Kasperskyのエキスパートレビュー：まとめ
KasperskyのTotal Securityは、インターネット セキュリティとアンチウイルスの両方の機能を備えたプレミアム コンシューマーアンチウィルスとインターネット セキュリティ製品です。このソフトウェアは効果的な検出と除去プロセスで、5つの独立した検査研究所からトップの評価を獲得しています。しかし、1つのツールが本当にすべてを行うことはできるでしょうか。KasperskyのTotal Securityは不適切なインターネットへのアクセスを阻止したり、マルウェアやランサムウェアの脅威をリアルタイムで検出できると主張していますが、それが言葉通りかどうかを見てみましょう。
セキュリティ
Kasperskyのアンチウィルスエンジンがこの製品の核心です。AV-Comparativesなどの主要研究所から業界で最も優れたレビューを受けています。AV-Comparativesのスマホ特有のテストでも、AndroidとiOSの保護の保護性が検証されました。実際に、Kasperskyの製品は、MRG Effitasオンライン バンキング/ブラウザ セキュリティテストでレベル1の証明書を取得し、そのランサムウェアと金融マルウェア対策機能が100％有効であることが証明されました。
Kasperskyのアンチウィルスとマルウェア保護システムの中心的な部分は、世界中で6000万人を超える使用者を抱えるKaspersky Security Network（KSN）です。KSNは、使用者のマシンにフラグを立てた不審なコードを、サイバー セキュリティの研究者が世界中のサイバーセキュリティの脅威の状況を監視および分析しているグローバル監視センターに送信することにより、使用者に新興サイバー脅威に対するの早期警告システムを提供します。オンライン アクセス スキャンからウェブおよびメールのアンチウィルス、侵入検知システムまで、プログラムのあらゆる部分からKSNは脅威の可能性の手がかりを受け取ります。
さらに、ネットワークを介して同社が受け取る情報はすぐに製品チームに送られ、使用者に更新情報が送信されます。 Kasperskyは、ネットワークからの高水準のデータをオンラインで提供し、いつでもどの国で最高レベルのサイバー セキュリティの脅威が発生しているかを確認することができます。
KSNはトラフィックのオーバーヘッドを抑えたままで、使用者に新興の脅威からの即時の保護を提供することを約束します。Kaspersky はまた、この追加の保護層をオンまたはオフに切り替えることを非常に簡単にしました。多くの開発者は、使用者がシステムの不可欠な部分を無効にすることを許可していません（私は可能な限り多くの設定をカスタマイズすることができるのを好みます）。
機能
細かいスキャンのオプション
Total Securityは、使用者のニーズに適応したスキャンのオプションを構成する際の権利を使用者に渡します。もちろん、脅威についてシステム全体をチェックするフルスキャンがありますが、私は特に、スキャンするために好きなファイル、フォルダ、プログラムのいずれかといったシステムの一部だけを対象にする「選択スキャン」が気に入りました。接続された外部のメディアと仮想ドライブをチェックする外部デバイス スキャン、およびスケジューリング機能もあります。「毎日、毎週日、毎週末、毎週、毎月」よりも具体的なオプションがあればもっと良いのですが、スキャンする機能をスケジュールすることは、システムが常に安全であることを確認するのに最適な方法です。
安全なお金
Kaspersky Total Securityは仮想キーボードを含みます。仮想キーボードはテキスト入力時に実際のキーストロークを生成しない、人工的なキーボードを画面に表示します。これは、手動でパスワードとクレジットカードの詳細をオンラインで入力する人達にとっては、特に重要です（ほぼ全員だと思います）。仮想キーボードがないと、すべてのキーストロークを記録して送信するキーロガー プログラムでハッカーが認証情報を入手する可能性があります。もちろん、この機能を手動で有効にする必要があるため、使用者が忘れる可能性が高いです。Kasperskyはこれに対して2つのレベルの保護を提供します。まず、オンライン バンキングのログインのデータベースを維持しています。ウェブサイトにアクセスしようとしたがそのサイトがSafe Moneyのリストに追加されていない場合は、ログインに仮想キーボードを使用することを勧められます。次に、保護されたブラウザで強制的に開くように、URLのリストを手動で入力できます。
データ保護：ファイルシュレッダーと暗号化
Kaspersky Total Securityには、標準的なアンチウィルスおよびインターネットセキュリティ機能を超える、非常に多様な追加ツールが付属しています。実際、最初に使用する方は主なダッシュボードの「More Tools（追加のツール）」アイコンをクリックしてすべてを見るように勧められます。データ保護には、File Shredderと Data Encryptionのユーティリティがあります。削除キーを押してごみ箱を空にするだけでは、個人データや古いファイルを完全に消すのに不十分です。現代のデータ復旧ツールやフォレンジック ツールは、専門教育を受けていない人でもそのような情報を比較的簡単に回復することができます。 リスクを冒さないでください（特に中古市場でデバイスを販売する場合）。
専用ファイル シュレッディング ツールを組み込むことは、古いデータが完全にコンピュータから削除されたことを確認する唯一の信頼できる方法で、非常に優れています。使用者は個々のファイルとディレクトリの両方を選択し、6つの異なるデータ削除方法から選択できます。プロセスは時間がかかることがあるため（たとえば、Bruce Schneider Algorithmでサポートされている数値とゼロを7回上書きすることを含む）、安全性は低くなりますが、プロセスの迅速化のための「素早い削除」方法もあります。
