーバーがあれば1台のサーバーにユーザーが集中しにくいため、高速通信が期待できます。
- 各VPNが高速なのか調べました。VPNを使うと通信速度はどうしても低下してしまいますが、最高峰のVPNなら遠くのサーバーに接続しても通信はあまり遅くなりません。この記事で紹介したのは通信速度が50%以上低下しないVPNばかりです。ExpressVPNやPrivate Internet Accessなどの最速のVPNでは、通信速度は平均で15~25%しか遅くなりませんでした。通信速度が大幅に遅くなったケースもあったものの、この記事で紹介したVPNは安定して高速なのでネットの閲覧や動画の視聴、ファイルのダウンロードをストレスなく行えます。
- ストリーミングやトレント、検閲の回避に向いているかどうか調べました。高性能VPNは主な動画配信サービスに対応しているほか、安全にP2Pファイルを共有したり、インターネットコンテンツが制限されている国や企業・学校のネットワークでインターネット制限を回避したりできます。すべてのVPNがすべてのオンラインアクティビティに適しているわけではありませんが、多くの上位サービス(ExpressVPN、Private Internet Access、PrivateVPNなど)は、ストリーミング、トレント、ファイアウォールとインターネット制限の突破に役立ちます。
- 全体的なコストパフォーマンスが高いVPNプロバイダを選びました。本記事でおすすめしたVPNサービスは1つのアカウントで7~10台のデバイスを同時接続でき、Private Internet Access、Surfshark、TunnelBearなどは接続数が無制限です。大半のVPNは月払いと年払いのサブスクリプションプランを提供していて、さまざまな支払い方法に対応しているほか(仮想通貨を含む)、30日間返金保証があります(CyberGhost VPNの返金保証は45日間です)。
OSに最適なVPNの選び方
VPNを選ぶ際は、自分のデバイスで使うことになるアプリの質を検討するのが大切です。
この記事で紹介したVPNは主なOSに対応しており、安全で使いやすいアプリを提供していますが、特定のOSに向いているVPNもあります。例えば、「Windowsアプリは優秀なのに、iOSアプリでは重要な機能が使えない」というケースがあるのです。そのため、自分のデバイスでアプリを使えるか、全機能が備わっているかをきちんと確認してからVPNを選ぶのが大切です。
本記事では、各社VPNのAndroid、iOS、Windows、Macアプリを実機で検証しました。ここでは、VPNの選び方をOS別に解説します。
- WindowsにおすすめのVPN。一般的に、機能が最も多く、使いやすいのはVPNのWindowsアプリです。Windowsデバイスは多くのVPNツールに対応しているので、「画面を直感的に操作できるか」「キルスイッチや高速で安全なプロトコル、スプリットトンネリングなどの必須機能はそろっているか」などを検討しましょう。WindowsにはExpressVPNがイチオシです。
- MacにおすすめのVPN。通常、VPNのMacアプリで使える機能はWindowsアプリとほぼ同じですが、違いもあります。例えば、Macアプリでは最速のプロトコルが使えなかったり、IP漏えい対策機能やスプリットトンネリング機能を欠いていたりするVPNは少なくありません。ExpressVPNとPrivate Internet AccessのMacアプリがおすすめです。
- AndroidにおすすめのVPN。VPNのAndroidアプリはきちんと動作しなかったり、機能が少なかったり、分かりにくいデザインだったりすることが多く、VPNが使いにくいと感じてしまいます。幸い、ExpressVPNやPrivate Internet Accessなど上位のVPNは非常に使いやすいAndroidアプリを提供しており、バグはありません。
- iOSにおすすめのVPN。ほかのOSと比べ、VPNのiOSアプリは機能が一番少ない傾向があります。Appleはモバイルデバイスに制限をかけているからです。しかし、一部のVPNは、iOSアプリにもキルスイッチやマルウェアブロッカーなどを搭載しています。iOSにおすすめのVPNは、ExpressVPNとCyberGhost VPNが1位と2位に選ばれました。
VPNのメリットは?
- 公共Wi-Fiでセキュリティを強化。公共Wi-Fiネットワークのセキュリティは穴だらけで、ハッカーはいとも簡単にデータを盗聴できてしまいます。VPNはインターネット通信を暗号化し、個人情報やパスワード、銀行などのデータの安全を確保します。
- 検閲や制限を回避。一部の国や組織では、特定のWebサイトやメッセージアプリ、ソーシャルメディアへのアクセスが制限されています。VPNは位置情報を隠すため、この制限を回避して自由でオープンなインターネットにアクセスできるようになります。
- 制限なくストリーミング。多くのストリーミングサービスは位置情報をもとにコンテンツを制限しますが、VPNを使うと好きな番組や映画、スポーツのライブ配信をどこからでも安全に視聴できます。
- プライベートかつ安全にトレントを利用。トレント利用時はIPアドレスがほかのユーザーに公開されるため、セキュリティリスクや法的なトラブルを招く可能性があります。VPNは実際のIPアドレスを隠し、通信を暗号化しますから、トレントの利用状況のプライバシーとセキュリティを保てます。
- ゲームをより快適にプレイ。VPNはDDoS攻撃を防ぎ、IP制限のリスクを低減するほか、ゲームサーバーとの接続が改善することもあります。さらに、あなたの国で利用できないリージョンロックされたゲームにアクセスできるようになります。
- 通信制限を回避。動画視聴やゲーム、トレントなど、帯域使用量の多いアクティビティが検出された場合、一部のインターネットサービスプロバイダは通信速度を遅くすることがあります。VPNはプロバイダにアクティビティを監視されるのを防ぐため、安定した高速通信を維持するのに役立ちます。
- オンライン決済時にセキュリティを強化。ネット上での支払い、仮想通貨の売買、機密データのやり取りなど、VPNは接続を暗号化してデータをサイバー脅威から守ることで、セキュリティを強化します。
- 買い物や旅行中に、より公平な価格を表示。多くの場合、Webサイトに表示される価格は位置情報、閲覧履歴、使用中のデバイスなどに応じて変わります。VPNを使うと他の地域の価格を比較できるため、航空券やホテルの予約、オンラインオンショッピングをする際にオトク情報が見つかる可能性があります。
- ネット利用時にプライバシーを向上。ターゲティング広告の配信や価格調整のため、Webサイトや検索エンジン、広告主などはあなたのブラウジング習慣を追跡します。VPNはこの追跡を防ぐため、よりプライベートに、広告なくブラウジングできます。
- 政府やプロバイダによる監視から防御。一部の地域では、政府やプロバイダがインターネットアクティビティを監視しますが、VPNは通信を暗号化してオンラインアクティビティのプライバシーを守るため、制限なく自由にウェブを閲覧できるようになります。
ランクインしなかった一流サービス
- Hotspot Shield。Hotspot Shieldはストリーミングとトレントに適したVPNです。高速で、サーバーネットワークは大規模です。しかし、重要なセキュリティ機能を欠いており、WindowsでしかIPv6とWebRTCの漏えいを防げず、中国などネット検閲の厳しい国で確実にファイアウォールを回避できるとは限りません。全体的に、この記事で紹介したVPNほど役立ちません。
- HMA VPN。HMA VPNは安全で通信が速く、P2P専用サーバーでトレントが可能で、人気動画配信サービスを利用するためにも役立ちます。しかし、HMA VPNは検閲国家で使えず、カスタマーサポートは最悪で、コストが高すぎます。
- Mullvad VPN。Mullvad VPNは優れたセキュリティ機能とプライバシー機能があり、通信速度は安定してまあまあ速く、検閲国家で使えます。ただ、多くの動画配信サービスは視聴できないのが最大の欠点です。
VPNの比較表
VPNを選ぶときに検討したいことはたくさんありますが、以下の色分けされた表を見ればVPNプロバイダの機能、プライバシー保護、料金体系、カスタマーサポートを一目で把握できます。
縦の列はサービスの重要な項目を示しており、カテゴリごとに各VPNの検証結果が色別で分かりやすく表示されています。
比較表で分かることは?