これらの2つのユーティリティに加えて、 Total Securityには、「活動の跡を消す」ことを約束するPrivacy Cleanerが含まれています。これは、簡単なこと（Chromeのキャッシュと閲覧履歴の両方）を特定するのに成功しましたが、少し深く掘り下げるとPrefetchのキャッシュとWindowsログ ファイルをクリアするよう促しました。
ペアレンタル コントロールとネットワークの監視
家族の閲覧の習慣を心配される方にはKaspersky Total Securityは非常に優れており、統合されたペアレンタル コントロール プラットフォームを提供し、テストしたその機能を専門とするツールより優れていると思います。
使用者には分野別にアクセスを制限し、ホワイトリストとブラックリスト、または許可されたURLと禁止されたURLを設定する通常の能力があります。しかしより感心したのは、ペアレンタル コントロール機能が、管理者がソフトウェアが設置されているすべてのデバイスに設定を適用できる、My Kaspersky（同社のオンライン管理コンソール）と統合されていることです。管理者は個々のMicrosoft Windowsアカウントに、異なるペアレンタル コントロール設定を適用することもできます。
分野とリストベースの阻止に加えて、使用者はマシンにアクセスできる時に高度に構成可能な制限を設定することもできます。私はいくつかの他の製品のアクセス期間ブロックも使用したことがありますが、特に休憩時間と最大使用時間を実行する能力を含むその他の利用可能な設定に関心しました。
ペアレンタル コントロールには他にも便利な機能が追加されています。1つは、Windows Live に登録された生年月日に基づいてゲームアプリの起動をブロックする機能です。また、管理者は、オンラインのどこにでも定義されたキーワードの使用について通知することを選択できます（これは、使用者が家族の個人的情報の詳細を共有できないようにするのに役立ちます）。最後に、ペアレンタル コントロールパネルは、オンラインに費やした合計時間、検出された禁止されたキーワードの総数、および阻止されたウェブリソースの総数の指標に関する完全なレポートが表示されます。
使用者がより詳細に見る必要があると感じる場合、Kasperskyには送受信されたすべてのトラフィック、発信元のIPアドレス、さらにポートとプロトコルを表示する内蔵ネットワーク アクティビティ監視ツールが含まれています。正直なところ、これは専門家レベルのツールで、これがプログラムの高度なツール領域に隠されていることにわずかながら感心しました。
バックアップと復元ユーティリティ
意図しないデータの消失を避けることは、実行中のOSに関係なく最も重要な機能の1つです。Kasperskyの内蔵のバックアップと復元のユーティリティをテストし、それが有能なツールということが判明しました。バックアップを作成する際、使用者はいくつかの便利なあらかじめ決められたオプション（My Documentsとthe Desktop）から選択するか、バックアップするファイルとフォルダを個別に強調表示することができます。バックアップ先のリモート デバイスを選択するときは、AWS S3などの企業レベルのツールはありませんが、メニュー オプションを使用するとFTPで、Dropbox、またはネットワーク ドライブにバックアップを構成することができます。ほとんどの使用者はリモート バックアップを選択することをお勧めしますが、使用者のローカル マシン上の別のパーティションにバックアップすることもできます。同時に、Kaspersky以外のバックアップから復元すると、同じ簡単なインターフェイスを使用して古いファイルを取得します。
復元画像がバックアップ選択画面のほぼ鏡像なのが気に入りました。 Kaspersky以外の場所からバックアップを取得して、プログラムを使用して復元したい方は、同じ簡単なインターフェイスを使用して古いファイルを取得できます。要するに、バックアップと復元のツールは製品の主な機能セットに非常に有益な追加です。
使いやすさ
Total Securityの設置は非常に簡単です。私は従来のやり方を選択しました。インストーラをオンラインでダウンロードし、ユーザー アクセス コントロール（UAC）でファイルを承認し、プログラムが定義をダウンロードするようにしました。ローカルネットワーク上の他のコンピュータにプログラムを設置する管理などのコマンド プロンプトからプログラムを設置する必要がある方にも、Kasperskyはこのオプションを提供しています（すべてがスムーズに稼動していることを確認するための詳細なドキュメントが含まれています）。
ユーザー インターフェイスはすっきりとして良いデザインです。スケジュールされたスキャン検索と自動更新を設定することで、脅威が検出されない限りプログラムを自動操縦で実行させることができます。「その他のツール」をクリックして、多くのより高度な（しかし貴重な）機能エリアがあるメニューをナビゲートすることを強くお勧めします。Kasperskyは貴重なプライバシーとレポート機能を真の意味でトップレベルのプラットフォームに集めています。
サポート
事態がうまくいかない時はどうでしょうか。Kasperskyはオンライン知識ベースに非常に包括的なドキュメントをまとめました。トピックのリストはかなり広範囲にわたり、まれな問題（例えば WiFiの脆弱性の通知を有効にする方法）から、セットアップや設置などのより一般的な問題まで網羅します。
同社はチャットや電話によるサポートも軽視していません。
サポートスタッフも非常に有能です。私はSharmaineにかなり難しい質問をしましたが（SSHでバックアップを設定することが可能かどうか）、彼女はすぐに正しいリソースに導いてくれました。
価格
確かにTotal Securityは、Kasperskyのホーム保護オプションの中で最も高価です。しかし、Internet Securityよりわずかに高価なだけで優れた価値のあるものです。Total Securityに含まれているユーティリティ（そしてそれらのソリューションの個別の費用）を考えれば、ツールの半分しか使用しなくてもパッケージ全体は優れた価格と言えます。
製品を評価するための30日間試用があり、保護するデバイスの数（1〜3）と期間（1〜2年）に応じてソリューションが階層化されています。