- あらゆることが分かります。比較表には、プライバシー、セキュリティ、ダウンロード・アップロード速度、料金体系、カスタマーサポート、サイトの使いやすさ、政府とのデータ共有・協力、技術的なスペックなどが記載されています。
VPN比較表【簡易版】とVPN比較表【詳細版】の2種類があります。
簡易版はVPNにあまり詳しくないユーザー向けで、VPNサービスの良し悪しをすばやく理解できるはずです。一方、詳細版では、VPNサービスをより詳しく比較できます。
VPNの比較表の使い方:
- 各項目の色に注目する。簡易版と詳細版の両方でVPNプロバイダの特徴が色別に表示されるため、一目で比較できます。簡易版は3色構成で、赤色は「深刻な懸念あり」、黄色は「一部懸念あり」、緑色は「良い」という意味です。詳細版は5色構成です。オレンジ色は「良くない」、黄緑色は「まあまあ」という意味です。色覚特性がある方は「▣ Version for color-blind」をクリックすると見やすくなります。
- 絞り込み機能を使う。VPNプロバイダ一覧の下にある「絞り込み」ボタンをクリックすると調べたいVPNを選択できます。また、各列の下にある絞り込みボタンをクリックする、項目ごとに最高・最悪のVPNを表示することも可能です。
- 表示件数を選択する。表の左上にある「Show # Entries」をクリックし、▾(下向き矢印)をクリックすると、一度に表示するVPNサービスの数を選べます。
- 用語解説を確認する。VPN比較表の簡易版・詳細版の下に用語解説があります。
- 横にスクロールする。横方向にスクロールすると、各列を見られます。VPN比較表【詳細版】の全列を見るには、横にスクロールする必要があります。
VPN比較表【簡易版】
下の表は、各VPNサービスの概要を示したものです。VPN会社の本拠地、ログ方針、価格などの情報が表示されています。
用語解説と各項目の重要性について詳しくは解説画像をご覧ください。
VPN比較表【詳細版】
解説画像
解説画像
よくある質問
2025年に一番おすすめのVPNは?
2025年イチオシのVPNはExpressVPNです。大規模な高速サーバーネットワークを構えており、非常に使いやすく、優秀なセキュリティ機能が備わっています(独自のDNS暗号化サービス、TrustedServerテクノロジー、独自の超高速で安全なLightwayプロトコルなど)。厳格なノーログポリシーによりユーザーのプライバシーをしっかり守るほか、仮想通貨で支払うことができ、全サーバーがハードドライブではなくRAMで稼働するので閲覧履歴は絶対に記録されません。すべての主要な動画配信サービスでHD動画を視聴でき、全サーバーがP2P通信に対応していて、通信規制の厳しい国でファイアウォールを回避できるのもポイントです。同時に最大8台のデバイスを接続でき、ExpressVPNは30日間返金保証もありますので、ご自身にピッタリなプランをお選びください。
VPNは合法ですか?
VPNはほとんどの国で合法です。ただし、中国、イラン、ロシア、イラク、ベラルーシ、北朝鮮、アラブ首長国連邦、ベネズエラなど、VPNが禁止されている国、あるいは検閲されたコンテンツにVPNを使ってアクセスするのが認められていない国もあります。VPNが許可されていない国でVPNを使うと法律違反と見なされる可能性があり、発見された場合、起訴される恐れがあるので注意が必要です。
コンテンツへのアクセスが制限されている国に住んでいる方、あるいはそのような国に渡航する予定がある方は、今のうちにVPNを購入しておきましょう。入国してからVPNを購入しようとしても、VPNのサイトにアクセスできない可能性があるため、事前準備が大切です。ファイアウォールやインターネット制限を回避するにはExpressVPNがおすすめです。
VPNが合法な国でも、VPNを使った犯罪は違法です。現地の法律に従えばVPNは安全で合法なツールで、インターネットを利用する際にセキュリティとプライバシーを強化したり、より自由なインターネットを楽しんだりするために役立ちます。
VPNを使うとネット上で安全を守れる仕組みは?
VPNで安全を守れる理由は2つあります。まず、ローカルネットワークや公共Wi-Fiホットスポットではなく、VPNは独自のサーバーを経由してインターネット通信を行うことで発信源を隠してくれます。
また、VPNはすべての通信を暗号化するため、ハッカーなどの第三者にブラウジングデータを監視されるのを防げます。本記事で紹介したVPNは、上記のことを達成できます。
VPNは安全ですか?
はい、高品質VPNは幅広いセキュリティ機能があり、データとプライバシーをしっかり保護できます。2025年におすすめのVPNはどれも業界標準のVPNセキュリティ機能を搭載しています。例えば、256ビットAES暗号化(金融機関や軍隊が使用しているのと同じ暗号規格)、キルスイッチ(VPN接続が切れた際にインターネット接続を自動的に停止してデータ漏えいを防ぐ機能)、DNS・WebRTC・IPv6の漏えい対策、厳格なノーログポリシー(VPN企業にサイトの閲覧履歴やファイルのダウンロード履歴を記録されるのを防ぐもの)などがあります。また、ExpressVPNやNordVPNなどのVPNは、独立監査を受けてノーログポリシーを守っていることを裏付けており、Private Internet AccessやCyberGhost VPNはユーザーデータを保存・共有していないことを証明するために透明性レポートを発行しています。
さらに、大半の高品質VPNはRAMのみで稼働するサーバー(ハードドライブにデータは一切保存されません)、前方秘匿性(暗号鍵を変更し、過去・未来の暗号鍵のハッキングを防ぐ機能)などの高度なセキュリティ機能があり、マルウェアブロッカーやスプリットトンネリングなどの追加機能も備わっています。
VPNのコストはどれくらいですか?
どのプランを選ぶかによりますが、VPNのサブスクリプションは安いもので月額300円、高いもので月額2,250円となっています。一般的に月額料金が一番安いのは長期プランで(1、2、3年プラン)、月払いプランは高めの価格設定となっています。
例えば、Private Internet Accessは業界でもかなり安いほうです。月払いだとやや高いものの(ほかの上位VPNと同レベルですが)、長期オファーは$2.19 / 月と非常に手頃です。ExpressVPNは$4.99 / 月~で平均より高めですが、コスパ抜群で、長期オファーは通常数か月分が無料で含まれます。業界最安のVPNをお探しの方はこちらのおすすめVPNをご覧ください。
有料VPNを購入する価値はありますか?
はい、一流VPNはセキュリティとプライバシーに優れており、価格もリーズナブルなので購入する価値は間違いなくあります。2025年におすすめのVPNはExpressVPNとPrivate Internet Accessです。どちらも安全かつ高速で、Netflixなどすべての主要ストリーミングサービスが利用でき、トレントも可能で、インターネットに繋がるほとんどのデバイス用の使いやすいアプリが用意されているほか、妥当な価格です。
無料VPNを入手することもできますが、おすすめしません。ほとんどの場合、無料VPNプランは1日または1か月当たりのデータ通信量の上限があり、通信速度も制限されています。さらに、一部のサーバーまたは国しか利用できず、広告が表示されたり、広告目的でオンラインデータ(閲覧したサイトや購入履歴など)が第三者に売り渡されたりすることもあります。
VPNがきちんと動作しているか確認する方法は?
VPNが動作しているか確認するには、ipleak.netなどのIPアドレスチェッカーなどのオンラインツールを使いましょう。IPアドレス確認ツールに表示されるIPアドレスの位置情報が実際の現在地と違えば、VPNが正常に動作していることが分かります。また、モバイルアプリやデスクトップアプリでVPNのステータスを確認することもできます。「接続されています」などと表示されていることを確かめましょう。
本記事に掲載されているVPNは、データを漏えいしないことが検証で確認されています。各社VPNのサーバーを10台以上試した結果、データ漏えいは一切検出されませんでした。すべて正常に動作するということです。
VPNを安く買う方法は?
VPNを安く買うには、短期プランではなく長期オファーを選びましょう。通常、VPNの年間オファーは大幅割引が適用されるため、月間サブスクリプションより月額料金が安くなります。例えばExpressVPNの2年オファーは3か月分が無料で含まれます。
キャンペーン情報をチェックしたりクーポンコードを利用したりするとVPNサービスがお得になりますから、お見逃しなく。VPNの割引を簡単に見つけるには、こちらのページをお気に入りに登録して、定期的にチェックしましょう。
VPNを使うとネット上で匿名になれますか?
VPNは個人情報のプライバシーを保護し、データの安全を確保するものですが、100%匿名になれるわけではありません。VPNに接続するとネット通信が暗号化され、IPアドレスが変更されるため、他人にオンラインアクティビティと位置情報を追跡されにくくなります。しかし、VPNを使ってもサイト側によるデータ収集を完全に防ぐことはできません。例えば、SNS上で明かした個人データの収集を阻止することはできません。
VPNを使うと通信速度は速くなりますか?
速くなることは時々あります。VPNで必ず速度を改善できるわけではなく、VPNを使うと通信速度が低下することが多いです。暗号化に時間がかかりますし、データはVPNサーバーを経由して最終目的地に送信されるため、移動距離が長くなるからです。
しかし、動画の視聴やゲームなど、大量のデータを送受信するアクティビティをした際にプロバイダが通信制限をかける場合、VPNに接続すると速度が改善します。
おすすめの一流VPNは通信速度にほとんど影響しません。それどころか、非常に高速なのでVPNに接続したことを忘れるほどです。検証ではExpressVPNが最速でした。